そのうちに 2023.2.

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

・・・2021年4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分

・・・・・・・10月分 11月分   12月分 はこちら

・・・2022年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分  6月分  

・・・・・・・ 月分 9月分  10月分    11月分 12月分 はこちら

・・・2023年1月分 はこちら

 

目次(日付順) 目次(テーマ別・順次作成中)

 

2023.2.28. 核融合

①「核融合」の技術に反対する。私の判断です。

②確かに、ほぼ安全に、大量のエネルギーを得られ、放射能も無縁である。しかし、私が心配するのは、無限のエネルギーを得たとき、人類は何をするだろうか。エネルギーの奪い合いは収まるだろうから戦争は、争いは起こらない。

③自然科学の原則は、エネルギーは最終的に「熱」となって発散される。逆に「熱」集積する技術は、理論的の不可能である。大規模な地球温暖化が起こる。二酸化炭素などによる温室化ではなく、人類が活動する限り、熱エネルギーが生じる。

④一途の望みがあるとすれば、地球規模の「熱の総量規制」を可能とするしかない。できる訳がない。途上国は後れを取り戻すべく「新ネルギー」を使うだろうし、先進国は、生活を「より豊かなもの」に向かって使うだろう。

⑤地球上のすべての人類が、世界のエネルギー使用を「調整」しなければならない。出来るだろうか、人類に。私は悲観的である。

2023.2.28. 同性婚

①岸田首相は衆院予算委で、同性婚を巡り「同性カップルに公的な結婚を認めないことは、国による不当な差別であるとは考えていない」と述べた。(共同通信)
(注:二重否定を肯定形に直せば、「国による当然な差別と考える」になる)

②異性婚は認めるが、同性婚は認めない。これを「不当な差別でない」と言うなら、二つの理由が考えられる。ひとつは「不当」でないこと、つまり「当然」であると断言して理由を明らかにすること。もう一つの方法は「差別」ではなく「区別」であることを説得すること。

③私には、どちらの理由も思いつかない。明確な理由を示すことができなければ、認めるべきである。

④多数者が少数者に対するとき、年長者が子供たちに、権力者が社会的弱者に対するとき同じ論理が成立する。基本的な論理をないがしろにして、霞が関文学に明け暮れる国会の現状が哀しい。でも、他国の事ではないから、真剣に考える必要がある。

2023.2.25. ChatGPT④

①最大の問題点は、AIに価値・善悪の判断をさせることができるか。そのようなアルゴリズムを開発できるか、という問題。

②「利潤を追求」などの判断は可能であると思われるが、民主主義か、社会主義か、それとも独裁主義などの質問には答えられない。両論併記すら、たぶんできないであろう。最近のニュースでよくSNSで使われた単語の数(頻度)を文字の大きさで表現することがあるが、話題になっているというだけで、価値の判断はなされていない。大切な話題かどうかは別問題。

③新しい発見というものは、人々が思いもつかないもので、だからこそ、そこに疑問を抱きあきらめずに研究した結果得られるもの。
つまらない例だが、このHPの「難問」に取り上げた問題は「解があるか無いか」もわからない。そのような疑問を生涯持ち続けることが「研究」。数学の世界では「解答なしが解答」・「解答が無い」そういう場合もある。問いかければ答えが返ってくるという世界ではない。

④この年齢になってつくづく思うのは、いままで「解答」のある世界での「競争」で人生を歩んできたように思う。入学試験や就職・昇進など。これからは、人間でなければできない問題と取り組む能力が試される時代にさしかかったように思う。東京都でのスピーキングテストなど、笑止。統計的には、親の経済力検査の様相。これでは少子化になるのは自明。

⑤ChatGPT、冷静に見守りたい。

追記 : AIには「真偽」の判定ができないのではないか。判定するには基準を教えなければならない。数の多い意見が真実とは限らない。

2023.2.25. ChatGPT③

①しばらく話題になっていたが、おさまったようで・・・。「農業」や「産業革命」に匹敵するなど、姦しい表現はともかく。

②はっきりしたのは、現在公にされている領域からは出られそうにないこと。「農業」における品種改良、「産業革命」における手工業からの脱皮のような要素はなさそう。AIの発展でどうなるかは不明だが・・・。エジソンやアインシュタインは現れそうにない。

