そのうちに 2021.9.

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

・・・2021年4月分 2021年5月分 2021年6月分

・・・2021年7月分 2021年8月分は こちら

 

2021.9.27. 緊急事態宣言

①感染者が増えたら「発令」、減ったら「解除」、専門家に「保険」、これなら誰でもできる。

②なぜ減少したのか、どうしたらリバウンドしないのか、間違ってもよいから「指針」を出すのが、政府の仕事。

③実証実験は、「なにを実証しようとしているのか」、そのためにどうやって「実験」をするのか。科学者の出番。

④結果を見て、右往左往するようでは、「いやいや」する3歳児と同じ。

2021.9.25. 男女別定員

①都立高校で男女別定員が話題になっている。当事者でもあったので、問題点を指摘しておく。

②都内の私立校は、女子校が多く男子校はほとんどない。中学卒業生の人数から私立高校で収容できる人数を差し引いて、都立の募集人数が決定される。都立高校は、高校進学希望者全員が入学できる「枠」を用意している。

③専門課程を設置している学校は、基本的に男女別定員を設定していないと理解しているが、普通課程では、1対1とか2対3などとして募集している。

④私は男女別定員を設けるべきではないと思うが、若干の検討事項を指摘しておきたい。私の経験からは、「何とかなる」ものであった。
(A)現在は、中学校では絶対評価で問題はないが、相対評価であった以前は、女子の評定がやや高い傾向にあった。小学生から中学生頃の精神年齢の発達を考えると、女子が少し早く成長する傾向にあるからそれも妥当である。
(B)現在「進学校」と呼ばれている学校は、今後、女子の割合が増えるであろうことが予想される。
(C)体育の授業編成に工夫が必要となる。私が卒業したころ(1970年ころ)、3学年で文系と理系でクラス編成を分けていたが、私の居た理系では50✙5であった。2クラス合わせても10人くらいで体育をやっていたようである。サッカーはできない。バスケットは?
(D)芸術科目は男女で「好み」が異なる。音楽など、影響がでるのでは?それはクラス編成や時間割編成にも影響する。
(E)人数編成が極端になると、男女同数ならば2クラス2展開で授業ができる。男女比がアンバランスになると2クラス3展開などの工夫が必要になる。少人数になるのは良いが、体育教師が足りなくなる(予算の問題)。ホームルームではクラス内の仕事分担に工夫が必要になる。健康診断や保健体育は男女の組み合わせが必要になる。また、3年間仕事を与えられない(免れる?)生徒も出る。受験(内申)には関係ないと思うが「特になし」と書くのも、どうかと思う。

⑤書いていて、「老婆心」という言葉が浮かんだ。確実に歳をとりつつある、と思う。あとは、よろしく。

2021.9.23. 実証実験

①政府が新型コロナの制限緩和の実証実験をするという。なにを実証しようとしているのか、わからない。その規模や内容も、自治体の提案を待っているありさまだ。「実証実験」と言いながら、地域も方法も自治体任せ。こんな無責任な政府があるだろうか。

②「実験」というなら、条件を明確にして、接触状況を設定して、結果を追跡する。今回の政府の「実証実験」はそのどれをも満たしていない。制限解除・制限緩和を行うための「アリバイ作り」にしか過ぎない。

③菅さんが撤退宣言し、閣僚は総裁選挙に奔走していて、「無政府状態」。

④自分の命は、自分で守りましょう。

2021.9.21. 情報バブル

①ネットを通じて情報を得ることは多いが、たまに普段関心のない分野にアクセスすると、しばらくの間、その分野に関連した広告が増える傾向にある。
その分野を詳しく知ろうとする立場としては、はなはだ都合がよい。しかし、それに頼っていると、知らず知らずのうちに知識の傾向が偏っていく。これに抗うのは実際にはずいぶん難しい。

②インターネットが普及し始めた時代に、アメリカの中学校教師が「ナチス」について調べることを、夏休みの課題とした。ある生徒が最初にアクセスしたのが「ネオナチ」のサイトで、参照文献は当然彼らと同じ思想を持つものであった。その生徒は、夏休みが終わるころには、それ以外の思想は「世の中を惑わすもの」として、まったく受け付けないようになっていた。

③私も、当時ネットを使用して情報を集めることの実習をしたことがある。45人の生徒に、日本を代表する野球選手について、生年月日・出身校・などなど一般的な個人情報を調べさせたことがある。予想通りというか、案の定、大多数は正しい情報を得たが、思いのほか多数の「誤情報」が含まれていた。これらは意図されたものではないので、被害は少ないし、いずれは修正されるものと思う。しかし、もしも意図的なものであったらと思うと、笑ってすまされないものである。

