そのうちに 2023.4.

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

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目次(日付順) 目次(テーマ別・順次作成中)

 

2023.4.30. ChatGPT⑫

①「責任あるAI」。G7デジタル相会議での結論???

②ChatGPT は、ある意味「鏡」です。人々が書いたり読んだりする文章から学習し、それらをつなげて文章で答えるシステムだから、人々が正しい文章を論理的に綴っていれば、そこから発生する文章は、正しく論理的になるはずです。

③誤った情報が広まり、意味不明の論理のない?「霞が関文学」を学習すれば、結果は明らか。正しい情報を整理し、論理的な文章を構成するようにすれば良いのだが、その判断を機械に委ねるなら価値観の統制になる。両論併記ができればそれでも良いのだが。

④結局は ChatGPT から発生した文章の中身を、人間が「責任をもって」使う以外にない。出典のはっきりしない情報の真偽を判別することは、大きな困難を伴う。そこをいい加減にすると、誤った情報がはびこることになる。

⑤政府は「マスク着用は個人の判断」と言うが、判断の材料を示そうとしない。正しい情報があってこその「個人の判断」ではないか。

2023.4.20. ChatGPT⑪

①鳥取県の平井知事が業務での ChatGPT の使用を禁止した。持ち前のダジャレでの表現が、「我が意を得たり」と思うので全文を引用しておきます。
(朝日新聞デジタル)

鳥取県、業務ではChatGPT禁止 知事「ちゃんとジーミーチー」

 さまざまな分野で活用が広がる対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」について、鳥取県の平井伸治知事は20日、県議会の答弁資料作成や予算編成、政策策定など県庁の業務で職員が使用することを禁止すると発表した。平井知事は「チャットGPTよりは『ちゃんとジーミーチー(地道)』で地道にやったほうがよっぽど民主的で、地方自治の本旨が生かされる」と持論を述べた。
 チャットGPTは質問を入力すると、人と対話しているかのような自然な受け答えが可能で、世界中で話題を集める。国内では農林水産省が業務への活用を検討するほか、神奈川県横須賀市が試験導入するなど行政での動きも広がっている。
 平井知事は「ツールとして便利なところはぜひ活用されたらいいと思う」としつつ、「いくら端末をたたいたところで、そこから出てくるのは世間で言われているいろんな話や情報の混合体で、せいぜい現在か過去の問題だ」と述べた。また、個人情報の漏洩(ろうえい)や回答での著作権侵害への懸念も挙げた。
 県庁ではすでに職員用のパソコンで使用できないよう制限をかけているという。私有スマートフォンなどでの私的な利用は自由としており、県は今後、職員向けのガイドラインを作成する。
 平井知事は「どっちが大切かといえば泥臭いが地べたをはってでも集めた情報のほうに価値がある。地域のことは、その実情をみんなで議論して答えを出していくのが議会であり地方自治だ。ここに機械が入り込む余地はない」と述べた。(大久保直樹)

②この記事を読んでいて、知事として自身の仕事に誇りを持っていることが、ひしひしと伝わってくる。ツールの便利さは認めながらも、「いろんな話や情報の混合体」「現在か過去の問題」と切り捨て、自分たちの仕事に誇りを持つことを職員に呼び掛けている。このような上司を持つ幸せを感じているだろう。

③コロナが感染を広げたとき、山梨県知事の判断が光り、つづいて北海道・東京が続き、そのあと国が重い腰を上げた。地方自治の身軽さもあるだろうが、農水省が何も考えずに「検討する」といったのは軽はずみのそしりは免れない。

2023.4.20. ChatGPT⑩

①横須賀市役所でキャッチコピーを作るために使うという。見ていると、一般職員が苦心するようなアイデアが回答されるので、役に立っているとは思う。人間が微調整して使えば有効と思う。しかし、「革新的」なものは出ないだろうし、ヒトから「考える力」が減退するかもしれない。

②SNSで「映える」とか「人気」・「おいしい」などの価値観を伴うサイトで、自店を上位にランク付けする様々な手段がある。同じような現象が ChatGPT で起こらないだろうか。80億を超えた世界人口のトップを中国とインドが14億で争っている現在、その動向が世界を左右する懸念もある。多数決が必ずしも正しい方向を示すものではないことが民主主義の問題点だし、独裁的な意見や扇動された方向性は見分けるのは難しい。

