そのうちに 2022.5.

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

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2022.5.24. マイナンバーカード

①紙の健康保険証を廃止して、マイナンバーカードに一本化するとか。

②以前にもこの欄で書いたが、将来的に予測されるマイナンバーカードの情報量からいうと、健康保険証とは別カードにするべきだと思う。
病院などで診察を受けるとき、健康保険証は窓口に預けて、帰るとき受け取る習慣がある。薬局でも同様。入院では、退院するときに受け取る。その間に情報を盗まれる恐れがある。マイナンバーカードとして利用できなくなる。
海外旅行をするとき、クレジットカードカードから目を離してはいけないことは、常識である。性善説に基づいてはいけない。

③病院を利用する際は、着脱に便利な服装で、余計なものは持って行かないことがふつうである。私も2度ほど保険証や診察券を落とした経験がある。さいわい、かかりつけ医であったので便宜を図っていただいたが、発見したり再発行されるまで、生活に大きな支障が生じる。まして、マイナンバーカードの再発行は?・・・
追記:先日(6/3)出かけようとすると「診察券がない」。仕方ないのでクリニックの窓口に再発行を申し出た。すると、棚から10数枚の診察券の束をとりだして、「あった」。どうも、珍しいことではないらしい。

④1枚にまとめれば便利になるというのは、貧しい発想であると思う。「不便の必要性」=「不要の用」を検討していない。1枚のカードを失くした時の損害の分散が必要で、災害の時の停電やハッカーによる被害などを考えると、情報管理の分散が必要である。

⑤そもそも、マイナンバーカードの普及が進まないのは、国民がその利便性と安全性に懐疑的だからである。その問題を解決しないで、多額のポイントを付加してまでも普及させようとしている行政に不信感を抱かざるを得ない。必要ならほっておいても普及する。おまけをつけるなら「カードケース」くらいが相場だろう。2万円近いポイント付与を、税金を使って行うのは「違法性」もある。高額なニンジンを餌に普及を図るとは、国民も舐められたものだ。

2022.5.20. 三角関数

①〽サイン、コサイン、なんになるう~~。という歌があったが、受験生の「すなおな」気持ちとして、大いに「うなづける」。

②国会議員がふざけて、「軽口」をたたいて、・・・・。なんともはや。なさけない。

③「みぎやひだりの、議員さん」の発言も、「ちょ~~低次元」。

④「文化」のかけらもない。今日はここまで。

2022.5.20. メビウスの帯

①細長いテープを、1回ひねって輪を作ると、表と裏が定められない「輪」ができる。一般に、これを「メビウスの帯」と呼び、様々な場面で引き合いに出される。しかし、その理解は数学の世界での理解と「本質的に異なる」。理解に「相当な困難」を伴うが、説明にチャレンジしてみたい。

②そもそも、表・裏の概念は3次元空間からの認識である。2次元平面では表・裏の概念はない。2次元空間での図形は、3次元から見ると、透明な平面に書かれた図形であり、表からも裏からも同じように見える(3次元からは両面から見える)。したがって、メビウスの帯を1周回ってきた自動車は、「右ハンドル」だったものが「左ハンドル」に変わる。地球の表面を2次元平面と認識するとすると、右ハンドルの自動車は、どこまで走って行っても右ハンドルである。(数学では「向き付け可能」という。メビウスの帯は「向き付け不可能」ということになる。)

③地球上では、牧場の牛たちは「柵」で囲まれていれば脱出することはできない。牛たちが2次元での移動しか理解できない場合は!しかし、「飛び越える」という3次元を理解できれば、脱出することができる。現実は、3次元の世界に住んでいるのだから、「柵」を乗り越える牛も存在する。

④我々は感覚的に「3次元の世界」に住んでいるが、もしも4次元の世界の「一部」であるとすれば、「柵」を通過することができる。密室から脱出することができる。SFの世界でいう「ワープ」である。ただ、3次元の感覚しか持たない人類が、その過程を理解できるか。個人的には、理解したいとは・・・。

