最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・
そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・
というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・
・・・2021年4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分
・・・2022年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分 6月分
・・・・・・・7月分 8月分 9月分 10月分 11月分 12月分
・・・2023年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分 6月分
・・・・・・・7月分 8月分 9月分 10月分 1Ⅰ月分 12月分
・・・2024年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分 6月分
・・・・・・・7月分 8月分 9月分 10月分 1Ⅰ月分 12月分 はこちら
2024.10.5. 指数関数的の説明
①前回の⑤で情報処理が指数関数的に増加すると述べたが、感覚的に説明する方法を考えてみた。
②A・B2つの項目を比較するなら、関係性はひとつ。A・B・C3つの項目なら比較するのはA・B、B・C、C・Aの3項目。これが4つになると6項目。・・・100個の項目にひとつ増やすと100個の関係性が生れる。40人のクラスに新入生が1人加わると40の友人関係が増加する。学級担任をしていると、30人クラスと40人クラスで仕事量が「爆増」する理由でもある。
③AIが多くの情報の「関連性」を分析するのが仕事なら、たくさんの資料を分析できた方が有利だし、そのためにはそれだけのエネルギーが必要になる。競争力が国の安全保障を担保するなら・・・。AIの進化を制御しようとしても、それが国力につながるなら、どの国も従わない。
④一方で、ネットなどで検索機能を使うと、AIを使用している状況が感じられる。今まではデータの蓄積の中から「適合するもの」を探すだけであったが、「関係するもの」を検索するとなると・・・。
⑤AIの基本的な構造を私は知らないので、詳細は結論できないが、電力消費が想像を超えて増えていることが報道されている。ここ1年間の状況を見ていると、来年の夏あたりに「なにかありそう」。乗り切っても、次の冬当りが・・・。指数関数の動きは「待ったなし」。止められない。
2024.10.2.. とどめ
①私が大学に入った1970年は、大学は70年安保に荒れていた。60年安保は学生の真摯な想いがあって、高校生ながら支持していたが連合赤軍のような過激派が問題になって、浅間山荘事件もこの時。三島由紀夫や川端康成の自死も。世紀末が近づいて、陰謀論の「はしり」など、世相は混乱していた。
②MIT(マサチューセッツ大学)の「成長の限界」が出版されたのも、この時期であった。スイスのローマクラブが出資して、人口と資源の問題を予測したレポートであった。いまから思えば当時のコンピュータの性能は「開発途上」であり、温暖化の問題も扱われず、環境や希少資源も問題化されていなかった。それでも国連のウ・タント事務総長は重大な課題として世界に呼び掛けた。私も数学からのアプローチを目指して、夢を抱いた記憶がある。
③人類の滅亡などという奇想天外の想いは無いが、地球規模での「事件」がどのようにして起こりうるか、私のライフワークのような課題となった。当時は蓄電池の問題で「電気自動車」などは夢のまた夢の時代であった。原子力発電が期待され、太陽光発電はともかく、風力や地熱発電は話題にもならなかった。人類の将来について、人口爆発、石油資源、エネルギーなどが話題になっていた。
④最近は温暖化が「焦眉の急」になっているが、「とどめ」を刺すのは何だろうと思っていたら、「本当に危険な事態」に気づいた。それは「AI」。それもAIが社会に及ぼす影響ではなくて、「電力消費」だと気づいた。少し検討してみる必要がありそうだ。
⑤まず、AIの本質は「情報と情報の融合」である。多くの情報を有機的?に結び付けることによって、人間の頭脳では及びもつかない大量の情報を処理することが出来る。その量の拡大の様相は私の言う「指数関数的拡大」にならざるを得ない。そのための消費電力も、当然拡大する。