③使ってみた人の感想の中に、「断定的な表現となっている」とあるが、逆に「・・・と思われる」とあったら脅威。AIと言えども機械であるから、与えられた情報を組み合わせ・処理しているから教えられた通り答えるので「断定的」になる。このことに気づかず、「断定」を「真実」と受け取ってしまうとおおきな過ちを犯すことになる。
極端な例として、宗教的な書物は、そこから「教え」を学び、人生に役立てればよいが「絶対真実」として、他者に強要するようになると危険である。
そこまで極端でなくとも、以前あったように、ナチスの信奉者のサイトに迷い込んで、狂信者のサイトを渡り歩いた例がある。いろいろなサイトを閲覧して結局信奉者になるのなら、「それも生き方」で否定はしないが、一つの世界だけしか理解できなくなるとなれば不幸である。

④対立するテーマの双方を紹介して、判断を人に任せる。そういうシステムには程遠い気がする。

⑤プーチンさんが読んだ本や対話した人物、話した言葉、見た景色だけを入力して、「ウクライナとは」を問いかければ、今の状況が答えとなって出てくるのではないか。

⑥人間は、所詮有限の環境や知識に基づいて生活するしかない。そのことを理解して生きるしかない。私自身、出来るだけ多くのひとと話し合いたいが、「多寡が知れたもの」。

⑦最後に、AIからは「新しい発想」は得られない。今のところは。そのことを念頭に付き合うべきだと思う。

2023.2.22. マイナンバーカード

①医師会が病院の受付にマイナンバーカードの読み取り機やネットワークへの加入を義務付けることを違法として提訴したという。詳しい情報が無いので、批判は控えるが心配事を少し。

②まず、年配の「おじいちゃん先生」が閉院するのではないか。コロナの診察を要請されて、自身の健康から廃業を考えているとき、どうだろうか。本気で普及させたいなら読み取り機の設置費を国で持つぐらいのことはあってしかるべきではないか。膨大な広告費とポイント配布などで国費を浪費しないで、そちらに予算を振り向けるべきだと思うがどうだろう。

③次に、マイナンバーカードの表面から、住所・性別などの個人情報を削除するという。機械を使わないと読み取れないとしたら「身分証明書」の役割を果たせるのだろうか。私など、「そのための」運転免許証をあえて手に入れ、所持しているが、顔写真と名前だけの記述で身分が証明できるか。身分証明を求められたとき、そんなマイナンバーカードで身元確認は十分か?警察官が読み取り機を持って歩くのか?

④リタイアしてからの生活で、身分を証明する手段が限られている。マイナンバーカードに期待する部分は大きいが、その計画のイイカゲンさに不安があり、使い勝手があまりにも悪そうである。笛や太鼓で囃し立てても3人に1人が首を縦に振らないことを真剣に考えるべきと、思う。河野さんでは、ムリ。コロナでの仕事を振り返っても・・・。
ごめんなさい、また悪口になってしまった。反省。

追記

⑤岡山・倉敷市の給食費問題

⑥マイナカードの普及率が高い公共団体には、地方交付税を多く配分するという。倉敷市は、マイナカードを申請しない家庭は給食費を有料とすることにした。マイナカードを申請しないと、無料だった給食費が有料になる。
コロナの接種率の時も、地方交付税を接種率の多寡に応じて地方交付税の配分を連動させると言っていた。「俺(国?)のいうことを聞け。聞かないとペナルティを課すぞ」。
日本の民主主義が危ない。彼は、次の総理候補なんだって。

2023.2.21. 北朝鮮のミサイル

①初めに、北朝鮮のミサイル発射を擁護する気持ちは、これっぽっちもありません。むしろ、憤慨しています。誤解のないように…

②問題はミサイルの破片が漁船に当たるのではないか、地上に落ちたら・・・という心配があり、それが防衛論議の材料にされていること。

③私の直観では、漁船にミサイルが当たるのは、宝くじで1億円当たる程度の確率だと思う。だから無視、とは言えない。どんなに小さい可能性であっても「とんでもない暴挙」と思う。私が問題にしたいのは、そのような不安を煽って、防衛体制を進める材料に使っている政府の姿勢の問題。

