そのうちに 2022.10.

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

・・・2021年4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分

・・・・・・・10月分 11月分   12月分 はこちら

・・・2022年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分  6月分  

・・・・・・・ 月分 9月分   はこちら

 

2022.10.28. 選挙区割り

①参議院の1票の格差が憲法の求める「1票の価値の平等」に反するとして、最高裁が再考を求めたことに対して、「10増10減」が議論されている。

②自民党の森山さんが「解決するには、憲法の改正しかない」と発言している。そうであろうか。

③問題点は、「小選挙区制」と「地方の意思の代表者」という発想がおおもとにあることであると思う。小選挙区という「地盤」を死守することを大前提にすれば「10減」は認めることはできない。「地方の意思」が「地盤の支持者の意思」と思えば、選挙区は小さいほうが有利である。さらに、「1県1人」が県の意思を代表すると思えば、定数は47人以上必要、半数改選なら94人以上の参議院議員定数が必要になる。参議院の定数をそのような発想で決めても良いのであろうか。

④そもそも、衆議院で小選挙区制を実施しているのであるから、参議院は中選挙区・大選挙区で「大局的な視点」に立てるような選挙制度にすべきではないか。それでこそ「二院制」が有効に働く制度ではないか。政権政党が議席を確保することを第一に考えて、国政のあり方を考えていないことに、そもそもの問題がある。

⑤例えば、日本を5~8くらいの選挙区に分け、それぞれに30人程度の議員を配置して、中選挙区としてはどうか。そうすれば、自然と、日本全体を考える土壌が生まれるのではないか。そのような発想は、政権政党には生まれようもない。どうすれば良いのか。

2022.10.20. 推薦確認書

①旧統一教会と自民党議員が交わしていたという「推薦確認書」が問題になっている。視点の重要性があやふやになっているので、ひとこと。

②内容は、憲法改正や家庭問題・男女平等への姿勢が書かれているという。これを選挙期間中の選挙支援での、一候補者と一支援者(統一教会)との政策協定であって、自民党との統一教会との協定ではないとして、「問題化」しないで済まそうとしている傾向がある。

③しかし、そうであろうか。今の日本の議会では「党議拘束」というものがある。党執行部が決定した結論は、採決の時は同調しなければならない。それは所属政党に席を置く限り守らなければならない。個人的に反対なら党籍を離脱しなければならない。一方、選挙の際は党の公認を得て立候補している現実もある。

④「推薦確認書」に書かれていることは、党としての約束でなければならない。署名が候補者個人であっても、その候補者を党が公認している以上、党に責任がある。

⑤「党議拘束」を外せば良いのだが、今の国会議員が個別に判断することは・・・(私としては)期待できない。そういう意味でも、個人と教会の確認書とは思えない。

2022.10.19. ガクチカ

①「学生時代に特に力を入れたこと」という意味だそうだ。就職のときに必ず聞かれる質問で、この質問に答えられない学生が多いという。コロナの影響を一番受けた世代で、同情はするが、なにかおかしい。

②私が大学に入学した時、70年安保の影響で大学は夏ごろまでロックアウト状態だった。大学の講義が始まる前に、すべての時間を自由に使える環境となり、専門分野では数学の教科書を読みふけった。1ページ理解するために丸1日費やしたこともあったが、それができる時間があった。高校時代、闘病のため何もできなかった反動から、手当たり次第に文学書を読みあさり、ひとりで近くの山々を走破して体力づくりに励んだ。大学院進学を志す友人と学習会を始めた。

③時間を与えられれば、やりたいことは山ほどもあり人生で最も充実した時間であった。現代では、オンライン授業とはいえ、知識を得る糸口は与えられている。インターネットを通じて、あらゆる?情報を得ることができる。社会の「豊かさ」は比べるべくもない。思うに、足りなかったのは「欲求」ではないのだろうか。知的欲求であり、人格形成の欲求もあるだろう。それらを得るためにどのような努力をしたか。それこそが「ガクチカ」なのだとおもう。

④「なにをしたいか」「どのような人間になりたいか」、定年を迎えても同じことを言っている人も多いので、若者だけの問題ではないような気がする。一方で、若者が企業を立ち上げ、世界に進出しているのを見ると、われわれの世代には無いたくましさを感じる。そういう意味で「意識の格差」が広がっているようである。