③この欄で何度も繰り返しているが ChatGPT は真偽の判定はできないし、善悪の判断もできない

④ついでに、もし「名簿」がデータとして流出すれば、たとえば「何の何某の経歴は?」と質問した時、ChatGPT はどう答えるのであろうか。「名簿屋」は仕事がなくなるだろうが「詐欺師」は働きやすくなるだろう。データの回収はほとんど不可能。
「山口那津男」を検索したら「そのような人は存在しません」と回答したなどと、笑っている場合ではない。

2023.4.19. ChatGPT⑨

ChatGPT を文章作成や誤字脱字のチェックに使うという自治体のニュースがあった。そういう使い方は確かに便利ではあるが・・・

②個人情報などが混ざっていたりすると、ChatGPT はそれらを学習するから、悪用することはないが、他用する可能性がある。まして国会の答弁書などは、同じ質問を他者がすれば、同じような回答があるだろう。

③この欄で何度も繰り返しているが ChatGPT は真偽の判定はしないし、善悪の判断もしない

④ついでに、回答の文書については「誰も」責任を負わない。 

2023.4.19. 水戸黄門

①国民的ドラマである「水戸黄門」「暴れん坊将軍」「大岡越前」など、また「赤穂浪士」に共通することは、苦しんでいる町民がいると、スーパーマン(権力者というのが間違いだが)が出現して町民の苦しみを取り除き、「めでたしめでたし」でおわること。

②でも、よく考えると、助さん格さんはボディガードではあるが権力の行使者であり暴力も辞さない、情報を集めるスパイもいて、最後は「こらしめてやりなさい」又は「成敗」で終わる〈司法〉。江戸時代だから・・・?。黄門さんの仕事は、将軍を扶けて、悪代官や「越後屋」が居ない社会組織を作ることではないか。そのために大きな権力を握る立場にある。

③どうも日本人は「正義」のためなら、少々の「違法」は許されると勘違いしているのではないか。庶民の持つ政治的影響力は多寡が知れている。だからといって違法行為が許されるものではない。解決方法をこそ考えるべきではないか。その任に当たるのが国会議員であるはずだ。その当の本人が、違法団体の支援を受けていたり、小選挙区制を巧みに利用して「ジバン」を守ろうとしている。

④政治が誤った方向に動こうとしたら対立政党に票が動き、野党がつまらない国会質問をしたら与党が有利。そのような状況が「本来の民主主義」。それこそ、国民は「不断の努力」が要求される。「対話力」こそが必要で、コロナで若い人たちにその成長が妨げられたことは否めない。

⑤もう江戸時代ではない。正義の代執行を心の中で容認するのはやめよう。しかし、頼れる政治家がいないのも確か。ChatGPT 以下。
ChatGPT について改めて言いたいが、ChatGPT は「限られた情報」の中で「当たり障りのない」文章を「無責任」に構成するだけである。「正誤の判断」もなく「真偽の価値判断」もない。

2023.4.16. ChatGPT⑧

①ChatGPTが日本に活動拠点を設けるという。その理由をChatGPTに聞いたら「日本はAIに寛容だから」。なんとも正直な。

②国会答弁でも「寛容な」答弁ばかり。

③ChatGPTは、「真偽の判断」ができない、「価値観」をもたない、まして「理念」なぞというものとは程遠い。
逆にそのような判断を持つと(判断基準を与えると)独裁者の思うまま。このことを理解して扱えるかどうか。

④国会答弁に使うという。そのためには過去の国会答弁のみならず、審議の過程や経緯、データも必要になる。そうなると、この前の高市さんのような問題は「起こらない」?。国会答弁に使うとなれば、その真偽は結局人間が調べなくてはならず、それ以外に、ChatGPTが見逃した(無視した)情報は埋もれたままになる。
真偽確認のため、信頼のおける資料にあたるとすれば、何をしているのかわからなくなる。