④北朝鮮が「迷走」・「暴走」していると思う。われわれが考える「平常の思考状況」では無い。それを「どうするか」が問題で、力づくで抑え込むのは「最後の手段」。政府が、国民からは見えないところで大変な苦労をしているのだろうとは思うが、それが行き詰って、力づく以外に「方法がない」と判断しているとすれば、それはそれで「危機」である。

⑤戦争をしたいと思ってする戦争は無い。少なくとも現代では。しかし、それにしても戦争状態の地域が多すぎる。地球サイズの視点で眺めれば、「戦争している場合ではない」のだが。

2023.2.18. マイナンバーカード

①戸籍の名前欄にフリカナを添記することが義務付けられそうだ。キラキラネームへの対策のように言われるが、マイナンバーカードとも関係がある。コンピュータ処理ではカタカナもしくはローマ字表記が有効と思われる。名前と生年月日でほぼ個人を特定できるからである。
(すこし以前、同姓同名で生年月日も同じ人がニュースになった。逆に、ニュースになるほど珍しいこと。)

②余談になるが、ある時都立高校の入試で「同姓同名」の二人がいた。入試は受検番号で識別できるが、合格後、新クラス配属まで、神経を使った記憶がある。
マイナンバーカードで名前の表記をどうしているか知らないが、漢字の制限やフリカナをどうしているのだろう。国際化が進行しているなかで「文字数」だけでも検討の対象になるのではないか。思いもかけない名前があるものです。「寿限無」の例もあるし。

③本題に戻って、夫婦別姓の問題など。カード処理上、誰と誰が夫婦で、その子供との親子関係をデータとして含めるかどうか。結婚・出生・離婚など、同性婚やDVの問題も絡んでくる。ここを整理しないと本当の「マイ」ナンバーにならない。課税対象をどのように扱うかも絡んでくる。結局、政府の「家族観」の根本的な問題に帰着される。「住民票がコンビニで」などとのんきなことを言っている場合ではない。

④運転免許や健康保険・銀行口座などマイナンバーに紐づけると便利の良いものはたくさんある。それを一つのマイナンバーで検索できるようにするのは「あまりにも危険」である。

⑤結局は誰のためのマイナンバーカードか、ということに帰着する。政府が「効率化」のためと言っているうちは定着しないと思う。国民の「利便性」を考えるようにならなければならない。5000円のポイントや給食費無料などの「エサ」で釣っているようでは嘆かわしい。必要なら、何をしなくても、普及する。

2023.2.16. H3

①いよいよ明日、H3 ロケットが発射される。いつも思うのだが、実況を見ていると、まっすぐ上に昇っていかない。見る間に水平軌道になるように「見える」。この現象をわかりやすく説明できないかと考えてみた。

②突然で申し訳ないが、1メートルの長さを、赤道から北極点までの距離の1000万分の1と決めた。緯度1度は、その90分の1。緯度の違いは北極星の高度で計れるから、その距離を90倍して、1000万で割ればよい。(地球4分の1周が1万㎞。1周4万㎞)

③24時間で360度回転するので地表の速度は、赤道で時速1667㎞となる。秒速463m。ロケットは地球の中心に対してまっすぐに打ち上げることが効率的であると思うから・・・。
この後のコースを考えるところで、行き詰ってしまった。誰か教えてください。

④洗濯機やお風呂の排水の時に左巻きの渦ができるのも、低気圧に左回りに風が吹き込むのも地球が動いているから。南半球では逆向きになるという。実際に見てみたいと思うが、今だに果たせないでいる。明日はそんなことを考えながら、TV中継をみてみたい。

⑤補足(蛇足):「平地」で南北に緯度1度分の距離を測って90倍して、その1万分の1を1㎞とすることなる。その長さからメートル原器を作った。その距離をどこで計ったのか。南北に100㎞の平地が続く、見通しの良いところ。意外と候補地は少ない。具体的な段取りに興味がある。
答えは・・・自由研究。現在は、特定の光の波長の何とか倍を1mと定義している。正確ではあるが、夢が無い。

⑥蛇足:地球を基準にしたのは、当時、航海で、緯度・経度を計りながら現在位置を計算した。航海では緯度1度を60海里という(赤道で経度1度が60海里)。星を見ながらふるさととの距離を計算した。ちなみに、伊能忠敬は江戸から蝦夷までの測量旅で、地球の半径を計ったことでも有名。

