そのうちに 2022.2.

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

・・・2021年4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分

・・・・・・・10月分 11月分   12月分 はこちら

・・・2022年1月分 はこちら

 

2022.2.28. ウクライナ問題②

①戦争時には、様々な報道がなされ、真偽の判定に悩むことが多い。私の原則としていることを述べておきたい。

②今回の場合、ロシア側は国内の言論を封じ込めているので、政府発表はあてにならない。政府の「意図」はある程度窺うことができる。一方、ウクライナ側は戦果・戦禍を過大に表明する傾向があるが、事実経過は正しいようだ。マスコミは被災者の状況を伝えるが、過大報道に陥りやすい。映像から推理して補正する必要がある。

③識者と呼ばれる人たちは、玉石混交、そのまま信じ込むことがないように注意したい。

④スポーツ選手・団体の意思表明は大切であるが、普段、発言のない「有名な人」の発言は気にかかる。マスコミの扱い方を見てそのマスコミそのものの信用度が測られる。

2022.2.26. ウクライナ問題

①この問題を正常な感覚で評価することは、意味がない。

②個人的に強硬な・過激な意見を表明するが、説明は、後日。

③まず、プーチン氏を殺人犯として「国際手配」をすべきである。

A)この問題は、国家と国家との問題として捉えるべきだが、大統領が国家の意志を体現していない状況で、「紳士的」な対応をしていると、問題点を見失う。「内政干渉」のような逃げ口上を許してはならない(台湾問題に通じる)。ロシアを独裁国家と位置づけ、プーチン個人の犯罪として責任を糾弾する姿勢をつくるべき。

④ウクライナがNATOに入るのが嫌なら、ロシアがNATOに参加すべきだ。(笑)

A)そもそもNATOは東西対立の国際関係から作られた。ソ連が崩壊した時点で、NATOは解体すべきものであった。それが残さざるを得ない状況が残った。
B)ロシアがNATOに参加し、友好に努めれば、NATOは「対中国」の組織として存在価値が生じる。同時に、アメリカがNATOに発言する影響力は格段に減少し、太平洋を挟んで中国と対峙することになる。
C)ヨーロッパとロシアが友好的であれば、ロシアは大きな発言力を発揮できるようになるだろう。

⑤ポーランドの戦時中の切手を蒐集している知識から、彼らの「愛国心」を軽く見てはいけない。

A)私も含めて、日本人には十分理解できない「国民性・民族性」について。
B)日本でいうと、九州独立論や沖縄特別区などが話題になることもあるが、ヨーロッパでは日本の県単位の規模で、言語・国民性・民族が異なるような状況で、ユーゴスラビアなどはソ連崩壊後7か国に分裂している。昔のチェコスロバキアもチェコとスロバキアに分かれた。
C)ヨーロッパでは、戦争終結と同時に「国境線の画定」が行われる。たとえば、1920年ころ、ドイツとポーランドの国境のシレジア地方では、住民投票を行い、7:3くらいの比率で国境線を「画定」した。その間、独自の切手を発行するなど中立地域を作り、住民の移動も行われた。地名すら、「ドイツ名」と「ポーランド名」の変更が行われている。
D)第2次大戦の時、ソ連軍の侵攻に合わせて立ち上がった「ワルシャワ蜂起」ではドイツ軍の抵抗の狭間に陥り、当時のワルシャワの人口の90%の人的被害があったという。「地下水道」などの映画で見られるように子供も動員しての抵抗運動であった。
E)ウクライナからの報道をみると、女性の志願兵が取り上げられているが、被害が最小になることを祈るのみである。

⑥当面、ロシアでの国際大会・行事に参加しない。
ロシアが国家として参加する国際大会には、選手個人の判断で参加しない。

A)ロシアはスポーツを「国威発揚」の道具として使っているので、案外有効かも。
B)難しいだろうが、個人・チーム単位での「忌避」が望まれる。

⑦26日の渋谷のような「反戦集会」を世界の中小都市で開催する。

A)「だからどうこう」、という効果をもたらさないが、世界中のほとんどの国で開催されれば、反応せざるを得ない。
B)その際、「反戦集会」を押さえつける国家、「反戦集会」すら行えない国家は今後要注意。安保理事国で言えば、ロシア・中国・UAE ・インドが「反対」「棄権」であった。

