ポーランド軍事総督府

第一次世界大戦が始まると
プロシャとオーストリアは、旧ロシア領ポーランドに侵攻しました
ポーランド郵趣 12号176頁
ポーランド郵趣 26号397頁
を参照してください
第一次世界大戦終了時には、新生ポーランドに併合されます

1914年

OLKUSZ   MIECHOW   WOLEROM  からの侵攻です
(下の地図・左下の KRAKOW の北部です)

1914.9.6.  MIECHOW 局 受付 (FDC)
GRODEK JAGIELLONSKI 宛 9.9.着印

1914.9.8. WOLEROM局 受付
KRAKOW 宛 9.10着

これらの局は9月中旬にはロシア軍の反撃に会い撤退
1915年3月から再攻勢しました

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1915年~

1916.11.22. ZAMOSC 局受付

 

1917.3.22. OLKUSZ 局受付
SLAWKOW IN POLEN 局経由?
KATOWITZ 宛

 

1915.10.29. PIOTRKO 局引受
WARSZAWA 宛

一般的な「軍事郵便」

1917.4.17. 「180」局引受
BERLIN 宛
(局名なし)

一般に軍事郵便は秘密保持のため 発信局名を表示しませんが
オーストリアでは局名表示のある軍事用消印も利用しました
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終戦・ポーランド独立後 消印上部の「軍事」の表記を削り
局名を残した 「削り印」 が暫定的に使われることとなりました

「削り印」の例

局名リストは
ポーランド郵趣 12号 176頁 にあります
分かり易いものを 例示します

ILZA KIELCE MIECHOW
SANDOMIERZ SLAWKOW POL WIERZBNIK

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