④ネットの世界は、自発的に情報を求めているようだが、用心しないと、気づいたら特定の「バブル」に飲み込まれている可能性がある。異なる意見に耳を傾けることは、意外とというより、実に困難である。知らず知らず、頑固おやじになっているものである。

⑤誤情報かもしれないが、ある人がネットを通じての友人との会話に、意図的に「戦車のプラモ」というフレーズを入れる「実験」をした。しばらくプラモの広告に悩まされたそうである。私は、実験したことが無い。念のため。

2021.9.19. 45歳定年

①「無能」という言葉が、不用意に拡散している。自分が「有能」と思っている人は、どれくらいいるのだろう。ひところ、「いろいろな経験をして・・・」非正規で人生をスタートした人たち、40代50代になっていると思います。仕事に打ち込んでいることと思います。

②「働く」ということは、生活していくために必要なことですが、「社会」を維持するための活動でもあります。政府は国民の一人ひとりが、それぞれの能力を発揮して、充実した人生を送れるようにすることを求められています。そこには「有能・無能」のような、比較・差別はないはずです。オリパラが終わった、この時期に上記のような言葉が拡散していることが残念でなりません。オリンピックが、単なるお祭りで終わったのかと、残念でなりません。

③終身雇用が当たり前であった時代、企業は採用した社員の「優れた点」を開拓し、最大限有効に活用していたと思います。社内教育には大きな努力を尽くしていたと思います。非正規採用では、個人のスキルは向上しません。終身雇用で生活が安定すれば、家族が安定して、進学・結婚・出産と進み、惹いては社会の安定につながります。

④私は「強者の論理」という言葉を使いますが、「45歳定年」は弱者を踏み台にした強者の論理だと思います。

2021.9.18. 日本横断

①台風14号が博多に上陸し、愛媛・徳島・和歌山と進むことを気象通報は「日本横断」と表現していた。以前、静岡あたりから新潟経由で日本海に抜けた台風を「日本縦断」と表現していて、違和感を覚えたことがある。気象庁の表現を推測すると、東西に行くのが「横断」で、南北が「縦断」のようである。

②横断歩道は、車の流れに対して「横切る」から横断歩道で、山の頂を連ねて歩くのが「縦走路」であることを考えると、言葉の使い方が分からなくなる。長いものに沿うのが縦走で、垂直に移動するのが横断と思うが、どうであろう。

③「日本列島横断」や「アルプス縦走」、「糸静断層は本州を横断」「中央構造線は?」「太平洋横断」「日付変更線や赤道を横切る」など。しばらく宿題としておこう。

2021.9.15. ワクチン接種状況②

①河野さんがワクチン接種の成果を自慢しているので、少々調べてみた。

②まず、5月から始めた医療者の接種に始まり、大規模接種を開始した6月初めには、日毎の接種回数はすでに80万回を超え、下旬には140万回くらいになっていた。順調な増加カーブを描いていた。ここまでは自治体が主体となって接種会場を用意した成果と思われる。

③しかし、7月以降は平均120万回程度でアップダウンを繰り返しながら現在に至っている。それも7月までの安定した増加状況が、それ以後は、増減が激しく、はなはだ不安定である。ワクチンの供給が追い付かなくなって、自治体が混乱し、職域接種が中断しているためと分析できる。増加傾向にはない。

④自治体に任せて、供給を安定して行えば、1日100万人以上の接種状況は確実に確保できたはずである。大規模接種や職域接種は混乱を招いただけで、接種者を増やすという行動に結びついていない。

⑤現在の未接種者を把握している形跡がないことも心配される。自慢している状況ではない。

⑥ワクチン接種者数の推移

2021.9.15. ワクチン接種状況

①現在、1回接種・60%、2回接種・50%、ですが、人口の1%が130万人ですので、今のペースでは1日1%として話を進めます。

②1回接種の人が2回目を終えるのに、あと10%、つまり10日必要。

③国民の75%(80%)が接種を希望しているとして、残り15%が未接種となる。1人2回接種だから30日かかる。これを合わせると、40日で接種できるように思える。しかし、2回の接種の間にファイザーなら3週間、モデルナなら4週間をあけなければならない。