⑧とりあえず、私の憤懣は以上。「とりあえず」ですので、以後、増え続きます。

2022.2.21. インフルエンザと同じ

①「インフルエンザと同じ」との発言に、明確に反論できないかと考えていたら、ある医師が・・・

②コロナに備えて、マスク・三密を徹底している現在、インフルエンザは殆んど抑えられている。一方、これだけの努力をしても、オミクロンの株は猛威をふるっている。

③症状と致死率だけを取り上げて、「インフルエンザと同じ」と発言するのは、あまりにも軽率。まして厚生省の医務技官の発言となれば、犯罪的。

④インフルエンザは「ワクチン」もあり、「診断」がつけば、「治療薬」があり、「変異」も落ち着いている。

⑤一方、コロナは「ワクチン」が開発されたとはいえ、世界的に普及はまだまだであるし、日本では「PCR検査」すら不十分で、「治療薬」は開発中、「変異」は未だ進行中。さらに、感染力が強いため、重症化した人々を受け入れられるだけの「医療の収容力」が、インフルエンザにくらべて、圧倒的に低い。

⑥確かに、2類相当ということで、医療機関の制限や保健所の役割などで、構造的に対応が難しいことは確かだが、だからと言って5類にして解決できる問題ではない。医療機関や保健所の問題は「閣議決定」で「何とでもできる」と思うのだが・・・

⑦5類にすれば、すべての費用が自費負担・保険適用の対象になる。検査費用や治療薬がいくらかかっているのか!!対策費も含めると、1人600万円くらいと聞いたことがある。

 

2022.2.21. 家畜の安寧

①ネットでニュースを見ていたら、「家畜の安寧」という言葉に出会った。

②どこの局の特派員だか覚えていないが、北京オリンピックのバブルについての感想を求められたときの感想が気になった。
「最初はいろいろな制約があって、気にはなったけれども、安全性が保障されているので、慣れればこれも良いかな。」
という趣旨のレポートがあった。この言葉を聞いて、背筋が「ゾクッ」とした。特派員の感性を疑ってしまった。

③「家畜の安寧」は、おとなしくしていれば、食べ物が与えられ、安全?が保障され、そこそこの自由が与えられる状態を表現している。アニマルウェルフェアの状態である。「与えられた平和」である。

④以前、飲みながらの話で「中国のアニメ」について話題が及んだ時、私は「アニメに夢中になっている限り、政府は自由を放任している。一旦、政治に触れたとたんに抑圧が始まる。中国で安心して夢中になれるのが、アニメの世界なのではないか。」と。

⑤日本も、そこそこ豊かになっていて、このままの状態が続くのなら、「それで、いいや」となれば、「本当にそう思っているの?」と問題提起したくなる。

⑥憲法の一文で、「平和や自由は「不断の努力」で守らなければならない」、とある。どさくさに紛れて憲法を改定しようとする力が働いている。決して、飲みながらの話で済ませてはいけない。

2022.2.18. 日本では

①坂本花織:フラワーセレモニーでの笑顔。オリンピックは、このような笑顔に溢れる場所であるべき。
それにしても素晴らしい笑顔でした。ちょっと早いが「笑顔大賞」間違いなし。

②男子の、J,ブラウンもだが、流儀に徹して挑戦する姿勢は、「現代」での「生き方」の参考になるだろう。それができるだけ、日本やアメリカは幸せな社会。世界では、少数派。それどころではない国がほとんど。人類は、まだまだ。

2022.2.18. ロコ・ソラーレ

①カーリングの魅力を分析してみると。

②まず、一投ごとに、コースを決定しなければならない。その時間は1エンド当たり4分弱。一投あたり30秒。ストーンが動いている時間が10秒くらいだから、考える時間はすくない。デンマーク戦では、残り4秒での逆転劇であった。オーバーすれば、即、敗戦。

