光彩1

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限りない勇気が

雪国では どのような夢も叶う そう思える朝がある
そのような 春の一日 退職した年の春だった
(913-1)

穏やかな春

ヒロハカツラの芽吹き
梓川は 雪解けの水が 静かに流れる
明るい河原と 穏やかな日差し
(748-19)

コミヤマカタバミ

ニリンソウが娘なら カタバミはお母さん
ふっくらとした花びらが 印象的
(1091-28)

雲の影が

春の嵐のような 激しい風に ちぎれた雲が 走り抜けてゆく
新緑の落葉松の林が 雲の陰に 揺れる
(868-19)

屏風の向こうに

暑さを遮る 木立の中の遊歩道と並んで
梓の河原は 陽射しに白く輝く

(997-5)

秋の訪れ

刻一刻と 秋に向かう 木々たち
夏の終わりの 優しい光が 命を見守る
(427-18)

岳沢の秋

秋の終わり 万年雪と紅葉に
しのび寄るガスが 季節に変化を与える
(937-15)

朝の陽に照らされて

紅葉した木々に 真っ赤に燃える朝陽が差し込む
一筋の滝が 白く輝く
(1082-1)

初雪の朝

山の端から覗いた 太陽の光が
昨夜の新雪に 命を与える
(837-35)

厳寒の穂高

2月ころ 太兵衛平のカーブを曲がると
穂高の峰々が 突然に しかし あたりまえのように
そこに広がる
(683-34)