⑥そのため量子コンピュータなどの技術が研究されてはいるが、指数関数には勝てない。AIの活用を世界的に管理しようという動きもあるが、国家間の競争になれば、そんなことは言っていられない。どんな問題が起こるか「未知の世界」に突入している。
⑦私としては、来年の夏の電力供給を心配している。
2024.9.27. 「大空港」
①先日の新幹線で車両の連結装置が外れた事故で、車両制作時の「削りくず」が原因ではないか、ということが挙げられている。むかし、「大空港」というタイトルだったと思うが、航空事故の原因を扱った映画で印象に残っている事案と関連するので紹介しておく。
②航空事故で数百人の乗客が亡くなった。双発の旅客機が離陸直後に墜落した。片方のエンジンに鳥が吸い込まれたバードストライクであった。しかし「反対側のエンジンで退避措置がとれるはずだ」ということで、パイロットの責任が問われた。現場検証で、そのエンジンが止まっていたことが判明した。なぜ「止めたのか」。
③パイロットの親友が、友人の名誉を守るために事故原因の究明に当たった。しかし、原因はわからない。現場の再現を試みる。乗客の体重に合わせた砂袋を積み、パイロット2人と乗客乗務員1人で行うことになった・・・。ところが、離陸直後にバードストライクを模して、片方のエンジンを切った。激しい衝撃ののち、突然、反対側のエンジンも止まった。事故の再現。最初に止めたエンジンを再稼動して事無きを得た。
④原因は、離陸寸前に乗務員がパイロットのために持ってきたコーヒー。衝撃でコーヒーカップが倒れて、電気回線がショートしたため。
⑤コンピュータのプログラミングに携わっていた経験から、どんなに注意深く点検しても「プログラムミス」は避けられない。安全性を強調したら、誤りである。原子炉や活断層の論議においても、科学者である以上、100%の安全(絶対)は保障できない。実行は「政治的判断」しかない。私はそのことに反対はしない。世の中は動かさなければならないから。
⑥しかし、AIの時代になり、仕組みが複雑になり、影響が拡大する現代において、「事故に対する準備」をおろそかにしてはならない。最も心配なのはサイバー攻撃。攻撃の影響そのものではなく、周辺のプログラミングエラーを誘導して暴走すること。すべてのコンピュータシステムに暴走の可能性がある。ミサイルのボタンが「オン」になる可能性もある。
⑦コーヒーがこぼれないようにするしかない。
2024.9.24. 防災対応
①石川の豪雨災害について、折しも総裁選挙中の自民党の9氏が、それぞれの考え方を披歴していた。教員であった私の採点では誰一人として合格点は得られない。そこに現代の日本が内包する政治の問題点があると思われるので・・・。
②どの候補の発言も、「気の利いた高校生なら思いつく」程度の内容で、本当に政治に携わる自負があれば、日頃考えている内容を発言すればいいので、「何も考えていなかった」ことの証明のようでもある。
③曰く、「国土強靭化」「インフラの整備」「首都機能の分散」「迅速・早急・最優先」・・・挙句の果ては「地震保険の強制加入」などの発言があった。「地震保険」というなら、我々は保険料として税金を(強制的に)払っているし、保険会社は国である、保証金の支払いは国による復興だろう。そんな思いには一顧だにせず「強制加入」を打ち出し、民間に丸投げする姿勢は「さすがこの人」と頷いてしまった。
④「国土・国民を守る」というのは防衛予算をとるための言葉であって、本当に「国土を強靭化して」「国民の命を守る」気持ちがあるなら、第一にやらなければならないことがあるし、それを日夜考えるのが「政治」ではないだろうか。
⑤石破さんが公約の一つとしている「防災省」はどの程度考えているかは不明だが、自衛隊を防災省に改名すれば良いだけではないか。そうすれば憲法改正など不要になる。世界平和にも貢献できる。戦禍に荒れた国の復興に防災部隊を派遣すれば、世界中が喜ぶ。もし、日本が攻められたときはある意味、最大の防災だから中心となって対応すればよい。
⑥私の自論「サンダーバード」(2022.1.18.)も、「もしあったら」と思えて仕方ない。
2024.9.21. 郵趣について
①昨日ポーランド切手の収集について書いた後、日本ではなじみのない「郵趣」について触れてみたくなった。子供の「切手集め」という感覚が日本では一般的で、大人になって「切手収集」というと、話が進まないことが多い。