③そのコースを実現するために、4人の完全な協力が必要になる。コースのずれを前後で見て、スウィーパーが速度と方向を修正する。40mくらいの距離で前後4mくらい調整できるそうだ。速度を速めれば直進傾向、ゆっくりなら曲がる。

④氷面の状況は、刻一刻と変化する。一投ごとに観察して修正しなければならない。その情報を4人が共有していなければ意味がない。ストーンの個性も把握して、投げる順番も決めている。

⑤もう一人、キーパーソンが居る。試合に使うレーンは毎回異なるから、前夜に氷面の状態やストーンの滑り具合を調べ、当日は朝から会場の気温の変化などに気を配る。
追記:2.19.
この役割を「リザーブ」と言い、5人目のメダリストになるとか。冬季最年長記録とか。

⑥最後に「作戦」。これが難しくて、何度見ても予測できない。わかり始めると面白いと思うのだが。

⑦これを書いていたら、テレビで、「おうちカーリング」(アメリカ)。自動掃除機の周囲をブラッシングして、コースを操ることができるようで、その発想に「脱帽」。

2022.2.16. ドーピング問題

①ワリエワ選手の問題が、真実が闇の中のまま取りざたされている。教育職に携わった人間としてひとこと。

②今の状況でできることは、ワリエワ選手が最も信頼する人に、彼女に状況を話して、全く関与していないことを確認する。もちろん、内容は二人の秘密で、以後の行動は彼女の判断にゆだねる。聞き手は意見を述べてはいけない。

③そのうえで、フリーは「辞退」する。理由は、他の選手の思いを理解することが必要だから。予選の30数人は国を代表して参加しており、順位そのものが選手の一生を左右するものだから。そして、ドーピング委員会の判断が出るまでは、活動を自粛する。

④もちろん彼女自身がドーピングに関与している場合は、論外である。罰を受けることで、再出発できる。

⑤なぜこの様なことを言うかといえば、彼女が真実を理解することが最も重要で、自分の判断を大切にしてほしいから。たった一人にでも真実を話せば、以後の生き方は変わる。沈黙を守れば、そのことに加担することにより、一生の悔恨となって残る。メダル1個の問題ではない。

⑥問題は、彼女にとって「信頼できる人」がいるかどうかである。教会の「牧師」がそのような役割を担ってきた。もし一人でもいれば、彼女は幸せな人生を送ることができる。いなければ、自分の力で乗り越えるしかない。その時彼女を守るのが、「16未満の子供を保護する」ということである。オリンピックでメダルを取らせることではない。彼女が「大人の判断」ができるように成長した時、「絶望」しないように。

追記:2.18.

①心配していた、最悪の結論です。家族も、緊急避難的防衛、の様相。

②寄り添える人がいることを、祈ります。

追記2:2.18.

①トルソワのフラワーセレモニーの衣装に違和感を覚えたが、ROCのマークを避けたのではないか。相当な覚悟が窺われる。

2022.2.14. 30人学級

①鳥取県が小学校の学級定員を30人とするそうだ。1970年頃、高校では50人平均だった。私のクラスは理系クラスで55人だった。その後、50人になり、48人、45人、40人と現在に至っている。

②その当時から教育現場では30人クラスを希望していたが、半世紀経ってやっと鳥取県の一部で実現した。実に半世紀の時間を要した。一方、少なければ良いのかというと、そうでもない。社会生活や友人関係などを学ぶのも、学校の重要な目的である。文化祭や体育祭を活気づけるにも30人が必要のようだ。教員の方も、30人程度であれば全員に目が行き届く。(ちなみに、ドラマのシーンでは20人前後)

③一方教員の方はというと、1週間の持ち時数は、16~18時間である。勤務時間が週40時間とすると、約半分の時間は教壇で授業をしている。3~4種類の科目を担当するのだが、残りの時間で、授業準備やクラス運営・校務、さらにクラブ活動を行う。ある校長が「1時間の授業には1時間の準備を」と言っていたが、不可能なことである。

