新型コロナウイルス(感染防止策)

 

感染防止策 (2020年9月25日)追記あり

感染拡大を収めるためにはどのように行動すればよいのか。

(A)接触感染
2020年1月ころ、バスの運転手さんとバスガイドさんが感染した時、なぜなのか、考えた。
バスの乗り降りの際、ほとんどの人が、手すりの同じ部分を握るのではないか。それも、数秒以内の時間差で、である。屋形船では、並んで順番待ちをしていたであろう、トイレ。クルーズ船の場合は、トング。配慮すべきは、「同一部分をわずかの時間差で触れる」ではないだろうか。そうでない接触感染の具体例をなかなか思いつかない。とすれば、感染対策は、より緩和される。
(注記)手についただけでは、感染しない。目・鼻・口に触る前に手を消毒すれば安全。
(追記)都営地下鉄のクラスター分析だが、歯磨き中に頻繁に蛇口の開閉をし、その間、指が口の周辺に触れる可能性を考えると、「節水」の習慣が裏目に出たと考えられる。(2021.1.17)
(2/8 NHK)蛇口クラスターというそうです。犯人は歯磨きの際のエアロゾルと蛇口でした。
(追記)最近の報告では、感染経路で接触感染は10000分の5とか。上記のような注意を払えば、ほとんど無いと言っていいようです。(2021.2.6)
(B)飛沫感染
スーパーコンピュータ「富岳」のシミュレーションが印象的であるが、こだわりすぎてはいないだろうか。カラオケのように、狭い空間で大きな声で歌う場合、口から出ていく呼気の量も速度も、「富岳」の予想が適合するように思う。しかし、会食の場合の実際を想定すると、4人掛けのテーブルに4人が向き合って座った場合、向かい合う2人の間隔は、40~50㎝。これが「避けるべき状況」ではないかと思う。推論するに、正面50㎝以内に人がいなくて、静かに話していれば、問題ないような気がする。映画館で静かに前を向いて鑑賞するのは、安全ではないか。スポーツ観戦やライブは、少し工夫が必要と思われるが、そういう観点で考えれば工夫の余地があると思う。
(追記)静かに会話しているときのシミュレーションをして頂けませんか?(2021.2.6.)
(C)マスク
いろいろな情報を総合すると、感染者がマスクをする必要性は当然ながら、非感染者がマスクする意味はない。しかし、インフルエンザや花粉症の予防のために、日本では早い時期から多くの人がマスクをしていたことが、功を奏した、という感想である。発症以前にも感染の可能性があることがこのコロナの厄介なところであることを考えれば、これが、村中教授のいう「ファクターX」かもしれない。ただ、そのことを考慮に入れて、広いスペースが確保できる環境では、マスクを外すことも必要である。どれくらいのスペースがあれば安全か、という意識を育てれば、逆に危険なスペースを理解できて、やみくもに「マスクせよ」というトラブルも避けることができ、より、社会的な安全が生まれると思う。
(D)ステイホーム
実行不可能?な提案ですが、1週間くらいの準備期間をおいて、10日~2週間の完全ロックダウンを行い、すべての店舗を閉鎖し、警察・消防・医療関係以外の外出を禁止すれば、ほぼ完全なウイルスの撲滅が出来ます。感染者は発症もしくは回復するでしょうし、家族以外に感染することを防げば、それ以降の対策は簡単です。少数の不届き者がいたとしても、クラスター対策で十分でしょう。
(追記)第3波で不要不急の外出が抑えられていないと報道されていますが、感染防止の意識が普及・徹底したため第1波に近い効果が表れているのではと思います。評価はともかく、日本人はすごい、という感想です。(2021.6.6)

思いついた4点について述べたが、このような観点を、いろいろな事例から検討を重ねて、人々が共有すれば、そうとう安全な「with コロナ」の生活ができるのではないか。具体的に、「何が危ないか」を精選して共有することが、これから大切になることだと思う。

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