②ある人曰く、「ヨーロッパでは家族の交際が主流で、そこで話題になるのが諸外国の切手なのだ」という。大人もこどもも異国の切手を囲んで話に花が咲く、という。集め方にもいろいろあって、①自国の切手②世界中の切手③テーマに沿った切手、などがある。①の自国の切手はともかく、世界中で今も発行されている切手は、事実上「完収」は難しい。③は、例えば「鳥」を描いた切手など興味関心に沿って集める方法で、「トピカル部門」と呼ばれている。飛行機とか国連とか環境など、その人の個性が発揮されて昨今、盛んになってきている。
③その中で、「郵便史」を追求することもある。私が専門としているポーランドなど、建国以来、周囲の列強に囲まれて安定した国境線が定まったのは最近のこと。ウクライナの現状を考えれば、現代も侵略の脅威が絶えない。侵略した土地に郵便局を設置し、郵便事業を実施することが「主権の存在」をアピールすることになり、戦後の国境線の画定に際して強力な証拠となることから、ヨーロッパでは人気のあるテーマである。
④余談だが、ポーランドがナチスに占領されたとき、「船舶上の郵便局は主権がポーランドにある」ことから「亡命政府」として切手を発行し、郵便の送達業務を続けた例がある。野戦局や捕虜収容所などもある。宇宙ステーションから、月からの郵便なども話題になる。日本でも戦時中の海外局のみならず、南極基地内郵便局や船内郵便局、戦時中の板東収容所などの例がある。
⑤私の専門は、第1次大戦後のシレジア地方である。国境線を画定するために住民投票を行うことになったのだが、その準備期間に通用する切手が発行された。3対7くらいの面積比でポーランド・ドイツに帰属したその経過が如実に伝わってくる。ちなみに同時期に住民投票を行ったマリエンヴェルダーの調停に当たった国のひとつが日本で、切手に日の丸が描かれていることで有名である。
⑥話が尽きないところが切手趣味の魅力で、一生楽しめている。
2024.9.20. 生きていること
①ミッドライフ・クライシスというテレビ番組を、聞くとはなしに聞いていた。40代50代の人たちが「自分の生きている意味」について「思い悩んでいる」そうだ。定年退職後に目的を失って、「鬱」になる人が多いとも聞いていたし、「なにか趣味を」とか、「稽古事」などの集まりに誘われることもある。
②高校時代、医者から「勉強するな」「運動するな」「思い悩むな」といわれながら3年間を過ごした。そのおかげで、健康を取り戻した時「思い悩む」ということが無い生活が身についていて、以降、ストレスを感じたことがない。しかしそれは「順風満帆」ということではない。専攻の数学は孤独な世界だし、登山も単独行が基本だった。書物の世界も生身の人間相手というわけにはいかない。宗教の世界も・・・、なにか違う。
③「生きること」って何だろう。などと20代の頃に問い詰めていると、「生きていることの価値」に思いついた。変な言い方だが「生きているだけで精いっぱい」もしくは「生きていくことが命がけ」という人から見れば、生きているだけで十分な「価値」がある。それ以上は「おまけ」。・・・生(命)ありて嬉し。
④最近、1818年ごろのポーランド切手を調べている。クラクフの郵便を見ると、ロシア・オーストリア・プロシャの3国を飛び回っている。当時、ポーランドはこの3国に分割統治されていた時期だ。しかしよく考えると、これらの郵便物や切手が、なぜ現代の日本の私の手元にあるのだろうか。当時の人たちの手から手へ渡って今がある。おそらく100年後も、誰かがこの切手を見ているだろう。その過程に私が立ち会っている。それだけで「生きていること」の意味があるのではないか。
⑤このサイトに、思いつくまま、なにやかやと書いているが。どうも数人のファンが出来ているようだ。あと10年くらいは続けるつもりだが、誰かの記憶には残るのだろう。でも、その人もいずれ・・・。手塚治虫の「火の鳥」の世界に入っていく。(病気の時「火の鳥」を読んでいた後遺症)
2024.9.15. 勝負事
①私が子供の頃、ジャイアンツが9連覇した。ともかく強かった。ジャイアンツが何点差で負けていても、観客は帰らなかった。TVは巨人戦を中継していれば十分であった。そんな中でパリーグに西武ライオンズが登場し、破竹の勢いがあった。大鵬は「負けたことがニュース」になった。
②そんな中、ドラフト制度で「より面白い戦い」が期待できるように、戦力の均等を目指した。TVも「公平」に様々な試合を放送した。すそ野は広まったが、いまひとつ面白くない。