⑤「価値観」を預けるなら、昔のSF小説と同じことになり、判断力の衰えた人類の未来社会が待っている。OpenAI のCEOが言っているように「人類の滅亡」にもつながりかねない。作った本人が言っているのだから、確か。

2023.4.14. マイナンバー

①聞きかじりの情報によると、「原則として変更できない」「同じ番号を使う必要がある」そうだ。

②たとえば、個人を同定する方法としては、名前と生年月日が分かれば大体同一人物と考えても良い。もちろん例外はあるが、極少数である。しかし、マイナンバーで個人を同定するとすれば、あまりにも危険である。何らかの条件で情報が混乱・錯綜した時、マイナンバーを変更することが最も確実な危険回避である。

③「原則」「必要」と政府が考えているとすれば、システムの開発者は変更を想定していないと思われる。想定外の事が起こったときに回避する余地を残すことは、絶対に必要である。

④むかし、ひったくりに会ったことがある。想定外で、男性はめったにないと警察では言っていた。その時偶然にも家の鍵を胸ポケットに入れていて、相当量の危険を回避できた。もし、カバンに鍵が入っていたら、家を空けることもできなくなる。「想定外」とはこのような事態をいう。

⑤本人が知らないうちに(気づかないうちに)マイナンバーが漏れたら、どんな被害を被る可能性があるか。鍵を盗まれたことを気付かず、留守にするようなものだ。鍵は取り換えられるべきである。何かが起こったとき、早急に変更できる手続きを用意する必要がある。

⑥この制度には、まだまだ検討の余地がありそうだ。

2023.4.14. 陸自・事故

①まず、SNSでの無責任な推測が乱れ飛んでいる。まったく、事件解決のじゃま。もしも本当の「有事」の時はもっと・・・。いちいち否定するコメントを用意するのは当事者としては・・・。

②ボイスレコーダーなどに「発信機」を装備できないのか。簡単な装置を組み込むだけで、現在地を知らせることができる。捜索に絶対的な効果がある。知床の観光船の事故を考えれば、航空機だけではなく船舶ににも装備が必要。数千円でできるのではないか。

③捜索の方法としては、事故直後に現場に発信機(ヘリの大きさのものでも良いが)を投下して、海流を調べることも実用性がある。

④口惜しいが、日本を攻撃する意思を持っている国にとっては、日本の危機対応能力を測る絶好のチャンス。事故と攻撃の判定、国民の関心度、政治家の動向。今回は事故だが、自衛隊のヘリコプターだけに、もし他国からの攻撃だった時の対応の遅れは重大である。掃海艇や潜水艦救助体制が殆ど公にされ、その効果の限界も明らかになった。

⑤事故の究明と対策が急がれる。これからの安全保障に役立ててほしい。事故に遭われた隊員の方のためにも。

追記 : 4月19日のニュース 墜落したのが陸自の機体で、「海上を飛行することを想定していない」とのこと。海自のヘリなら、フライトレコーダーは機体の外側の装備してあり、墜落と同時に海上に浮かび遭難信号を発するとのこと。開いた口が塞がらない。日本の防衛は大丈夫か。
なにより、今頃になって発表するとは・・・。

2023.4.13. 教員の待遇改善

①教員の待遇改善について文科省の有識者会議が取りまとめたのだが・・・。朝日新聞デジタルが報じた。本文の引用とともに問題点を指摘しておきたい。

教員給与、新手当に言及 文科省会議が論点整理
朝日新聞デジタル 2023.4.13.

いくら働いても残業代が出ず、「定額働かせ放題」とも批判される公立学校教員の給与制度。その改善のあり方を議論してきた文部科学省の有識者会議が13日、論点を整理した。教員給与特措法(給特法)に基づき基本給に上乗せされている4%の教職調整額のあり方や、職務に応じた新しい手当の創設について今後の議論の必要性を指摘した。自民党で検討されている新たな給与体系案の影響が色濃くにじむ。
教員の待遇改善に向けた論点をまとめるために、この有識者会議は昨年12月に設置され、これまで計4回にわたって議論を重ねた。
13日の会合では今後の論点を整理した文書がまとまった。まず教職調整額については「(4%という)その率も含めてどのように考える(べき)か」を論点として提示した。
ただ、議論にあたって留意が必要な事項として、教職調整額でなく時間外手当を支給する場合は「管理職が時間外勤務として承認することが実務上できるか検討する必要がある」「『36協定』を要することになれば管理職に大きな負担になる」などと指摘した。
また、教員の職務や勤務の実態を踏まえて「新たな手当を創設するなど、意欲や能力の向上に資する給与制度をどう考えるか」と言及。その具体的な職務として、学級担任研修主事情報教育担当主任特別支援教育コーディネーター道徳教育推進教師、などを挙げた。
教員の待遇改善をめぐっては、有識者会議と同時並行で自民党でも議論が進んでいる。萩生田光一政調会長が中心となって議論を進める「令和の教育人材確保に関する特命委員会」が、5月にも新たな給与体系の提言をまとめる方向だ。

