最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・
そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・
というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・
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2023.11.29. かわいそう
①日大アメフト部の廃部に対して、まじめにやっている学生が「かわいそう」という声が聞こえる。昨今ではクマ被害での「駆除」が「かわいそう」と秋田県庁へ抗議の電話が殺到したり、一昔前では東京オリンピックが中止になりそうになった時、やはり選手が「かわいそう」という声が記憶に残っている。
②いろいろな「かわいそう」をごちゃまぜにしているように思われるかもしれないが、いずれにも共通していることは「大局的な見地」に立った意見が議論されていないことと、当事者の発言が全くないこと。(くまさんは発言できないが・・・代理人が・・・)
③アメフト部に関していえば、選手の発言がない。自身が改める意思を示すことができなければ、「自業自得」。日大の法学部の学生が他人事のようにインタビューに答えているのを聞いて、日本の法曹界の将来が心配される。学生自治どころか、大学の自治そのものが成り立っていない。菅総理の時の学術会議の問題なども遠因?だろう。
④眼前の学生やクマ・アスリートなどの感情的なことに反応するだけで、「掘り下げる」姿勢がなく当事者も自身の境遇を守ろうとしていない。ウクライナやパレスチナの問題でも、眼前の悲惨な状況の報道も必要だが、中世からの「ユダヤ」の問題、大戦後の解決の努力?、それらが孕む世界的な宗教・差別・権力の相克。われわれが学ばなければならないことはたくさんある。それらを解決して初めて平和が訪れると思う。
⑤折しも、NHKが温暖化の問題を特集していたが、上記のような感情的な問題提起にとどまっているようにしか思えない。本当の解決を目指すのなら、どんな問題点があるかをはっきりさせ、どうすればそれが解決できるのか?を考えなければならない。
私の考えでは、環境問題は「絶望的」であり、人類の「崩壊の始まり」であるとも思っている。残念だが・・・。(「残念」で終わりにしてはいけないのだが・・・)
2023.11.24. 優勝パレードで
①「殿、ご乱心を」と叫びてくなる暴言。そうは思いませんか?
吉村知事は23日、記者団に「多くの職員は盛り上げたいと思ってボランティアをしている。CFは大成功で反省すべきところは何もない。(批判する人は)ファンや選手の顔を見て批判を続けられるのかなと思う」と語った。(朝日新聞デジタル)
②「多くの職員は盛り上げたいと思って」いるのは異論はない。だからと言ってボランティアに参加したい訳ではない。知事という職責にある者がこのような軽はずみな発言をしてはいけない。アンチ阪神はともかく、介護や旅行など職員にはそれぞれ都合があるだろう。あらかじめ出張扱いにして調整して代休措置をとるならともかく、予算すらクラウドファンディングを期待していたくらいだから、先を見ていない。
③「CFは大成功で反省すべきところは何もない。」に至っては傲慢のそしりは免れない。事後の検討を生かして、次回に備えるのが主催者の役割。大見得切って大成功を断言する姿勢は、万博の負い目をカラ元気で覆い隠そうとしているとしか思えない。
④まして、ファンや選手を引き合いに出して、批判の矛先をごまかす態度は許せない。批判の対象はCFにあるのではなく、ていねいな手続きを踏まない強引さにある。折しも万博の予算をめぐってのごたごたや、CFにかこつけて共催者となって宣伝しようとしたこともある。
2023.11.23. 渡辺 謙 さんが
①今日のテレビ朝日の番組で、「AIの脅威」というコーナーでの渡辺謙さんの言葉が心に響いた。
②生成AI の時代の「映画」の役割について、ひとは「事実でなく真実を伝える」ことが出来る、という発言があった。以下、私の勝手な解釈。
③「事実」。すでにあるものを組み合わせて、新しい物語を作ることはできるであろう。それは人間の技術や能力をはるかに超えたものになるであろう。
しかし、表現する「真実」を表現することはできない。物語を通して訴えようとする「真実」はAIによって生成することはできない。
④話を全く変えて、裁判。判例に基づいて判決を書くことはできるであろう。裁判官の(社会への)忖度から生じた判例は法令に遵守することにより、新しい判例がうまれかわるであろう。しかし、人類の成長に伴う社会の変化に沿う判例はAIでは作れないだろう。
⑤数学の世界で言えば、円周率の性質やいろいろな性質は説明することはできるであろうが、その「不思議さ」のようなものへの「感動」は表現できないのではないか。
⑥そうは思うのだが、科学を志した者の発想では、「ひとの感情」というものは意外と単純な仕組みから発生しているような気がする。そうだとすると、どうなるか。これからが楽しみである。
2023.11.22. 医療費