③最近の様子を見ていると、むかしに近づいているように思える。大谷翔平の活躍もあるが、藤井聡太、阿部兄妹、大の里などの「スター」が育っている。サッカーやバスケットなどのチームプレーも日本に止まっていないで海外でスターになる傾向にある。
④今年のオリンピックを見ていて、若年層の活躍が目覚ましいものがあったが、同時に「競技の新しさ」も感じた。新しい競技はルールも採点方法も成長段階にあり、まだまだこれから・・・という面がある。未熟という意味ではなく、競技が洗練されていった時の「美しさ」が楽しみになる。(野球は当初「フォアボールは4ではなく10くらいだったと聞く。1964年のオリンピックでは「ウルトラC」が流行語になったが、現在はG・H・Iまであるそうだ)
⑤パラリンピックの「ボッチャ」など、原点に戻った感があって、発展が楽しみである。
⑥ひところ、競争することを嫌う傾向があって、運動会でも順位を強調しない取り組みがあったが、少し考え直す時代になっているのではないか。「成果を称賛する」ような、人類の新しい進化の形が問われる。力ずくで勝負を決める、戦争のような姿勢から脱却することが重要。
2024.9.11. 党議拘束
①自民党の総裁選挙を見ていて思うのだが、「党議拘束」を考え直す時期ではないかと思う。
②例えば健康保険証の廃止に関しても方向性の合意が成り立っていないことがあからさまになった。憲法改正に至っては根拠がてんでんばらばらで、合意された改憲草案がまとめられている気配がない。
③閣議決定で多くの政策が実行されているが、総理の意向が前面に出て「忖度」以上の「遠慮」で推し進められている傾向がある。法案として国会に出すときも、必ずしも自民党の「総意」ではないにもかかわらず自民党票が決定権を持つ。
④そもそも国会議員は国民の投票によって選ばれているのだから、個人の判断で採決に加わるべきで党派に同調するのは投票した国民を裏切る行為だとおもう。表現は悪いが「タレント議員」や「泡沫候補」が比例代表で当選し、党の判断で国会議員票を投じている。
⑤アメリカなど、2大政党制を敷いていながら逆の立場に賛成票を投じる例が多い。国会議員一人ひとりの判断が求められているし、個人判断する「義務」を果たしているように思う。
⑥まだまだ検討する必要があると思うので、今日はここまで。
2024.9.10. 富士山
①富士山が閉山したニュースを聞いていたら、「どんな山」という素朴な質問があった。「登って楽しい山ではないけれど、山好きなら一度は・・・」と答えておいた。
②本州の山を登っていると、遠くに富士山が見える。「日本一高い山」に見える。貫禄が違う。一方、富士山の頂上に立つと、周辺の山々が眼下に望まれる。
当たり前のことのようだが、二番手三番手の山に登ってもそのような「圧倒的な感覚」は無い。そういう意味で「登ってみる価値」は争えない。
③しかし、五合目の森林限界から先は火山岩・火山灰の急坂であり、遮るものはなにも無い。雨宿りも岩陰で風をしのぐこともできない。そのような登山路で、例えば東京近郊の高尾山の3~4倍の高さを一日で上り下りしなければならない。弾丸登山をしたいなら高尾山を3回、1日で往復してみるくらいの体力と経験が必要。それだけの時間を(平地でも)歩き続けた経験のある人は少ないはず。
④さらに、遮るものが無い急斜面は真夏の日差しの中、特に南斜面の富士宮口からの登山は後ろからの直射を浴びる。陽射しだけでも5時間近く同じ状況が続く。その中、温度変化は30度から10度まで急激に変化する。強風が吹けば体感温度はさらに10度は下がる。雨が伴えば、低体温症になってもおかしくない。山の雨は下から吹き付ける。普通の雨具はまったく役に立たない。
⑤富士山は「登山」のための施設が十分でなく、自然遺産の認定を得られず、「文化遺産」として世界遺産に登録されているように、登山の対象としては不合格なのである。そのことを自覚して取り組むべき山なのである。
⑥ついでに言うと、サンダル履きはともかく、5合目での半袖半ズボンは「最適な服装」と思う。気温や風の状況で、素早く装備を整えることが出来れば、だが。それでも日焼けはこわい。山で日焼けに苦しんだ経験のある人は少ないと思う。
⑦以上、自分の失敗に基づくアドヴァイスで、失敗を重ねながら成長していくものなのだが、「命あってのものだね」です。
2024.9.9. 解雇規約?