②問題点を指摘しながらも、研修・情報・主任・特別支援・道徳など、これまで次から次へと職場に押し付けてきた仕事を「手当」でごまかそうとしている。必要なのは職員定数の増加と職務の内容の検討・合理化である。これでは「定額働かせ放題」の「定額」の部分の改善でしかなく、過重労働は続く。
しかも、これらの項目は自民党の志向する保守層の「教育のあり方」をあからさまに示した内容である。肝心の軽減については、管理職が「実務上できるか」とか「管理職に大きな負担」などと管理職の立場を述べただけ。一般教職員の軽減は触れてもいない。

③「有識者会議」の名のもとに「聞いたふり」をするいつもの手法で、この問題にかこつけて教育を牛耳ろうとする、最悪の論点整理である。話題のChatGPTのほうがまだましな意見を書くだろう。

2023.4.13. 花粉爆発

①ニュースで、スギ花粉に黄砂が接触すると「花粉爆発」が起こり、より微細となった花粉の破片が肺胞まで届き、さらなる症状の悪化が懸念されるとある。しかし、この試論は論理的に怪しいと思うので、その理由を記しておく。

②花粉は雄蕊を離れ、雌蕊に到達すると発芽し、雄蕊の遺伝子が雌蕊の遺伝子と合体して種子への成長が始まる。発芽の条件には一定の水分濃度が必要で、濃度が濃いと浸透圧で花粉から水分が奪われ、「梅干し」状態となる。逆に濃度が薄いと花粉が水分を吸収して膨張し、破裂する。どうもニュースで報じられた内容を見ると後者の場合のように思われる。その際、黄砂の影響は必要ない。また、一定の水分の中で粉微塵になるか疑わしい。むしろ、「しぼむ」という現象ではないか。

③顕微鏡で花粉の発芽の状態を観察することは意外と難しく、微妙な濃度の液体の中での観察になり、単に水を加えると膨張・破裂する。経験では雌蕊を絞った液体を使うと「あたりまえ」に発芽する。ニュースでは黄砂が花粉の表面を傷つけるというが、花粉はそんな弱いものではないし、まして裸子植物は頑丈ではないかと思う。

④これ以上考えても結論は出ないのでここまでにしておくが、おりからChatGPTが問題になっている時なので、信頼性を疑う姿勢を示しておく。このような検証が必要となる時代に突入した。

追記 : トウモロコシの「ひげ」は、着床した花粉が発芽し、遺伝子を運ぶために伸ばした「芽・つる」なので、実の数だけある。1個の花粉から1本出て、1個の実を結ぶ。花粉が黄砂で爆発するというのは「荒唐無稽」ではないか。(シロウトの推測)

2023.4.11. ChatGPT⑦

ChatGPTにより失われる職業とは。知識に頼る職業ではないか。また、生き残るためにすることは。

②まず、代議士。今日のニュースで経産大臣の西村さんが「国会答弁に使える」と発言。よくわかっていらっしゃる。ま、競争相手もいないし、ルールは自分たちで決められるから。例えれば、「うさぎとかめ」かな、カメは誰の役かな?。
でも、使った内容はGPTの学習に使われて、他の会話に使われるから国家機密は大丈夫か。

③教師。圧倒的な知識を振りかざしていては、学生の方が新しい知識を得られるようになる。やっと、本来の「教師像」が見えてきた。学生は、レポートは乗り切れるとは思うが、言語能力や語彙・表現力が成長しないから、のびしろがない。将来、困ると思う。
本人も困るが、今の勢いでは国レベルの問題になる。