①現役の教師だったころ進路相談で、「医学部志望」と答える生徒もいる。それなりに「学力」の高い生徒なのだが、総合的な適正は別の話。その中で、「家が開業医」というケースが多い。当時その理由を考えていたことを思い出した。
②もちろん、子供にとって働く大人を身近に触れるチャンスは、親であり教師が多い。「幼稚園の先生」というのもよくあるが、私など高校時代に病気で苦労したから、担任は「医者志望」かと思っていたようだ。しかし、圧倒的に「親のあとを継ぎたい」というケースが多かった。志望動機は進路相談の重要な要素なので、理由を考えてみた。
③その中でやはり、親の資産の継続があった。医療の発達で、昔ならば聴診器と血圧計、それにレントゲン設備くらいで済んでいたものだが現在か数千万・数億円の危機が必要になる。院長を辞める時、資産をどうするか、誰しも子供にと思うのは人情だろう。親戚の子供に白羽の矢を立てた例もある。
結果的に、医者は子供に期待をかけ、幼いころから教育に力を注ぐ。もちろん、その「財力」もある。
④しかし、医者の家庭紙適性のある優秀な子供が生まれる訳でもなく、貧しい家庭に生まれた子供は、医学部進学・開業には大きなハードルがある。バブルの頃チラリと聞いた話では、医学部の合格通知で銀行が「融資」してくれるという。当時の世相を思い出す。
⑤当時私が考えたのは、「医療機器の国有化」である。開業にあたって国費で基本的な医療機器を「貸与」する。もちろん廃業するときは返納する。収益はもちろん医師が受け取るし、子供に引き継ぐことも可能とする。より高度な医療を志すなら、大学病院級の合同病院への勤務の道を開く。
⑥最近、MRIの検査を受けたが、これだけの設備を都心部に運営して採算をとらなければならない。相当な資本と経営手腕を求められる。そのためにはそれなりの「利益」を得なければならない。資産の運用も重要な課題になる。
⑦医師会が大きな力をもっていることも、うべなるから、である。これでは医療費が下がるわけはない。
2023.11.20. 楽譜
①昨日、1年ぶりに(年に1回の機会)ピアノ・ヴァイオリン・チェロの合奏を楽しむ機会を得た。私にとっては、ほとんど出会うチャンスの無い貴重な時間であった。
②ヴァイオリンという楽器が、かくも強烈な音響と音色を奏でることに「驚愕」した。幼いころにこの感動に触れていたらと、72才の今頃思いをいたしている。ストラディバリウスなどを聞く機会があれば・・・。人の人生というものを、今更ながら・・・。
③同時にその演奏を支える立場であったピアノも大きな働きをしていた。どうも、頭でっかちの感想が先行する。
④さて、この様な感動の中で、無粋な話。楽譜はデジタルの世界、音の高さと長さを指定するのみ。ピアノはそれでも良いが(良くないが)、ヴァイオリンは「連続量」の世界。演奏者に大きな解釈の余地が課される。それにピアノが合わせなければならない。オーケストラなどはどうしているのであろう。
⑤楽譜から、演奏者が様々な解釈を通じて、作曲者の意図とマリアージュする。演奏会は、まさに一期一会の消えてゆく時間である。
⑥AIの時代に、キーボードから撃ち込まれたデータを、AIはアレンジすることはできるが、人間がどのように解釈して「作品」に仕立て上げ、役立てるか、それが問われる時代になったのかと思う。・・・野暮な感想ですみません。
2023.11.19. クレジット・カード
①春にデジタルカメラを購入した時、クレジットカードで支払おうとしたら、「この商品の割引は現金払いです」と言われた。クレジットカードの使用料が何%か知らないが、2%として10万円で2000円、50万円なら1万円。その分割り引いてもらえれば、それに越したことはないのだが・・・。
懇意のホテルでその話をしたら、「手数料はホテルで持ちます」と、教科書的な返事。でも、宿泊料に組み込まれていることは自明。私は、お世話になっているから現金払い。そう決めた。
②少額なら使う方は気にならないが、それは「気のせい」であって、2~3%の上乗せ分がかかっている。現金で払う私のような者は消費税が上がったような現象が起こる。「キャッシュレス」の普及で数%の手数料がかかり、現金使用者は他人の手数料を上乗せされていることになる。業者は現金を扱う「手間」がなくなった代わりに数%の手数料を売り上げから支払わなければならない。まあ、価格に上乗せしているから、関係ないと言えば関係ないのだが。
③そもそも、クレジットカードの手数料というものは妥当なのであろうか。IT 化が進めば、システムの構築後は「電気代」しかかからない。保守費用にしては高すぎないか。利用料を「回数製」にすべきではないか。
似たようなことが、むかし、電話料金で起こっていた。当初は設備の拡張が大変で、市外料金・国際料金というのがあった。遠くの親戚に電話するのは気を使ったし、海外通話をしようものならビックリするような料金であった。ネット環境が整い、現在では無料に近い???ものもある。
(余談だが、貧乏学生が生活費がなくなって、遠くの親に10円で電話をかけ「俺だ」(1秒間)と叫んだ。誰だろうと親が息子に電話して、連絡がついた。そんな時代もわずか半世紀前のこと)
④ここは政府の出番。本当にキャッシュレスを普及させたいならクレジットカードの使用料金を無料化し、設備環境を普及させることだと思う。小銭の交換手数料を高額にするような姑息な手段を講じてはいけない。まして、システムがダウンした時の対策に「現金」の流通機能はやめるわけにはいかないのだから。
