上高地・厳冬

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                       大正池・氷上の雪

 

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上高地・厳冬

 

永原幹夫写真展 上高地2023

上高地で最も「好きな季節は」、と問われて

ためらわず、「真冬です」と答えています。

自然と直接触れあうことのできる季節だからです。

写真は、何かを写しとろうという行為ですが

雪がすべてを覆い尽くし、静寂が大気に満ちるとき

「何を写すか」という、すなおな気持ちになり

身も心も緊張状態に陥ります。

自然と対峙している自分、そのような感動のひと時です。

生涯の宝物のような経験です。

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永原 幹夫

1951年6月25日 岡山県児島市近くの漁村田の口に生まれました。
その後、福山・堺・練馬・松本・福岡・東京と転々とし、
都立高校の教員として35年を過ごし、2012年に退職しました。

45歳を人生の折り返し点と定め、
「のこり半分」の時間を、「針路を選ぶ」ことにしました。
それまでの人生は目前の「進路を選ぶ」半生でした。

その針路の一つが「写真」でした。

表現することの苦手な私のチャレンジです。
四半世紀過ぎて、「大物を狙いすぎたかな?」とも思いますが、
先が見えないほど、素晴らしい世界です。
ほとんどすべての写真が、ひとりで、対峙した景色です。

これだけの風景を独り占めしたわけです。
もったいなさも、否めません。

ごゆっくり、お楽しみください。

これからも、よろしくお願いします。

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