④思案中

⑤最後に残るのは、芸術家?職人?。つまるところ、GPTを使わない人たちということ。

⑥それぞれ、自身の人生と較べて考えてみるのも、よいかと。

⑦おまけ : ホーキンスの言葉「宇宙レベルで文明は一瞬、文明の進化で不安定が加速」。そんな時代に入りそうな気配。

⑧GPTのCEOが「人類滅亡の引き金にもなる」と発言している。判っていて止められないのが「宿命」。文明やいずこに。

2023.4.9. 雑草という草は無い

①牧野富太郎博士の名言として知ってはいたが、出所が不明だったそうです。ネットの記事に見かけましたので記録しておきます。

②山本周五郎さんが取材中の発言だったそうです。

③ 「きみ、世の中に〝雑草〟という草は無い。どんな草にだって、ちゃんと名前がついている。わたしは雑木林(ぞうきばやし)という言葉がキライだ。松、杉、楢(なら)、楓(かえで)、櫟(くぬぎ)——みんなそれぞれ固有名詞が付いている。それを世の多くのひとびとが〝雑草〟だの〝雑木林〟だのと無神経な呼び方をする。もしきみが、〝雑兵〟と呼ばれたら、いい気がするか。人間にはそれぞれ固有の姓名がちゃんとあるはず。ひとを呼ぶばあいには、正しくフルネームできちんと呼んであげるのが礼儀というものじゃないかね」(木村久邇典『周五郎に生き方を学ぶ』実業之日本社より)

④私も商売柄「先生」と呼ばれることが多い。30年以上の習慣で退職後もそれで通っている。でも、生徒を「生徒」と呼んだら奇妙な気持ちになる。年のせいでなかなか人の名前が思い出せない状況がしばしばあり、あまり大きな声で言える状況ではないのだが・・・。
(日本人は多人数で会話をするとき、その中の最年少の人から見た立場で呼び方を変える習慣がある。例:赤ちゃんが生まれたとたんに「おじいちゃん」になる。)

⑤しかし、個人的には政治家と弁護士を「先生」と呼ぶのはやめたほうが良いと思う。私がその立場であったら、「馬鹿にされた」ような気持になると思うがどうだろう。「先生と呼ばれるほどの・・・でなし」という言葉もある。

⑥おまけ : 医者と教師と銀行員は酒の席で身分を明かさない方がよい。教師になったころ先輩がそう言っていた。いまでも、しみじみそう思うときがある。

2023.4.8. 少子化対策

①岸田さんの少子化対策は無力。国民は「自分で考え・行動する」ことをしないと、日本はたいへんなことになる。

②ダメな理由・1 : 出産費用の無料化、これは△。少しは増えると思う。

③ダメな理由・2 : 数万円程度のお金を配っても、いま居る子供の教育費に消えてしまう。義務教育の費用の全額扶助は勿論であるが。

④少子化が始まるころ、塾や予備校は「勉強のできない子」が行くところ。家庭教師をつけるなど、相当裕福な家庭であった。表現は悪いが、手伝ってもらわないとついていけない生徒が行くところ、そんな風潮があった。本来、そこでなすべきことは、公教育の充実に尽きる。
教員の労働問題が深刻化しているいま、そのことに一切触れないで「カネで済ませよう」というのは「付け焼刃」てある。

⑤勉強は塾で、部活動は学校で、友人はスマフォ。そんな時代になっている。

2023.4.7. タイル貼り

①ギズモード・ジャパンからの引用です。ネットで公表されていたものです。著作権が心配ですが、紹介しておきます。

②数学的には(1)同じタイルを(2)敷き詰めること(3)条件として「規則性」がないこと、という問題だそうです。

③表示された範囲では規則性が見当たりませんし、13角形の模様が敷き詰められていて、見やすいように4色に色分けしてあります。

④興味深いのは、理論的に「存在すること」が「証明されていた」ことです。数学の分野ではよくある話で、具体的な例はその後「発見」されるということです。物理学で周知の例としてアインシュタインが「光は重力により曲がる」ことが理論的に証明され、次の皆既日食の時に現象として観測された例があります。
次は、「球面上のタイル張り」でしょうか。その次は3次元で。そうすることで宇宙の構造の解析にもつながります。