④以上から、最も早くて10月下旬。接種間隔を考えると11月中旬が、精一杯の希望者全員の完了時期。政府の見積もりより1か月遅くなる。

⑤さらに実情を考えると、今までは未接種の人がいっぱいいたから、効率的に接種が進んだ。しかし、これから接種する25%の人たち(10%は予約済み)は、地域も職種・学生・生徒・主婦・外国人・・・と、バラバラな状況の中で、どうするのでしょう。河野さんや菅さん一流の、小学生並みの計算からくる目標では不可能である。海外でやっているような、「いつでも・どこでも」ということが出来れば可能だが。ワクチンのストックがまったく足りない状況では、それもできない。

⑥こんな状況で、11月から「緩和」をちらつかせるのは、罪ではないか。クリスマスやお年玉をちらつかせて言うことを聞かせるのは親の武器だが、約束は守る。しかし、選挙が目的となれば、国民としては、断固許しがたい。

2021.9.11. 新しいオリンピック

①批判ばかりしていても、なにも始まらない。奇想天外でも、なにか前進する一助になればと思う。

②プラン A :通年オリンピック
例えば、日本で例に取ると、2月にスキー、3月にスケート、7月ごろに水泳、10月に陸上、12月にマラソン・・・という風に季節ごとに種目を変えて、1年がかりで行う。冬季オリンピックもパラリンピックも同時開催。
都市開催から国開催となるが、最近の規模の拡大傾向からは1都市では負担が大きいし、短期間にすべての競技を行うのは困難となってきている。

②プラン B :多国開催オリンピック
例えば、アセアン加盟国での開催。インドネシアでバドミントン、タイで陸上、カンボジアで水泳・・・年間を通じて各地で行う。冬の種目は北欧との共催も考えられる。仲の悪い国の組み合わせ?・・・
すべての競技を請け負うとなると、開催できる国・都市は限られてくる。地域の紛争の解決にも寄与するのではないか。これなら、短期間に集中的に行うことが出来る。

③プラン C :競技種目の多様化
今年の東京オリンピック・パラリンピックで、新しい種目が増え、若者の活躍が顕著である。しかし、ソフトボールなど開催国によって、あったりなかったりするより、種目の数は増えても「みんなで楽しめる」大会が良いのでは?。一方、伝統的な?競技人口の少ない種目もあり、発祥地のヨーロッパの文化圏の伝統が強い。交互に順番で行うとか、中間の2年目にミニ大会を行うとか、工夫の仕方はあると思う。

④プラン D :表彰の形式の工夫
金・銀・銅の表彰はさておいて、国旗を掲げ国歌を演奏する必要があるのだろうか。クーベルタンの時代ならともかく、豊かな国、人口の多い国、平穏な国情の国などに偏ってはいないか。小国の選手が困難な環境を乗り越えて表彰されるときは、その成果をたたえたくなる。しかし、オリンピックに出場したいがために、人口の多い国から、少ない国に移り参加する例も見られる。様々な事情があってのことだと思うが、そろそろ、国の代表という概念から脱却しても良いのではないか。

⑤その他、気になったこと
(1)「差別」、聞くところによると、水泳・体操・テニス・・・IOCの役員も、言われてみれば・・・…
(2)「放映権」、もうこりごりです。日本人の多くが感じていること。
(3)パラリンピックの競技は、「障害の重さ」でクラス分けされているが、どのクラスに入るかで成果が大きく異なる。「おおらかさ」が必要で、不公平感が生じないことが必要。
(4)
以下、思い出したら、追加します。

2021.9.10. 緊急

①ニュースで、オンラインを希望した生徒は「出席停止」扱い?????

2021.9.10. ちゃぶ台返し

①河野氏が総裁選に立候補したことで、記憶に留めること。

②当初、「運び屋」を自任し、ワクチンの調達と自治体へのワクチンの配送が任された。政府はワクチンの接種順序を、医療関係者・高齢者・基礎疾患のある人・・・の順で行う指針を示し、その後は、自治体の裁量に「丸投げ」された。自治体は独自に接種会場・医療関係者・接種券配布・対象者への周知などの企画を行った。
この時点で問題となったのは、自治体へのワクチンの配布量・配布時期が示されていなかった点である。これでは会場や医師の手配ができない。
その後も、配布量が少なかったため、希望者があふれ、自治体は大混乱に陥った。さらに、接種記録の、政府への、報告システムに不備があったため、報告が遅れがちになった。それを理由に「ワクチンの配布を遅らせるぞ」と恫喝された自治体もある。