⑤むかし読んだ漫画に、4次元生物が登場した。もちろん、その生物の3次元の断面が見えるので、空中にぶよぶよした個体として表現されていて、その部分が4次元生物の感覚器官(人でいう視覚)となるように頑張っている人類が描かれていた。その結果は覚えていないが、作者の次元認識の深さに驚いた記憶がある。

2022.5.16. 前・元・総理が

①総理経験者の無責任な発言が目立つ。発言の内容はさておくとして、組織としての「自民党」がこれでよいのかと、疑問に思う。

②重要な役職を退いた人が、「公の場」で意見を述べるのはどうか。もちろん、発言する自由や権利についてとやかく言うものではないが、自民党という組織が日本という国の政治に重要な影響力を持っているのであるから、自民党の内部で発言するべきではないか。外部に向かって発言して、組織を揺さぶるなど、「卑怯」としか言いようがない。

③私の見解では、なんとも「幼稚な」行動で、それがこれほど多発するのは自民党の「組織」に問題があるのではないか。一般企業であれば、信用を失い、倒産にもつながりかねない。

2022.5.12. マスク解禁?

①海外ではマスク着用義務の解禁が進んでいる。日本でも、周りを見て影響される、日本ならではの風潮がある。

②そもそも日本では義務もなければ法的規制もない。飛行機の中か、地方議会で着用義務を課しているくらいだ。個人の判断でよいのだが、そこが日本人の日本人らしさである。その日本人らしさが、コロナの蔓延に有効に働いたことも確かである。インフルエンザも、信じられないくらい防がれている。

③禁止していない医師会が解禁を宣言するのも、変な話である。医師会はマスクの有効性を「データに基づいて」説明しながら、マスクが」不要となる状況を「丁寧に・正確に」語り掛けるべきであろう。

④政府は、国民が正しい判断ができるように、方向性を示す必要があろう。「海外では・・・」、は理由にならない。まあ、政治家が正しい判断ができるかと思うと、はなはだ、心もとない。

⑤ウクライナ問題で、「好機」とばかり、軍備だ改憲だと盛り上がっている時ではないと思うのだが・・・。国民が考え判断するために必要な情報を、十分に、提供して議論する環境を作るのが「政治」というものだと思う。フィンランドの女性首相は、そう言っていた。

2022.5.4. 登山届

①山屋の立場から一言。入山の時の登山届の提出は啓蒙の意味で、また装備の不備をチェックする意味で、必要とは思うが・・・

②「実効」があるかというと、はなはだ心もとない。
例えば、私が何らかのトラブルに遭遇したとする。一人住まいだから、無事下山していないことに周囲が気付くのはいつになるか。計画や下山日を周囲に連絡していたとしても、具体的に捜索願が出されるのは、数日後になるだろう。1週間くらい山に入るとしたら遭難から救助までの日数はさらに長くなる。

③遭難依頼が出ても、私の提出した登山届を「発見」できるであろうか。登山届に従って、私の行動を追わなければならない。山小屋の宿泊名簿やテント場の申込書から名前をさがして、はじめて遭難箇所がしぼられる。それから救助隊を編成して捜索が始まる。

④実は苦い思い出がある。10月10日の休みに東京近郊の「笹子雁ケ腹擦山」山頂近く、ふと目を上げると眼前にクマがいた。幸いクマが先に気づいて谷底へ向けて猛烈なスピードで逃げて行った。その日は入山から麓へ下山するまで、人に会わなかった。後で考えると、「探しようがない」。反省はしたが、どうするべきか、出来ることをするのみ。

⑤登山届提出時にバーコードを渡し、宿泊所などで読み取り、下山したら報告義務を課す。下山予定日に報告がなければ、捜索の準備をする。これくらいの態勢を取らなければ、「実効性」はない。現在の技術を使えば、実行可能だとは思う。
しかし、そもそも登山に伴う危険性の知識もなく安易に入山する「風潮」を何とかしなければならない。スマフォで救援を依頼するのは、原則禁止!!と思う。