追記:残念ながら当日の発射は失敗した。「異常を検知した」ということは「システムが正常に作動したこと」と、前向きに考えたい。
交通信号でこわいのは、信号機自体の故障、次が無意識の信号無視、そして意識的な信号無視。事故につながらなくって良かった。原因究明が急がれる。

2023.2.15.② 少子化対策

①かねてから政府の少子化対策が「バラマキ」でしかないことで、なにか抜本的な対策は無いかと考えていた。思い付きだが…。

②キーとなる問題が、「奨学金返済」にあるのではないかと思った。借金を抱えたまま結婚することに躊躇する若者。共働きで生計を立てても、子供は・・・。まして2人目などとてもとても・・・。このあたりが大きな阻害要因背は無いか。

③提案その1:結婚後・出産後2年間の奨学金返済を政府で行う。もちろんパートナーの分も。奨学金を受けていない家族に対しては不公平のように思われるが、奨学金の必要性が無かったのであるから、必ずしも不公平ともいえない。

④独身でいると、この支援が受けられないから、「結婚しようか」という動機付けにもなる。

⑤第3子までを考えると、最長8年間の支援があり、奨学金のほとんどが返済される。

⑥末子が2歳になったとき支援が終わるが、そのあとの構想は次回。乞うご期待。

2023.2.15. トマホーク

①政府はトマホークを500発購入するという。確か1発2億円だったかと思う。ちなみに、先日、アメリカ上空に侵入した気球を撃墜したミサイルは1発5300万円、2発目で仕留めたという。トマホークは1発1億とか2億と言われている。

②敵基地攻撃能力も、最初の1発の攻撃があって初めて行使できる仕組み。有事の場合、数か所の標的に同時に発射されるミサイルを迎撃するためには、数倍のトマホークを用意しなければならない。都市部の防衛も大変だが、原子力発電所が真っ先に狙われかねない。それも完全に撃墜することはウクライナでの状況を見れば不可能に近い。

③5年も経てば「旧式」となるのが兵器の世界。だから軍需産業は儲かる。新型コロナの未使用分のワクチンの廃棄でも、もったいないと思っている国民性で、了承できるのか。兵器が儲かる産業であるのは、海外に武器を輸出しての話で、国内開発・生産・消費では無駄遣いも甚だしい。日本に輸出するアメリカは大儲けで、中古品の在庫処分ができ、自分たちは新型兵器を開発して防衛する。

④軍事力で国土を防衛できるのは、現在ではアメリカと中国だけだと思う。戦争は「時代遅れ」との認識をお互いにもって「ではどうするか」と言うのがこれからの世界観ではないか。

2023.2.14. 救急法

①救急救命に関していろいろなアドバイスが報道されているので、私の知識の範囲で整理しておきます。
注:(?)とあるのは、数値に自信のないところです。大きな間違いはないと思いますが、気になる方は確認を。

②呼吸停止・心拍停止が救急対応の対象ですが、最近は「人工呼吸」は推奨されていません。私が教わったころは、心臓マッサージと人工呼吸を交互に行うと習った。しかし、最近は感染症の心配もあり、一般的には推奨されない。実際には呼吸停止から30分(?)くらいは心臓が動いていれば(血流があれば)蘇生は可能である。救急車を要請して30分血流を維持できれば間に合う時間である。この時間を「繋ぐ」ことが大切。

③最近はAEDの配備が充実してきて、都市部であれば、AEDでの蘇生が期待できる。ただし、心拍停止の場合は3分(?)くらいが後遺症を残さないですむ時間と教わった。これは現場に居合わせた人しか対応できない時間であるから「勇気を持って救命行動に移るように」覚悟をもって対応するようにと教わった。
同時に、とっさの出来事で気が動転しているときは、3分が10分に、30分が1時間にも思えるから、「あきらめてはいけない」とも教わった。

④なお、こんなことを書いても良いのかと思うが、人工呼吸や心臓マッサージは医師が来るまで続けなければならない。不幸な結果になったとき「中途でやめたから」ということが問題になることがある。人工呼吸と心臓マッサージを正しく続ければ、長時間、命は維持できる。

⑤一生に一度、有るか無いかのその時の行動である。覚悟が試される。
酔っぱらって、呼吸確認もできず、脈も取れず、気道確保だけして救急車を待った情けない思い出がある。