⑤記事には「実用」については・・・とありますが、私は暗号に使えるのではないかと思います。不規則性がキーですが、2次元ということも重要です。理由はバーコードとQRコードの関係と同じです。暗号では、現在「素数」が有力視されています。規則性が無いことが重要です。

⑥科学はこのような研究に支えられて進化しています。「何かの役に立つ」以前の基礎研究がなければ今の科学は成り立ちません。それなのに、政府は。

⑦しかし、「規則性が無い」ことはどうやって証明したのでしょうね。想像は広がります。

2023.4.7. 課題解決型

①大谷翔平さんの行動が話題になったときの言葉。対するタイプが「感情解決型」。(気合を入れて)緊張感を高めて集中力を維持し、困難を乗り越えていくスポーツマンによくあるタイプ。

②先日、「大谷さんのような子を育てるにはどうしたらよいか」と問われたので、とりあえず「語彙」を増やすことではないですか、と答えておいた。以前にも触れたが、人間は母国語で物事を考える。スポーツするにしても筋肉の付け方や食事、体の動かし方や作戦などすべてが母国語である。ましてや「人の生き方」など。

③大谷さんの将来計画の表を見ると、高校生にしては背伸びしている部分や先輩たちから受け継いだ部分もあるが、精神年齢の高さを痛感する。具体的なものから抽象的な概念に移行する時期でもある。(数学で微分積分が3年生で出てくるのは「無限」の概念を理解できる成長年齢だからである。)
それにしても、花巻東高校は素晴らしい伝統を持っていると痛感した。

④同じようなことが、伊藤美誠さんや藤井聡太さんにも共通していると思う。人は一生に出会える人の数は多寡が知れている。まず、読書ではないかと思う。無から有は生まれない(天才は別)。SNSで使われているような語彙数では・・・。

2023.4.7. ChatGPT⑥

①オーストラリアで訴訟が起こっている。詳細は分からないので、真偽は不明だが状況が興味深い。

②ある人物がある人物の贈収賄を指摘して、その功績などを評価されて議員に当選した。

③その議員の名前をChatGPTにかけたら、こともあろうにその議員が贈収賄を起こし有罪になったとの回答があったという。参考にした文章の文脈を読み間違えたようだ。

④ChatGPTは「正誤の判断」をしない、また、文章を「肯定型」又は「断定型」で書くようにできている。国会答弁のように「曖昧な表現」ばかりでは困ったものだが、断定すればわかりやすいというものでもない。

⑤さらに問題なのは、このような文章がネットに拡散し、それを「情報」としてChatGPTは次の回答を書く。このような循環が始まると、止める手段がない。たとえば、「〇〇は××の犯罪を犯した」というデマが書かれると、その情報をChatGPTがデータとして受け入れれば、大変なことになる。まして「故意に」「悪意の下に」書かれた文章をデータとして取り込まれてはたまらない。

⑥真実を判断しようとすれば「正しい情報」の監査?のようなものが必要になる。では、【誰】が正誤を判断するのか。判断の基準を【誰】が決めるのか。

⑦面白がって話題にする傾向があるが、早急に対策を打たなければならない。ネットの世界では情報は「ネズミ算」で増加する。このネズミは「多産」でもある。

追記 : 今日の国会で、公務員の仕事にChatGPTを使うことを考えていると、河野さんが国会答弁で答えていた。言った言わない、捏造だなどと言っている時に。誰が責任を持つのでしょうね。AIに正誤の判断を委ねるとしたら、誰がそのシステムを組むんでしょうね。AIの責任にだけはしないで欲しいものです。
河野さんのデジタル庁長官は不適任だと思います。情報センスが欠如しています。

追記 : 鈴木宗男さんが怒っている。1948年生まれの彼が1950年代に日本共産党に入党していたと、ChatGPTが答えたのだという。今後が楽しみ。歴代総理を問いかけると、良いヒマつぶしになりますよ。(注)知らない人を聞くと検証が大変です。