④欧米では、教員が一人一室与えられていて、生徒が移動するシステムをとっているところが多い。日本で、音楽室・家庭科室・美術室のような形である。どのような形が良いのか、検討してみる価値はありそうだ。職員室に全員集めて教頭(今は「副校長」)がにらみを利かす?制度も見直す必要がありそう。

2022.2.12. 「おねがい」ベース

①西欧諸国のコロナ対応について、例えば「ロックダウン」は相応の保証のもとに行い、警察官をも動員した厳格な実施を目指す。PCR検査やワクチンについても、全員が等しく受けられるような体制を作ることが「当然」のこととしている。ルールを作ったら厳格に「実行」する。多民族国家に必要な要件か?
一方で、「自由権」を侵害するような「強制」に対しては断固として反対する。暴動に発展するのは、いただけないが。

②日本では、「おねがい」状態で、保証もあいまい、違反もチラホラでとても心もとない。PCR検査など、いまだに整備する努力すら見られない。ワクチンも「足並みをそろえて」などと言って、遅れてばかりで、製薬会社との契約すら満足にできない状況である。マネジメントができない。「集団圧力」も問題である。

③そのような中、政治家の中には「法整備」をして、「強制力」を持たせるべきだという発言が見え隠れする。コロナを「好機」ととらえている気配がある。

④私の感想だが、個々の日本人が「周囲の状況を見て」「自身で?」判断するという「国民性」が幸いしているように思われる。「集団圧力」は心配されるところだが、自浄努力も見られる。西欧のように、規制を外したとたんに日常生活を取り戻し、町中からマスクが消えるようなことはないと思われる。「日本的」としか言いようがない。一方で、規制をすり抜ける「ずるがしこさ」も持ち合わせているような気がする。

⑤誤解がないように言っておくが、政治家のリーダーシップや厚労省の「無策」は徹底的に糾弾されるべきものである。特に厚労省の医務技官?と呼ばれる人たちの権力は徹底的に潰しておかねば禍根を残すことになる。政治家は、残念ながら有能な政治力を持つ後継者が育つまで、待つしかない。日本にとって、不幸なことである。それまで、戦争に巻き込まれないことを、祈るのみ。

2022.2.10. 那須岳・山岳事故

①那須岳で起こった遭難事故について、山岳部顧問をした経験から、思いをまとめておきたい。

②山岳部の衰退で、部員と指導者の減少に対応して、神奈川県が行った「合同合宿」での遭難であった。生徒の合宿と、経験の浅い顧問の研修を兼ねた「有意義な」合宿であったと思う。同時に、いわゆる「大御所」もふもとで応援していたのではないかと推測する。

③私の担当した山岳部のOB会でこんなことがあった。八ヶ岳で、最終日に阿弥陀岳を往復して、午後帰途に就く計画であった。朝から素晴らしい天気であった。その日の朝、リーダーが「暖かすぎる」と言って、予定を変更して下山した。その日の午後、雪崩が発生して、遭難事故が起こった。

④私は、このことから得られる教訓として、「リーダーの責任と決断力」「それを当然として受け入れられるチームワーク」だと考えている。那須岳の遭難事故について、詳しい事情は分からないが、準備段階から事故までの各場面で、この状況が満たされていなかったように感じられる。推測でこれ以上議論しても、得るべきことはないので、ここまでにしておく。

⑤日本の政治的状況を見ると、大いに心配である。責任も決断力もないが、それを支えるチームワークもない。

⑥西欧では、議論を尽くしたのち、「お前がボスだ」として、リーダーに結論を委ねると聞く。議論も、遠慮や忖度なく、歳の差など無関係に論理の戦いになる。それが民主主義の基本だと思う。
日本の社会は、「小学?年生」かな???