①「解雇規約」という言葉が正しいか不明ですが、初めて聞いたので・・・。要するに企業が社員を解雇しやすくしては、という。言った本人が「さもありなん」というお二人だったので、この人が総理になったらと思うと、ぞっとする。
②解雇しやすくすれば、雇用者は人材を得やすくなるし、転職希望者はよりよい職場を選びやすくなる。もっともだと思う人はどれくらいいるだろうか。私などは「才能にあふれた人達」はいいな!!とやっかみ半分の気持ちになる。だれもが幸せになるのが政治家の役割・仕事。だったら、今の仕事が合わず苦労している人や給料が低くて生活に困っている「弱い立場の人たち」の事を考えて欲しい。子供が小さいのに親が解雇されたら、大学進学にお金がかかるのに・・・。
③私は「強者の論理」という言葉を使う。私のような「才能の無い庶民」は解雇されると、路頭に迷いかねない。結婚して子供がいたら、「職にしがみつく」ことになる。転職などもってのほか。私が反対している「10.23通達」の殺し文句は「処分」。生活を考えれば反対など出来ない。
④数十年前、小泉さんが「自分に合った職業を選ぶことができる」ようなことを言って、転職しやすい環境(終身雇用から非正規雇用へ)を作った。実際にいろいろな職業を転々とした人たちが現在40・50代になっている。非正規雇用のため身分が安定しないし、若者と職を争えば負けて安い給料に甘んじなければならない。結婚や子育てどころではない。少子化を言うなら「安心して生活できる」環境こそ必要。
⑤親の七光りで、安定した身分・職業が保障されている人に「職業選択の自由」を言われたくない。就職するだけでも大変、選んでいる場合ではない。
2024.9.2. 憲法改正
①自民党の総裁選挙で憲法改正が話題に上っている。さすが自民党、転んでもただでは起きぬ、なのでしょうか。
②8月21・23日にも書いたが、選挙の話題に何を取り上げても自民党の「内輪」ではマイナス要素。裏金・派閥・献金・・・何を言っても反発が出る。議員票は下がる一方。石破さんも河野さんも最初は威勢の良いことを言っていたが、徐々にトーンが落ちてきた。
③その点「憲法改正」などは誰がやっても同じ結果になるので、表明している人は多いが「通り一遍」の事しか言っていない。たとえ当選しても、憲法審査会に丸投げするのだろうし、総理が口出しする内容ではない。いや、口出ししてはいけない。
④それなのに、やるぞやるぞと雰囲気だけを盛り上げて、「9条をそのままに自衛隊を明記」とか「非常事態条項」だとかを隠れ蓑に、「天皇を元首とする」「軍隊の保持」など考えている。そもそも原案もしくは草案を提示しないで、発表したらごり押しで通過させる、いつものやり方を考えているのだろう。
⑤私の「そのうちに」でも自民党草案のいい加減さを指摘しているが、先が思いやられる。論点の無い総裁選挙のカモフラージュに使われてはしかたない。
⑥そもそも、こんなことをしていては3分の2どころか、過半数も割るだろう。無責任な野党と連立を組んで3分の2をとるようだと、日本もオシマイ。