2023.4.5. 尖閣諸島

①日刊ゲンダイが注意喚起の報道をしていた。中国海警局の領海侵犯ではない。メディアの報道姿勢についてであることが注目される。

②尖閣周辺の日本漁船に、威圧的に中国海警局の船が取り囲む。そのような報道が多く、今回は〇〇時間だったという。しかし、石垣島の漁協の話として、必ずしもそうではないという。そもそも、日本漁船は燃料の高騰で尖閣のような遠くまで行っていては採算に合わないという。

③中国船の領海侵犯は事実のようであるから「けしからん」のは確かであるが、尖閣の周辺で漁業をしていた漁船は何をしていたのであろうか。その調査は報道されてはいない。

④ここから先は、なんの根拠もない老人のたわごとになるが・・・。もし、日本人の防衛意識を煽る目的が背後にあるとしたら・・・。誰だろうか?それに乗せられているマスコミは・・・。様々な推測が・・・。折しも石垣島にミサイル基地を強行配置している時期である。

⑤「新しい戦前」に入ったと感じる。正確な情報を見守りたい。

2023.4.4. マイナ保険証

①マイナ保険証の利点の一つは、複数の医療機関で治療を受けている場合、治療薬の相互作用がつかみやすいということ。「おくすり手帳」が不要になり、事故が防げること。

②現在、マイナ保険証が普及していない一方、医療機関での設置が遅れている状況で、医療事故が起こらなければと心配している。過渡期への注意喚起が望まれる。中途半端な情報を、「全部」と思い込む事故だ。患者も医療機関もヒヤヒヤものの綱渡り。

③今日はここまで。

2023.4.1. 「あまちゃん」10周年

①NHK「あまちゃん」放送開始から10年とのこと。当時を思い出しながら。

②開始当時、津波から2年。まだまだ混乱のさなかにあり、ニュースなどでも慎重な対応が求められていた。その中で三陸を舞台としたドラマが始まった。私が特に心を揺さぶられたのは、ウニやアワビを採っていた磯を復旧させようとの提案があり、それに対して「とても無理だ」「生活の立て直しで精いっぱいだ」という声。その中で、「無理だ、不可能だ、できないなんて言ってたら、私たちは「いつまでたっても被災者だ」と答えさせ、団結して復興に取り組む姿を描いた。

③とんでもないセリフで、現地の人たちにどのように受け止められるか心配であった。「被災者の立場から日常の生活を取り戻す」という勇気を与えた言葉のように思われる。

④このドラマ、私は「仲直り」がテーマのように受け取った。友人と、家族と、離婚した夫婦が、都市と過疎の村が、そして人間と自然が様々な障害を乗り越えて仲直りする。津波で家族や財産を失いながらも、自然・郷土と仲直りしながら復興していく。そのようなドラマだったと思う。
ただ、主人公だけがさらなるテーマに向かって再出発するところで終わっている。

⑤ミサイルを怖がって、あれこれ議論するより、どうしたら仲良くできるか。それを考えようというのが憲法9条ではないか。防衛を考えるだけでは、戦後は終わらないし、「新しい戦前」に向かう可能性がある。

2023.4.1. ChatGPT⑤

①イタリアがGhatGPTを禁止した。

②主な理由は、個人情報の管理にある。個人情報の収集に当たって、本人の承諾を得ていないことが理由らしい。また、AIが情報を提供するにあたって、無断で利用していることもある。

③日本でも話題になりマスコミでも取り上げられたが、この視点からのコメントが欠けていたようだ。デジタル庁というものを日本でも設置しているが、真っ先に検討に入らなければ国民の情報を守ることができない。河野さん、がんばれ。

④なお、情報の正確性が担保されていないことも重大な問題点であることも付け加えておきたい。報道を見ていると、GhatGPTは情報を組み合わせて文章化するだけで、内容の真偽が疑問で、データの出所が不明であり、責任の所在が不明確である。要するに「知らんけど」「みんな言ってる」「そうらしい」の範囲であることを理解して使わねばならない状況。

⑤ITの大容量化と高速の情報処理が可能となった今、人類は危険領域に踏み込んでいるという認識が必要。

 

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