2023.2.13.② パキスタンの風景

20年ほど前のパキスタンの市街地での建設現場です。
トルコの現状を理解する助けになればと思います。

2023.2.13. ChatGPT②

①いろいろ話題になっているようで。

②大学教授が学生に課題を出したら、あまりにも出来が良いので、CHATで「これはあなたの答えですか」と問いかけたら、「99.9%の確率でそうです」と答えたという。少なくとも、正直さでは人間を越えていると認識しました。

③ある番組で「ネットに挙げられていないことは、検討対象外」とあったのが印象的でした。

④国会での野党の質問をCHATに投げかけると面白いのでは。総理答弁と比較したら面白いと思います。そんなもんだと思えば、冷静な目で成り行きを観察できると思う。

⑤今までの「検索」機能だと、価値観に捕らわれず機能するが、このCHATでは、当たり障りのない文章の中で言葉や主張を選択するので、使い方は難しいような感想。国会答弁レベルが限界。

2023.2.12.③ マイナンバーカード

①岡山・備前市で、マイナンバーカード取得の条件で子供の給食費・無料とか。

②いつまでこんな恥ずかしい・卑怯な政策を続けるのか。エサにつられる国民と、なめられているのでしょうか。

③恥ずかしくも、次期首相の候補の一人だという。

④今頃になって、個人秘密の安全性を高めることを、「検討」するという。・・・・・。

追加・詳報:マイナンバーカードに紐づけられたデータを本人の許可を得ないとアクセスできないような仕組みを、「将来、検討」しなければならない。とおっしゃったそうだが、話が前後逆でしょ。それまでデジタル庁をやっているつもりですか?それまでに総理大臣になる計画ですか?。「借りた金は必ず返す」は、詐欺師の常套句。「信じたほうが悪い」が世の常。

2023.2.12.② ChatGPT

①ChatGPT そのものについては、そのうちに・・・

②むかし、ワープロが学校現場に入り始め、「蝋原紙」が駆逐され始めたころのお話。当時、ワープロと言えば「一太郎」、その中に自動変換機能というものがあった。ローマ字入力で打ち込んでいくと、自動的に漢字に変換してくれる。逐語変換しなくても良い優れた機能であった。もちろん変換精度は高くないので、修正が必要であった。現在ならAI機能を駆使して、前後の文脈からの「自動修正機能」が考えられるが、まだ、お目にかかっていない。

③そのような便利な機能だったが、しばらく使っているうちに「一太郎」が変換しやすい文章を書く「癖」がついた。少し気取った文章や最近使われなくなった言葉を入力しても、変換してくれないから。しかし、自分で書いた文章を読んで、大いに味気無さを感じ、そんな反省から、逐語変換に戻った。

④先ほどの、ChatGPT の報道を見ていると、便利よさそうに見えるが、文体が画一化されていかなければよいがと思う。悪口と言うわけではないが、NHK のニュースなど、相当画一化の傾向にある。民放の「食リポ」など、その最たるものであろう。野球の実況やマラソン中継などは画一的だからこそ安心して見ていられる面もあるが、全部が「水戸黄門」になってしまっては、さみしい。

2023.2.12. 守・破・離

①武道の世界でよく使われる「修行の心得」を示す言葉です。「守」は師の教えを忠実に守ること。「破」は師の教えに疑念を抱いて反発すること。「離」は離れた立ち位置で、自分自身で考え工夫すること。
「守」のままだと、言葉は悪いがいわゆるパシリ。師と仰ぐ人の言葉に心酔して、盲目状態になること。でも、基礎を築くには教えに忠実であることは必須。「破」はいわゆる反抗期。プラス思考で言えば自分で考える力が生まれ、反抗する力が「向上」の原動力となる。「離」は一通り知識や技術を習得した段階で、さらなる発展を目指す「悟りの境地」。ここからが勝負。

②ここからは老人の繰り言。たとえば写真。「写ルンです」はもう古いが、当時写真屋さんが「お客さんの写真に工夫が見られなくなった」と嘆いていた。より良い写真を目指そうとする気持ちが感じられなくなったようだ。写真が高価だったころは一枚一枚に想いがこもっていた。デジカメの時代になって、「たくさん撮って、いいものを選べばよい」という気軽さから、さらにその傾向が加速された。そのうえ「いいものを選ぶ」作業すらおざなりになった。プリントして家族のアルバムを作っている人はどれくらいいるのであろうか。
(歴史家の中には、現代の映像が未来に残されないのではないか、と危惧している向きもある)

