「はやぶさ2」がリュウグウに接地し、弾丸を打ち、表面の岩石が飛び散る様子が、動画として送られてきました。短時間の映像なのですが、なんとなく違和感をおぼえました。 そもそも、なぜ3億キロも離れた小惑星へ、わざわざ何年もかけてゆくのだろうか?という疑問がありました。 本題に戻って、弾丸を撃ち込まれた岩の破片ですが、空気抵抗もありませんし重力も無視できますから、「地面」に落ちることはなく、宇宙空間に飛散してしまうでしょう。私のおぼえた違和感は破片の軌道が直線的で、地上での放物線を描く軌道と大きく異なっていることによるものだったようです。では、接地した探査機の筒状の「回収器」の中の破片は、どうやってかき集めるのでしょう。吸引するわけでもなく、重力で片方によるわけでもなく??? ちなみに、リュウグウには重力がほとんどありませんから、探査機はリュウグウを廻る周回軌道に入ることはできないので、リュウグウと同じ速度と軌道で太陽の周りを「公転」しているはずです。 (付録)むかし読んだSF小説で、月の植民地が独立を宣言して、地球と戦争をする場面がありました。地球の重力が圧倒的に強いため、ミサイルの打ち合いでは勝負にならなかったと記憶しています。大気の有無はどう影響したのでしょうか? 2019.3.8.記(67才) (追記)たとえば、宇宙ステーションで、宇宙遊泳しているとき、持っているものから手を離すとどうなるか。少しでも運動エネルギーを与えれば、その方向に「まっすぐ」離れていくと思われる。そっと、手を離せば、しばらくは近くに漂っているだろう。このような現象がリュウグウでも起こっていれば、撃ち込んだミサイルの弾丸の振動で、振動した小石は宇宙空間に散らばっていくだろう。 2019.4.11.記 |