③この時点で政府がなすべきことは、配布量・配布時期を明確にし、その後の配送計画を明らかにすることであった。現在も明らかになっていないようである。

④この時期に、菅さんが、1日100万人の目標を打ち出した。それに応えるために、大規模接種場の計画を打ち出し、東京と大阪に設置した。この時、対象者を高齢者としたため、ネットでの申し込みに不慣れな高齢者が、30度を越える気温の中、介添え者を伴って都心に集まることとなった。(三多摩から接種会場までは片道2時間。接種時間を加えると5時間程度必要)。さすがに無理があり、最初の1週間で希望者は激減した。そこで急遽募集範囲を多摩地区に広げ、さらに近隣3県に広げた。さらに年齢の制限を緩和した。これで、1日1万人(東京)の接種が軌道に乗った。

⑤この影響で自治体では、接種予約のキャンセルが相次ぎ無断欠席も生じた。同時に60歳以下の人たちへの接種券の配布を急遽、要請され、自治体の接種計画は大混乱に陥った。せめて、大規模接種の対象者を若年層にするとか、早めに接種券を配るように要請するとかの配慮があったら、と思う。

⑥こんな中で始まったのが、「職域接種」である。これで自治体は担当地域の接種状況の把握が困難となった。そんな中で、基礎疾患のある人たちは、見捨てられていく。40代50代も「はざまの世代」になってしまった。現状を考えると、これらの人たちを拾って、ワクチンを接種する仕組みを考えることは、難しいことではないのだろうか。自治体は途方に暮れている。

⑦おまけ、ワクチンの輸入量が三分の一に減ることが分かったのは、GWの前であったそうである。配布が遅れに遅れることを承知の上で、以上のようなことが行われた。

⑧いよいよ、本題ですが、
まず、自治体に「丸投げ」するなら、自治体を精一杯バックアップするのがリーダーの役目。自治体のスピードが遅いからといって、割り込んで足を引っ張るようなことは、してはいけない。ワクチンを確保し、自治体の要求を支えるのが、上に立つ者の役割。
次に、菅さんから急かされたからといって、自衛隊を使った、大規模接種という安易な道に飛びついてはいけない。周囲への、自治体の計画への慎重な配慮のある方法を選択すべきで、あまりにも「付け焼刃」である。
さらに、職域接種での予測の甘さである。いいかげんさの極み。果ては、募集停止。会場や医師の確保に走った人たちは、憤懣やるかたない。

私が、国会議員であったり、自民党の党友?であったら、絶対に、支持しない。幸い、どちらでもない。よかった。

2021.9.8. 国と都の、重傷者数の数え方について

①かねてから、政府と東京都の重症者数の考え方が異なることに問題があった。
今日の対策委員会で東京都の定義が妥当となった。

②そもそも昨年の3月ごろ、国の体制が整わない中で東京都や大阪・北海道などで独自の基準が作られた。その後、政府が基準を設定したため東京都との考え方の相違が浮上した。その後、東京都は国の基準での数値もあわせて公表し、国に報告するようになった。

③この間、1年半の時間を要したが、この間の東京都基準の全国(他道府県)のデータが失われた。

④参考:東京都の重傷者の基準:人工呼吸器またはECMOを使用している人数・ベッド数。
国の基準:ICUの使用状況。(私の記憶です)

2021.9.8. 感染者数減少

①新型コロナの感染者数が劇減している。効果的と思われる施策が何も行われていないのに。

②第五波の感染者数の推移を見ていると、何らかの行動変容が影響しているのは明らか。この機会に政府・自治体主導で詳細な分析をして見るべきだと思う。政府がやらないなら、テレビ局や新聞社で調査する価値はある。

③何らかの「ささいな」違いが、この大きな減少を起こしている。「ささいな」だけに設問の作り方が難しいと思うが、その違いが何かという問いもアンケートの中に加えておくと良い。

④常滑の音楽フェスでクラスターが発生している。8000人というから、全員調査が可能である。会場での位置や行動を詳細につかむことが可能である。住所が分からなくても、ネットを通じてアンケートを公表して、無記名で回答を求めることも出来る。前述の全国調査と併せれば、相当詳細な感染条件が得られると思う。

⑤そもそも、昨年の第一波はともかく、第二波は意味も分からず収束し、結果オーライで済ませてしまった。政府は「第二波」と呼ぶことすら忌避していた。「エビデンス」と言いながら、科学的な分析をしようとする姿勢が、あまりにも消極的である。
この機会を見過ごしてはいけない。