③最近「映える(バエル)」食べ物・喫茶がテレビを賑わせている。お店も「客寄せ」の手段として活用している。私など、おいしいものを食べたいし、作り方を教わりたいとも思う。お米など、文化鍋で炊いた時の味は代えがたいものがある。冒頭の「守・破・離」ではないが、今の文化は、より深いものを求めるという意思が減少して、情報の波にもまれているような気がする。

④「文化」のあり方を考えるようになっては、先が見えてきたかな・・・と思う今日この頃でした。

2023.2.10. トルコ震災

①もし「自衛隊」が「国際救助隊」だったら。わたくしが常に夢みる「サンダーバード」であったら。地震の一報が入って、1時間以内に食料・テント・医療具などを満載した飛行機を発進させることができたら。そんな国を攻撃しようという「仮想敵国」は無くなる。
機体を真っ白に塗り、真っ赤な「日の丸」を描けばどの国のミサイルも避けられるであろう。「日の丸」がそのような信頼を得られる国であってほしい。

②現実に戻って、忘れがちなことを一言。トルコの皆さんには、申し訳ないが・・・。

③日本は戦後70年を経て、インフラが整備され、耐震対策も徐々にではあるが整備されてきた。大きな要因の一つとして、その間「戦争」に関わらなかったことがあげられる。自衛隊は組織されているが「実動の場」はもっぱら災害救助と沿岸警備に限られ、隊員の犠牲者は最小限に抑えられている。他国に目を向けると、豊かな国はそれなりに軍隊を組織しているが、まだまだ発展途上にある国は軍事費に「あえいでいる」のが実情である。

④登山のために訪れた国の、数少ない知識で申し訳ないことをお断りして、感想を述べる。まず、国を支えるべき優秀な国民が、「食べるために」軍人を目指す傾向がある。または貧困から逃れるために軍人を目指す。建築基準法などのような法整備が遅れている。はっきり言って「その暇がない」。争いや競争に大きなエネルギーが消費されて「手が回らない」ように思える。

⑤日本の現在を顧みると、三陸沖地震の復興予算が防衛予算に振り替えられたり、上下水道や橋梁などの修復が待ったなしの時にあって財政不足が嘆かれ、少子化を食い止めるために国家が総力を傾けなければならない時代である。私がたびたび書いているように、「使いもしない」ミサイルや戦車を増税してまで装備しなければならないのか。

⑥戦争をしている場合ではない。それが、結論。

 

2023.2.7. 国有地売却

①防衛予算に、八重洲の土地の売却益を充てるという。今日のニュースでは野党が!!23区内の国有地が2300億?くらいある、増税ではなく、活用していない国有資産を充てよ。そんなことを言っていると聞いた。私の理解の誤りであればよいが、と思う。

②そもそも、タコが自分の足を食べるという話が本当かどうか知らないが、これに類した話。

③財産を売って得た資金で、有効活用して、国の資産を充実させるならそれも良い。しかし、現金化して消費してしまえばそれでおしまい。家計が貧しいからと言って身の回りの物を売り始めたら、時間の問題。取り返しようのない貧困に陥る。まして軍事費と言うものは役に立たないものを果てしなく買い続けることである。得られるのは「安心」だけ。安心は大切だけれども経済が疲弊しては元も子もない。

④詳細は知らないが、東京都は財産をずいぶん売却しているという。研究施設などがずいぶん整理されたようだ。都立大学もずいぶん縮小されたという。失われたものを取り返すにはその数倍の努力が必要だ。「なんでも鑑定団」で300万円の評価がついた壺があるとしよう。これを売却して現金を手にしたとて、何か月の生活費になるのだろう。家宝として大切にしながら、仕事に励む心の支えとするのが正解。再び手に入れようとすると、300万円をためて、「壺」のために使うという境遇と較べてみるとよい。よほどの生活に余裕がないと、活用しない資産を購入することはできない。

