一日の終わり
山の向こうに思いを馳せる
人々の営みが
一日を終えようとしている
(全・443-5)
登山道
焼岳・登山道
青い屋根は 中尾峠・焼岳小屋
(493-35)
水蒸気が
絶え間なく
蒸気が噴き出している
焼岳は生きている
(494-22)
焼岳・噴火口
実際の噴火は
どんなだったのだろう
想像力が試される
(494-23)
小梨平の春
このアングルで 何枚撮ったのだろう
同じものは無い
人の表情も 豊かでありたい
(全738-23)
叢林の向こうに
焼岳の偉大さ
肖像画から風景画に
工夫のしどころ
(516-2)
河童橋から
春ののどかな日差しの中で
穏やかな時間が流れていく
(863-8)
荒れる焼岳
雪と陽射しが
焼岳に表情を与える
これは「壮年期」の顔
(全・445-21)
落葉松の黄葉
ゆっくりとゆっくりと たゆみなく
麓から山頂へ
生態系が伸びてゆく
(800-8)
サワグルミの木
上高地の木々は
シルエットでも表情がある
今日も いい顔してる
(全・800-6)
崩壊する山
這い上がる生態系
崩れ落ちる谷
年とともに 成長する自然
(1003-17)