2022.10.18. クレジットカード

①先日、必要があって2枚目のクレジットカードを作った。その時(銀行の人に)「お持ちのカードより(カード会社の)手数料がかかりませんよ」と言われた。そのことを(ホテルの人に)言ったら「どうしてそんなことをご存じなのですか」と聞かれた。考えてみれば、同じように支払いをしても、受け取る方にはカード会社の手数料が必要。以前、「〇〇ペイの手数料がかさむので、契約解除した」という話もあった。

②確かにカード会社はこの手数料で収入を得ている。しかし、この費用は価格に組み込まれている。サービス(無料)では決してない。便利さの代償として、これらの費用を支払っていることになる。もちろん私のようにカードを使わない人間は、余計な分も払っていることになる。
ついでに言えば、ポイントなども「おまけ」のように見えても、価格に含まれている。

③むかし、NTTの人と話していた時、「通信などの産業は「施設」ができてしまえば、あとは人件費と電気代だけ」といわれて、「そんなものか」と思ったが、利益は組織の拡張やメンテナンスにも必要だから「丸儲け」にはならない。農業などは生産者から消費者に届くまで、何段階もの梱包・運搬・配達と利益の額が目に見えるが、IT関連のサービスはこのあたりのことがよくわからない。

④システムエンジニア(SE)という職業がある。特殊技能であるから高所得であることは理解できる。しかし、COCOAの委託費に数百億??使ったようだが、言葉は悪いが「腐った魚」を食べさせられたような気分。窓口は政府なので苦情の持って行く先が分からない。その費用の相場も全く闇の中。

⑤政府はなんとなくポイントやクーポンで「やってる気分」を出してはいるが、相当な金額が不明朗な状態で支出されている気がしてならない。マイナカードやふるさと納税など、心配でならない。スマフォを持たない私としては、「恩恵」からますます遠ざかり、余計な出費を支払わされている。スマフォ本体費用と維持費を考えると・・・生きていけない???

2022.10.17. 辛坊さん

①辛坊さんが、「命がけでも玉川さんを守る」と発言していた。少し冷静になったほうが良い。202210.6.(前回)の発言と重ならないように感想を述べたいと思う。

②そもそも、「電通が」がどの程度の根拠での発言かということは本人に聞かないと判らない。しかし、指摘された翌日には訂正と謝罪を行っている。対して、SNSなどでの無責任な発言をまきちらし、訂正も謝罪もしない人たちとは、比べること自体失礼。しかし、三重県議の何某さんは、高市さんの名を騙って事実無根を言いふらしたと自身が発言しているが、「デマ」とは認めず、謝っている様子もない。当の高市さんも発言を否定しながらも無視、自民党は「不問に付す」ような状況。

③本来、この県議を追及する役割の人たちが「玉川たたき」に夢中になっている。一方、内閣も電通も(双方に対して)まったく動く様子がない。

④このように考えていると、「組織」の中に、陽の当たるところに出したくない、深い闇が見えてくる。暗闇だから何も見えない。できるだけ穏便に通り過ぎてほしい。忘れてほしい。そんな勘繰りがますます湧いてくる。闇に光を当てるのが仕事の人たちが、何か「勘違い」をしているようだ。玉川さんの失敗は「かわいい」もの。だから彼のファンがいるのかもしれない。

⑤「批判の80%が大陸から」発言は、徹底的に究明するべきである。

⑥追記:「攻撃は最大の防御」ということか?

2022.10.6. 玉川さん

①「電通発言」を見ていたが、「アウト」の印象だった。ただ、何らかの裏付けがあるのなら「面白いな」と思った。テレビのコメンテイターの発言であるから、「何かありそう」と思ったが、翌日に謝ってしまったので、期待外れ。多くの視聴者は同じような気持ちではないだろうか。

②そもそも「ありそうな話」には気を付けなければならない。しかし、この発言には、「ありそうな理由」がいくつも思い当たる。だいいち、国葬を請け負っているのは電通の子会社と聞いている。電通の顔が無ければ「国葬」のような大仕事は請け負えない。さらに、オリンピックの汚職騒ぎで、政府の組織の中枢部に電通関係者がかかわっていることは、十分想像できる。秘書の中に関係者が居てもおかしくない。

③私がいちばん思うのは、今までの菅さんの演説と較べて、よくできている。「ガースーです」と言ったセンスより格段に洗練されている。でも、もしこのスピーチがライターの作品としても、原案やエピソードが創作でなければ、批判することはない。原稿に少し手を入れてもらうだけで、見違えるようなスピーチになるはずである。