⑤趣味で切手を集めているが、100ドルの切手を買うことは、現在の境遇では難しい。手持ちの100ドルの切手を売っても、5000円で売れれば上出来だが、5000円で何日暮らせるだろう。電気代の補充にあてても、わずかひと月分。今となっては買ってくれる人を探すのが一苦労。国がそのような状況になっては、防衛どころではない。守るべき「もの」が失くなってしまっては元も子もない。

⑥キリがない。家計も財政も、理解している政治家を選ばなければならないのだが・・・・・。

⑦防衛予算がどうしても必要なら、どんなに増税しても歯を食いしばって、国民は耐えなければならない。合意が得られるか。それができる国民と政府を作れば、誰も攻めてこようとは思わないだろう。

2023.2.4.② いよいよ本丸

①「家父長制」の信仰がいよいよ表立ってつながりつつある。

②女性天皇の問題:あくまで男系天皇にこだわる理由は、生物学的には理解できるが、絶滅危惧種扱いをするのは天皇家にとってあまりにも失礼ではないか。ヨーロッパの王室が女王を認められるような努力をしていることなどを参考に、国民が納得する天皇家のあり方を考えるべき時。

③世帯主:結婚して片方が世帯主、もう一方が被扶養者となる固定概念を打ち破らねば、税制や給付金などの制度が複雑になるばかり。なんとなく男親が世帯主、女性(母親)と子供が被扶養者とする発想が片親世帯や両親を失った子供への不平等を生んでいる。「保護者」という言葉も、使い方次第。

④マイナンバーカード:家族のつながりを色濃く残しながら、個人カードを普及させようというところに問題。同性婚や離婚時の親権の問題、保護者の定義など一括して改革しないとマイナンバーカードの普及は望めない。

⑤性差:名前(氏名欄)の後の性別欄が無くなっていくご時世に、同性婚や夫婦別姓の問題を10数年かけて最高裁で争う国があるだろうか。それも個人の問題として!!。

⑥「国体」:なんとなくこの言葉が亡霊のごとく霞が関を漂っている、そんな気がしてくる。(国民体育大会ではありません。念のため)

⑦ヒトは、なんの意識も持たないでこの世に生まれてきて、その命を何物にも代えがたいものとして大切にする。文化もそんなもののような気がする。日本文化と言えばわかったような気でいるが、あまりにも粗雑に扱ったいないか。作ろうとして作れるものでもなく、なくても良いというものではない。

2023.2.4. 卒業式のマスク

①政府が推奨するなら、その理由を説明するべきだろう。たとえ「事なかれ主義」でも説明は必要。一定の強制力を伴うし、学校側も卒業生に納得のいく説明をしなければならないから。「総合的な判断」は説明にならない。マスクを外して参加したい卒業生もその家族も居ることが想定できるのであるから、納得のいく説明が必要。

②参加者個人の判断に任せるなら、それ以上のコメントをつけるべきではない。正しい情報が与えられれば、その情報に基づいて判断できるはず。「判断するチカラ」を育むのが教育の最大の目的で、その集大成が卒業式なのだから。むしろ、その判断を「偏見・差別」につながらないような配慮が必要。

③それにしても、2類相当から5類への移行について、「2月中に」「年度内に」「段階的に」「個人の判断」などの言葉の羅列で、「何も決めていない」ことと同じ。先日の発表は「結論の持ち越し」にすぎない。今回の卒業式では、「個人判断」だけになるだろう。なんの説明もなく。

④卒業式といえば、「日の丸を掲げよ」「君が代を起立して歌え」などと通達を出して、従わない教職員は処分すると脅し、実際に「戒告・減給・停職・**」などの処分が行われた。感染症の防止のための通達なら、処分を伴うことは十分にうなずける。まあ、なにか?に感染させようとの深~~い「意図」があるのは想定できるが・・・…。
(なお、教職員は「清新な服装」で参加することも職務命令で求められている。従わない場合は・・・)

2023.2.1.③ 130万円の壁

①パート労働で、月収130万円を超えると「扶養者」の枠から外れるため、世帯主の扶養手当などが減額され、家庭収入が減るというものだと理解している。

②根底には「世帯主」という考え方がある。これは政府自民党が党是とする家族中心の国家観に起因するものと思われる。家族を国を構成する基本単位と考えることにより、国家の統制を保とうとしている。家族は世帯主の収入により営まれ、パートナー(現状、日本では女性が多い)の収入は補助的な労働と考えられる。したがってパートナーの収入が増えれば「扶養者」の控除は打ち切られる。