2022.5.3. 合区解消

①わたくしの聞き間違いかもしれないが、選挙区の一票の格差是正のための「合区」を解消するために憲法改正が必要とか。

②まず、都市への人口集中は政策の問題で、解決策は憲法の問題ではない。

③根本的な原因は、国会議員が「地方の利益代表」になっていることである。結果、都道府県に最低1名の議員定数を確保したいことから、逆算して都市の選挙区が細分される。参議院は半数改選だから、衆議院の2倍の選挙区が必要になる。そもそも、「小選挙区制」にして、与党有利にした結果である。

④解決策は、地方分権を徹底して、国会は地方の首長の意見を尊重すればよい。国会議員は中選挙区・比例代表制で、国全体の問題に専念すればよい。そうすれば、今のような大人数の議員は必要ないし、大局をとらえられない議員は淘汰される。

⑤与党政府がそうしない理由は、「言わずもがな」ということばで十分。改憲提案でどのように「理由付け」をするか、見ものである。

2022.5.3. 緊急事態条項

①憲法記念日のたびに、憲法9条が問題になる。今年は緊急事態条項が表面に登場した。

②日本はコロナ対策に当たって、国民に「強制」する権限が低く、国として適切な対策ができなかったというのが理由のようだ。日本は「お願いモード」に終始せざるを得なかった。しかし、他国と比べてどうだったかの「検証」がなされた形跡がない。国民は政府の「お願い」をびっくりするくらい良く聞いていたように思う。強制力を発揮した国が必ずしも成功したのかというと、そうとばかりは言えない。

③強制力を発揮した国では、力を緩めたとたんに感染が広まる。争いや暴動が起こり政府との対立が際立っている。今年のGWがどのような結果になるか分からないが、人々は「自分で判断して」節度ある行動をしているように思う。山でも海でも、3密・マスク・消毒が徹底されている。

④大切なことは「自分で判断できる」情報を得ることだと思う。SNSなどで無責任な情報が流布されるような状況を作ってはいけない。政府な国民を信頼して、正しい情報を伝えるべきである。「国民に混乱を招く恐れがある」という姿勢ではいけない。今回のコロナ騒ぎでも、真実が的確に伝えられなかったことが、たびたび、あった。正しい情報を集約しようとする「努力」がいまだに見られない。

⑤このような政府に、「戦力」を持たせ、「緊急事態」の宣言で「強制力」を持たせて良いものか。こころもとない。参議院選挙で「民意を問う」と言っている。

2022.5.1. 上高地とマスク

①「上高地は日本で最も美しい所である」。もちろん、私の独断である。しかし、反対する意見を聞いたことがないのも事実である。

②その上高地の入り口が、27日未明に土砂崩れで塞がった。緊急工事で、午後4時に滞在者をバスで退避できるようにした。28日は完全閉鎖して、突貫工事。29日から通行可能とした。

③28日は暖かく快晴の一日であった。観光客がほとんどいない、小鳥の声のさえずりが賑やかな、100年くらい前にタイムスリップした感があった。「マスク」を除いては。

④コロナが減少傾向を見せている原因は、5波のときと同様に、わからないままである。政府がその分析を怠っていることに憤慨している。
私としては、人々の間に感染防止の方法が定着してきたことも大きな要因のように思われる。

⑤海外では規制緩和が進行しているが、規制がなくなると「野放図」とも言える状況がみられる。しかし、日本では「おねがい」から始まったこともあり、国民の慎重さは続いている。上高地でも、まばらな観光客ですら、ほぼ全員マスク着用であった。

⑥思うのだが、これからの対策は「状況を見定める」ことを「啓発」することが必要と感じる。規制があるからマスクをする。規制がなければ「なんの配慮もなく」外す、では、同じことの繰り返しになってしまう。

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