2022.2.8. ワクチン接種

①3回目の接種が伸び悩んでいるが、第5波の反省が生きていない。

②例えば、「○○区に××回分を2月15日までに届ける」と伝えれば、○○区は1週間もあれば××人に打ってしまうだろう。つまり、期限と量さえ明確になれば自治体は対応できる。期限も量も伝えないでは接種体制を整えることはできない。場所・施設も医療者も手配できない。

③接種券は、全員に一斉に配るように、事前に奨励しておくべきであった。国は、医療者・高年齢者などの優先順位を促しておきながら、次々と前倒しし、さらに大規模接種会場・職域接種では制限枠を無視する。これでは接種券が間に合わない。

④河野さんが自分の手柄のようなことを言っているが、彼が強い発言を始めた時は、すでに自治体の接種は順調に軌道に乗りかかっていた。彼の強行後、接種量は乱高下し、まあ、平均すると100万回くらいにはなったが、彼は足を引っ張ったことはあっても接種に貢献していない。職域で大風呂敷を広げて、大失敗した。

⑤新しいワクチン担当大臣の影が薄いが、菅さんも河野さんも、「陰で支えていない」。同じ自民党なのだから、「国民のために」一致協力すべき時である。他人事のように批判する場合ではない。

2022.2.5. 男子モーグル

①堀島選手が金をとれなかったのは残念だが、メダリスト3人とも、大阪の町工場のスキー板を使っていたのは、「金」
追記:女子のメダリスト3人も!!

2022.2.5. ピークアウト

①そろそろピークアウトするだろう。当たり前のように言われている。

②しかし、何の根拠もない。「エビデンス」という言葉が流行った感があるが、今のところ、イギリスやフランスでそうだった、沖縄でもそうだった、東京もあと1~2週間だろう。そうなると「いいね」。

③ひとは自分に都合の良いことは、抵抗なく受け入れる。そのことを絵にかいたような現象だ。でも「こんなはずじゃなかった」というのが、「世の常」。

④はやめ早めに、手を打つ。最悪を見越して、準備をする。そう言っていたのは、誰でしょう。

⑤今回のコロナ騒動は、我が国の政治・行政がいかにいい加減だったかを表面化した。次の選挙まで覚えておこう。まてよ、候補者は誰だろう。白紙票では仕方ないが。

2022.2.4. コロナ用ベッド

①第5派の反省から、コロナ対応ベッドを増やしたと、関係者は言っている。

②しかし、これは「パイの切り方」を変えただけだったようだ。現在、コロナ用ベッドはまだ余裕があるように見えるが、一般病床はひっ迫している。求められていたのは、「野戦病院」型の、「別枠のベッド」での拡張とそれを支える医療従事者の確保であったはずだ。そもそも病院のベッド数は平時の「必要不可欠」の数になっていたはず。そこにコロナが始まったのだから、臨時的に絶対数を増やすしかない。

③東京都が「非常事態発令の指標」を変更した。私には「線の引き方」を変えただけのように見えてならない。「2類相当」と「5類指定」の論争と同じである。保健所や病床の状況はなんら変わらない。「指標」を考えることは大切であるし、わかりやすい表現のためには必要なこと。しかし、良い「指標」の作成には「センス」が必要。残念ながら今の政治家にはそのセンスがない。残念ではあるが。

④有名な話?と思うが、「イヌ」と「ネコ」はどう違うか。2歳の子供でも、間違えることは、まず無い。ヒトに与えられた、素晴らしい才能である。ある哲学者が、「生物」と「非生物」の線引きを決める指標を求めて、結局、断念したという話を憶えている。
「感染者数」はとても分かりやすい指標であると思う。オミクロンの流行で、現実を正しく表現しているとは言い難くなったが、人々はそれに反応して、行動を制御している。政治家は都合が悪くなると、「総合的に判断して」と言うが、これは「ごまかし」である。「総合的」なのは当たり前で、「キーポイント」を抑えることが、政治家の仕事。それを見る眼があるのが、良い政治家。

2022.2.4. アベノマスクⅡ 

①倉庫の保管料6億円とあるが、これは2020年8月から2021年3月分(7か月)だそうです。2021年4月から2022年1月分(10か月分)は???