③この国家観に逆行していると思われるのが、女性参画社会でありマイナンバー制度・少子化改革などなど。政府の自己矛盾と思われる。

女性参画扶養者の立場から世帯主と同等の扱いに変わることによって、あらゆる税制が変化する。被扶養者(18歳未満でも良い・未就労者)に被扶養者手当(適当な名称を思いつかない)を配ればよい。両親が居なくても施設に入っていても給付を受けられる。

マイナンバーカード:10万円の給付を、世帯主に一括給付する制度の中でマイナンバーでの給付を受け付けたことにより大混乱を生じた。全国民の個人口座に振り込めば、まったく混乱は起こらなかった。

少子化対策:教育補助で所得制限を設ける際、世帯主の視点を残すことによりパートナーの収入が問題となっている。子供の人数や年齢まで検討の対象になっている。18歳未満全員に支給すれば済むことだと思う。

健康保険など社会保険料:一律に全員に課せばよい。所得税と同じ考え。年金受給者は減額措置をするか、その分年金を増額する。そうすれば保険料の利率は下がるし、雇用主の経理負担も下がるだろう。アルバイトの扱いは未成年(18歳未満)に限る、とすればわかりやすい。

⑧このほかにもいろいろあると思うが、政府自民党の国家観を逆行させる必要がある。できるかなあ???。

2023.2.1.② 愚か者

①言った議員も、指摘した議員も、言葉は悪いが「目くそ鼻くそ」。

②SNSの炎上のレベルと思う。国会で議論することではない。

③それにしても、SNSの炎上。回転すしの炎上は「最悪」。

④海外でも炎上していることも悔しいが、日本人の誇りを自ら失っていくようで、哀しい。

⑤政府も、同性婚や家族制度・日の君などに意固地にならないで、「本当の日本文化」を大切にしてほしい。

⑥国民が自国に誇りを持っている、そんな国を攻撃・占領しようとする国は無いはずだ。

追記:つまり、10年前の給付対象の決定の際、与野党が問題点を詰めていなかった。その後の10年の間に給付の効果を検証していない。今回も問題点すら明確になっていないから検討の仕様がない。だから「わるくち」の言い合いになる。コロナでも、もし再び新型ウイルスが発生した時は「2類相当」から始まることは予想される。いや、「予想」ではなく・・・。

2023.2.1. 公・私教育の関係

①1月30日の中で塾・予備校・公立の学校の違いに解決のヒントがあるように思われる。モト公立高校教師の一方的な立場から、問題点を探る。教育委員会の言い分は「さておく」。

②もともと教育は、貴族たちが自身の子供たちを後継者を育てるために、家庭教師を雇うところから始まった。平民の「生きるための教育」はもっぱら家庭教育が中心で、社会が子供たちを育てていたと言っても過言ではない。

③産業革命のころ?、労働者は基本的な「知識」が必要になり、「読み書きそろばん」を教える塾が必要になり、国家も国力をつけるため学校制度を整備した。貴族たちも家庭教師だけでは不十分であることを自覚して、自分たちの「私立学校」を作った。

④社会全体の発展とともに、公立学校・私立学校・高等教育・予備校と教育環境は発展していった。公立学校は国民全体の教育水準を高める働きをし、私立学校は教育内容をアピールし期待に応えてきた。高等教育は国力を高めるため、研究と開発に励んだ。

⑤しかし日本では、大学に入学することが最終目標となり、「学歴」を得る手段としての「進学」が価値となった。大学入試を成功するためという価値観のみが独り歩きしている。高等教育において、どんな知識を得、研究し、生涯の仕事としたいか。そのような視点が全く顧みられなくなった。国も、そのような予算を削り、当面必要な功利的な研究に予算を振り向けるようななった。

⑥アメリカなどでの、SAT・AOなどの大学入試制度は本来の大学教育を念頭に、常に改良を重ねながら発展している。その間日本では、「大学合格」だけに専心して社会構成が積み上げられてきた。この問題を解決するのは「入試改革」しかないのだが、どこから手を付けたらよいのか、難し。

 

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