2021.9.7. オリンピック総括

①忘れないうちにオリンピックの総括をまとめてみます。

1964年との比較。当時、中1(13歳)で大阪在住。カラーテレビの普及が始まった頃でした。切手収集の趣味があったので、記念切手は入手しましたがスポーツは大の苦手で、オリンピックへの印象は特に深くはありませんでした。翌年、東京へ転居しオリンピックの施設を観光しました。
以前にも書きましたが、「戦後の復興」がスローガンで、名神高速道路・東海道新幹線・首都高速などが「売り」でした。選手村やホテルでの料理や冷凍食品の進歩もこの時期でした。地味なところでは、東京のごみ処理・し尿処理・下水道の整備がありました。電車の切符の自動販売機(立ち売り禁止)、のちに写真に凝り始めた目から見れば、カラー印刷の技術が格段の進歩をした時期です。フジフイルムがコダックに追いついた?時期でもありました。
年を経て振り返ってみると、「アジアの復興」に視点があったことを知りました。そのため、聖火リレーはアジア各国を廻りました。国交のなかった中国・北朝鮮・韓国を除いて。この状態が進展していないことが残念でなりません。記録映画を見ていると、貧しい中で精いっぱい良いものを作りたいという気概が感じられます。

2021の感想。「東北地震からの復興」を掲げた誘致から、「コロナに打ち勝った証」「安心・安全」を掲げての今回のオリンピックは、「やっと終わった」という気持ちが強く、「今度のオリンピックは何だったのだろう?」という疑問が解決されずにいます。そのような感情は、これから10年20年かけて醸し出されるものかもしれません。テレビ観戦のため、ワールドカップや世界選手権などの大会の中継が目白押しのような状況で、なにも東京に集まってやる必要はないという疑問を抱きながら、観戦していました。北朝鮮の不参加、韓国の行動など、50年以上前のしこりが解決されていないことが残念でした。
IOCとの関係において、白人の優越観を感じたことが、むなしく思います。私だけならいいのですが。その面での日本人社会の感性が次の課題でしょう。

2021の感動。理系の目で見て、車椅子の進化とそれを使いこなす選手たちに、感服しました。この技術が応用されて、世界中の人たちに新たな可能性が開かれる技術に発展していくことと思います。陸上で使われた義足も、どのような発明・発見の成果か、興味津々です。技術や福祉が世界の当たり前になりますように。
それにしても、オリンピックもパラリンピックも、どの選手も「健康」満点ですね。その意味では区別する必要はなく、ゴルフのハンディのような目で見るようになれば、同じ大会で競技することも夢ではないと思います。

⑤気になっていること。 ひとつは、病と闘っている人がいること。もうひとつは、参加国の人口の多寡・経済の豊かさを克服できないか。メダルを目指して国と国とが争う以外に、方法は無いのだろうか。表彰が、国旗・国歌をたたえる儀式であることを脱却できないか。人類には難しいでしょうが・・・。

2021.9.1. 続・山を楽しむ

①5月28日の続き

②オリンピックに、スポーツクライミングが新種目として加わった。ロッククライミングのアクロバティック面を抽出したような競技で、やれば、きっと楽しいだろうなと思う。楽しみとして、一度はやってみたいと思う。

③国体に登山が競技種目としてあるのをご存じでしょうか。テントの設営や歩き方のペース配分など、比較・競争できる部分を競う構成になっている。これに対しては、私は、まったく興味が無い。スポーツの種目として無理やり組み込んだと思われる。

④年を重ねるようになってから、一生競技できるスポーツは?、と考えるようになった。硬式テニスやスキー・水泳・ランニングなどが挙げられるが、なんといっても登山がダントツのように思われる。コースの難易度や山の高さを調整すれば、ほぼ一生続けることが出来る。一昨年腰椎を骨折した私も、1~2時間くらいの散策で上高地を歩けるようになった。カメラと三脚を担いで歩けるか、往復1時間のコースは?、斜面の許容度は?など、これからのチャレンジである。同行者がいれば?、と考えているとパラリンピックの伴走者を思い出した。まだまだ、これから。

⑤ただ、山歩きは、「行ったら、帰らなければならない」。これが原則。不慮の事故は救助を求めるのも仕方ないが、登山者として失格。深く反省しなければならない。これが他のスポーツとの大きな違い。肝に銘じて、山歩きを続けていきたい。

 

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