②どう仕様もない野党が国会で、マスク5枚で赤ちゃんの産着が1枚作れるとか。自慢そうに「国会質問」をしていた。製作費のことを考えていない。産着メーカーに無料で提供しても、受け取らないだろう。マスク100枚希望して、20枚作るとしても、作る立場の、おばあちゃんにしても、お母さんにしても大変な作業。100枚程度の少数を「個人に」配布したのでは、さらに梱包・配送の費用がかさむ。

③教育委員会が小学生の給食時に使うとか、これなら「有効需要」だし、まとまれば「配送費用」も節約できる。つまり、大口の希望から優先して配布するのが「大正解」。少数の希望のかたには、「気持ちを大切に受け取る」ということで了解してもらえる。

④くれぐれも、「希望数に比例配分して」「少しずつ」なんてことのないように。

⑤それにしても、見積もりの詳細を隠しているところが、アヤシイ。発表するときは、「修正しない」こと前提、「決定」であるという積りだろうか。事後報告が予想される。

追記:2022.2.8.

①今頃になって、「マスク以外の用途は・・・」などと言っている。マスクの用途として持て余して、「処分するのも・・・」。「どなたか、引き取ってもらえませんか・・・」。挙句の果ての発言。こんな失礼な言いぐさはない。人間として、礼儀を知らなさすぎる。そんな人が「大臣」。

2022.2.3. 政治家の発言

「開示は困難」官房長官が、アベノマスクの処理費用の内訳の開示は困難と発言した。
(1)積算がイイカゲン
(2)配送業者との癒着
(3)梱包費用は妥当か?
10億の使い方としては、はなはだお粗末。
あまり長引かせると、本来の政治が停滞するし、不愉快。

「緊急事態は検討していない」岸田さん。
(1)正しくは、「緊急事態を必要と判断していない」でしょう。首相の仕事は24時間絶え間なく「検討」していて、そのための情報を集めることでしょう。そして、「決断すること」。
(2)「検討」は必須で、「判断」しない理由を説明する責任がある。
(3)もし、本当に検討していなくて、「その場その場で判断すればよい」と考えているなら、「先を見通した判断」などできるはずがない。でも、それが政治家の仕事なのではないでしょうか。
(4)説明責任を果たしていない。

「富岳」のシミュレーション(政治家の発言ではないが)
(1)「実験」であれば、考えられるあらゆるケースで試してみて、結果を分析するのが「科学的」姿勢。それでも想定できないケースに偶然遭遇するところから「発見」が生まれる。
(2)「シミュレーション」は「条件」を設定することができる。「都合の良い条件」を作ることができる。いろいろな条件で試して、都合の良い結果となるものを発表することができる。
(3)エアロゾル感染が疑われているとき、飛沫感染のシミュレーションで良いのか。飛沫の大きさへの言及はない。たとえば、布マスクは通過するが不織布マスクは通らない大きさの飛沫でシミュレーションすれば効果が顕著であろうし、もっと小さい飛沫なら通り過ぎるであろう。声の大きさで、飛沫の速度も変化するであろう。温度や湿度、空気の対流なども大きな要素である。
(4)以前、政府の都合の良いシミュレーション結果が示されたことがあり、のちに、それを依頼したのが畑違いの文科大臣だったことがある。そうなったいきさつは不明だが、???。(2021.7.7.)

「いずれにしても」菅さん。
いまさらなので、ついでですが、菅さんが答弁するときに、検討すべき項目を列挙した後、「いずれにしても」と言って持論を続けて述べることがしばしばあった。論理的に聞こえるが、つながりは全くない。最近は「なので、~」が流行っている。文頭にこの表現を用いるのは、文法違反。「~なので」が正しい。

2022.2.2. 感染経路

①毎日新聞の記事によると、海外の専門家から日本の感染研へ公開質問状が届いたという。WHOを始めとして世界的には新型コロナの感染経路はエアロゾルが主体であるとしているが、日本の感染研だけが、飛沫感染と接触感染を感染経路としている問題である。

②特に接触感染は1%にも満たないというが、感染研の回答をききたいものだ。

③流行が始まった時、屋形船やクルーズ船・観光バスでの事例から接触感染が疑われたが、変異株の発生もあって、感染予防に対する認識が変化してきており、それに日本の対策がついて行っていないように思う。