④不思議に思うのは、菅さんも電通も何も言わないのに炎上している。「失礼」だと言っているのは「まわり」だけである。ここぞとばかりの発言が目立つ。

⑤それにしても、玉川さんには珍しい「大失言」である。彼をいじめても日本のためにはならない。岸田さんのような「謝り方」では済まない。模範を示してほしいものだ。政治家のお手本になるような謝罪を期待している。

2022.10.6. 国葬騒ぎ

①国葬問題がいろいろなところに波及して、焦点がぼやけてきた。この問題に限らず、次々と連鎖が起こって、感情的になってきている。すこし私なりに整理してみた。

②私の感想では、問題点は、菅さんが根回しを全くしないで、強引に決定したことにある。「法的に問題ない」という言い訳は、まさに言い訳に過ぎない。(法の網を潜ったとしか見えない)。これから、この様なことが無いように相互に話し合うことが大切であるのに、煮詰まる気配もない。

③付随した反対意見では(1)安倍さんの功績・・・これは歴史が評価する。(2)弔問外交・・・後付けの理由・成果少ない。(3)任期が長い・・・???。(4)費用・・・必要なものは必要。つまり「人によって様々」な意見のある問題で、よくあること。だから事前の調整が必要なのだ。

④賛成意見では、自民党寄りの人は当然だが、事件の後の葬儀での市民の弔意の表現はとても素直だったと思う。安倍さんの「人間性」に触れた人たちの反応だった。それなのに、二階さんのとぼけた発言が火をつけた。最近では玉川さんの「電通発言」など、まだ尾を引いている。
「電通発言」など確かに「大失言」であるが、当事者(菅さん・電通)が何も言っていないのに、普段、個人的にけむたく思っていたであろう人たちの大合唱。国会で・・・という状況など、議員の質が疑われる。

⑤今回の「国葬」だけではなく、安全保障、経済対策、コロナ、などなど、振り返れば「問題点の拡散」が今の日本の最大の弱点なのではなかろうか。野党が弱いのは「核心」を理解しないで枝葉末節をとらえて騒いでいることに原因があるようだ。

2022.10.2. 麻生さんが

①「若者が並んだ」「強制無くても並んだ」。どういう流れの中の発言か知らないが・・・
強制してでも盛り上げる、どこかの国と同じにしないでほしい。

②「強制しても並ばない」。これが私の感触。

③状況を理解して、あえて、反対する国民と、言い方は悪いが、英国の国葬を見て、「そうするもんだ」として並んだ人たちが半々。少し、日本国民を見直した心境。

④もちろん、安倍さんの政策に心から心酔している人もいるだろう。でも、半数とは思えない。

⑤思いや想像で語るのはこの辺にしておこう。次の選挙に向けて。

2022.10.2. マニュアル

①むかし、アメリカの労働者が手にするマニュアルは詳細で、初心者でも書いてある通りの行動ができれば職務を完遂することができると聞いた。多言語国家で、知識も人によって様々な国で「さもありなん」と合点した。

②海の行事で事故が起こった。予想もしない事故だった。しかし、学校はその原因を詳細に分析し、翌年に備えた。その学校では、水泳部の卒業生が助手としてスタッフに加わるのだが、そのために詳細なマニュアルが作られ、勉強会や訓練も行われた。そこで、予想もしない事態が起こった。

③それまでは「(生徒を)見よ、感じ取れ」という、昔ながらの「緊張感」を軸とした指導をしていた。ところが始まってみると、マニュアルが詳細すぎて学習・実践することにエネルギーを消費して「余裕」がなくなった。マニュアルに漏れているかもしれない事態が起こっても、対応できるか?という問題が起こった。

④「国葬」の基準を作ろうという流れが起こっている。しかし、どのような基準を作っても例外は生ずるし抜け道を模索するだろう。2022.9.13.にも述べたが、「規則にない」場合は「なにをやってもいい」のではなく「慎重にやらねばならない」という認識が大切である。

⑤憲法は「基本理念」を表現する「基本法」であるので、一つ一つの具体的な事案は最高裁が判断することにより、長い時間をかけて「線引き」をするものである。だからこそ、最高裁判事は時の政策に左右されてはいけないし、その選出は公正でなければならない。一方、自民党の改正草案は、その意味で自民党の「党是」が直接的に表現されていて、草案としての資格がない。

戻る