争点4

製作中です
(4)教師としての責任
私たちの処分の理由に「都民の信頼を失墜した」とありますが、まったく逆だと思います。「上から」言われたことに何の疑問も抱かず、また、疑問を抱いてもそのまま見過ごすような教員がいるとすればそれこそ信頼して子供たちを預けることができないのではないでしょうか。自己の信念を押し込め何食わぬ正義の顔で教育する教師というのは恐ろしいものがあります。ことの是非の問題でなく、意見を交わすこと、自己の行動をチェックすることを看過することを教育委員会は求めているように思えてなりません。また、そのような子供たちが育っていくと考えるとぞっとします。一人ひとりが自分の意見を持ち、お互いを尊重しながら調和していく人間とその社会をめざすのがわれわれ教育に携わる者の責任であると考えます。また、そうすることが都民の信頼を得る行動だと思います。

東京都人事委員会への不服審査請求での陳述書から
2005年10月28日
(第一次訴訟)