④手指消毒が無意味だとは思わないが、帰宅時・食事前くらいで良いように思われる。手指にウイルスがついても目・鼻・口に触れなければ十分なので、現在の日本は「過剰」と思われる。

⑤一方、マスクは諸外国に比べて格段の普及ぶりで、大いに効果を上げている。
今、力を入れるべきは、「換気」であろう。

⑥最近は感染研の影が薄く、まるで仕事をしていないように見えてしまう。

2022.2.1. 都の基準で・・・

①どの局もそうだが、「都の基準での重傷者は・・・」「国の基準では・・・」と報じていながら、「統一するべき・・・」というコメンテイターの発言がある。これで良いのだろうか。

②局として、どちらの基準が妥当かという判断を避けている。それでいながら「統一すべき」という意見を発信する。
そもそも、コロナ禍が始まった頃、国がもたもたしていて対策を躊躇していた時、北海道・東京・大阪の知事が独自の基準で状況を発信したことから始まる。北海道はその後、国の基準に合わせたが、東京・大阪は統計資料の統一性に配慮して国基準の数値も同時に国に報告しながらも、独自の基準で対策を組み立てている。

③私の判断では、デルタ株までは重症患者がエクモ病床を満たし、そのことが最大の問題点であったから、東京や大阪の判断は正しかったと思う。その間の地方自治体のエクモ情報が反映されていない国の統計基準は不適切と思われる。その後、オミクロン株の流行に際しては、エクモの利用が減少していて意味を持たなくなってきた。別の基準が必要と思われるが、かといって国の基準が妥当かというと、そうもいえない。

④ある医者の発言の中で、「コロナ感染自体が理由で人が亡くなる状況」から「コロナが引き金となって死亡原因となる」変化に対応しなければならない、というのがあった。意地を張ったり、批判を繰り返したりしないで、柔軟に対応すべきである。

⑤理系の発想としては、先を見通した統一基準で統計資料を作ることが大切だが、少なくとも厚労省にはそのような人材が居なかったということ。

2022.2.1. アベノマスク  2.2.追記

①アベノマスクの処理の目途がついたようで・・・慶賀の至り。でも、おかしい。(「?」と「笑」をかけて)

②マスコミの報道を見ていると、ガーゼや雑巾の代わりに利用することで「有効利用」の側面が強調され、本質に踏み込んだ評価がされていない。なにか解りやすい例がないかと考えると。

③キャベツの作りすぎで、トラクターで踏み潰して大地に戻し、肥料としている光景が毎年のように報道される。しかし、もしこのキャベツを家庭菜園の肥料として提供したり養殖ウニの餌として提供したら・・・。梱包・配送の費用は当然生産者持ち。ありえない話です。

④アベノマスクも「売れ残り」の「廃棄物資」です。まあ、焼却処分をまぬかれて「お役に立つ」のは良いことだが、仕分けして郵送する費用は「税金」。「製作費」「倉庫代」に加えて「梱包」「郵送」の無駄遣いは免れない。まして、個人使用の際に出る「可燃ゴミ」の処理費用を考えると・・・。

⑤ついでに勘ぐれば、どのような人がどのくらいの希望をしたのか。全く報道されない。私のような「ひねくれた」人間には、安倍さんが頼んだのではないか、忖度があったのではないか、本当に必要としているのか(届けられたマスクがそのままゴミになる)。いろいろ、「憶測」が広がる。

⑥自身の人間性の低さに反省しきりの毎日である。でも、自民党会合で「笑い」を誘うような「ネタ」ではない。

追記:配送料の見積もりが10億円、廃棄すると費用が6000万円という報道があった。
いずれにせよ、無駄遣いには違いない。
「資源」と考えて「もったいない」と思っても10億とは、税金ですよ。
配送料が1件当たり200枚平均で、2700円???計算間違いか。梱包費用?郵送料?
ちなみに、希望枚数の平均が750枚。そんなに必要な人が37万人???

 

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