2023.11.19. 山で転ばぬように
①むかし、アウトドアクラブの顧問をしていた時、新入部員の生徒が「下りが苦手なんです。どうしたらよいでしょう」と聞かれ。「ピアノを弾くとき、1~2小節先を見るでしょう。2~3歩先を見ながら下ると良いよ」と答えた。ふもとについて、納得しているようだった。
②山岳部で下山するとき、「コースタイムの半分で下るのは、常識」「三分の一にするには「技」が要る」と言われている。実際にははた迷惑だからスピードを緩めるように言うが、結構なスピードで降りていく。山に慣れると、ゆっくり歩くのはつかれのもと。特に下りはリズムよく降りるもが最適。出来るようになるには「訓練」が必要だが。
③私の最盛期の時、石を蹴飛ばして落とした時、先回りして石の落下をくい止めることができた。つまり、数歩先を見越して下り、浮石を落としたり自身が転びそうになった時、十分対処する準備をしていたことにばる。これも、40才を過ぎたとき転倒して、あとわずかの行程を油汗を流しながら下った反省で、以降、慎んでいる。
④今年の山岳事故で、なんでもないところで滑落したり、誰もが危険を感じるところで滑落したり、状況が想像できないケースが頻発しているように思われる。「危険」と表示されているところでは、緊張して「三点確保」を励行するから、そうそう事故は起こるものではない。
⑤私の想像にしか過ぎないが、ストックが事故を招いているのではないかと思う。山を始めたころ、「両手は必ずフリーにしておく」ことを厳しく教えられた。写真を写すようになって、三脚を手に持つようになったが、滑落の危険のある場所では必ず「背中に刺す」ようにしている。(③の事故の時も背中に刺していたのだが)以前、木道のスリップの危険のある下りで、両手にストックを持って歩いている一行に出会った。危険性を注意したら、注意の仕方が悪かったのか、えらい顰蹙を買った覚えがある。
2023.11.16. 10.23.通達20周年⑤
①通達の一部として、
「教職員が本通達に基づく校長の職務命令に従わない場合は、服務上の責任を問われることを、教職員に周知すること。」
が明記されています。
②つまり、処分を前提に発出したもので、全だお未聞ともいうべきものです。
③内容は、直後の「周年行事」での「不起立」から始まりました。周年行事というのは、開校10周年・50周年などの行事を言います。秋は周年行事のシーズンで、10.23.はその時期をねらったものとも勘繰られます。
(私の場合で言えば、国際高校の開校に深く関わっているのですが、周年記念行事には招待状すら送られてきていません。同校に在職中の開港記念式典や開校10周年は「受け付け」を担当し、会場には入りませんでした。)
④処分の内容は、1回目は「戒告」2回目は「3月減給」3回目は「6月減給」4回目は「1月停職」以降、停職・解雇まで続きます。「月数」については期間の変動がありました。これらの処分には「昇給延伸」が伴い、3月延伸となれば退職まで「3か月遅れ」の給料になります。つまり、4回で1年遅れの給与となるわけです。もちろんボーナスも同様にカットされます。
⑤最高裁もさすがに給与に関する処分は「裁量権の濫用」として無効としましたが、「戒告」処分は未だに続いています。また、「裁量権濫用」と判決があったにもかかわらず、再度、「戒告」処分を行っています。(最初の処分から最高裁判決まで4・5年後の処分です。)
⑥さらに、処分歴のある教員は退職後の「再雇用」も拒まれています。60才の定年を65才に延長する代わりに、5年間は非常勤講師などの制度で再雇用することが労使で合意されていました。このような「処分?」については残念ながら最高裁は容認しています。しかし、この「処分」により、現場では「不起立」が非常に困難になったことは事実で、意思表明がむづかしくなりました。
次回は、間接的な影響
2023.11.14. 人手不足
①人手不足が多様な職種で一斉に問題となっていますが、その原因の一部を考えてみた。そこのは「仕事の効率化」「同一労働・同一賃金」があるような気がしてきました。
②雇用する側としてみれば、同じ賃金を払うなら「効率化」を考えることは当然。ロボットの導入は近未来の事としても、キャッシュレスや仕事の多様化で「効率化」を求めることは避けられない。コンビニのレジなど見ていると、その素早さに感動する。同じように労働者を雇用しても、少しでも「優秀な」人材を求めることは当然である。そこに競争と選別が起こり、少しでも「効率的な」人材を求めることになるだろう。
③競争による、効率化・差別化をもとめることによって、逆に、人材の獲得を難しくしているのではないか。
③私など、昭和の人間には住みづらい世の中になっている。終身雇用で定年退職まで生きのびることができたが、もしも今、ということを考えると・・・ぞっとする。しかし、終身雇用であれば、そうそう簡単に首を切れない。雇用者は、何とか役に立てようと必死になり、労働者は、何とか解雇されないように努力する。普段は表に出ない隠された、気づかない能力を開発するようになる。個人も社会も「成長」できる。
④今の時代に「甘いねえ」と言われるが、「ひとはそんなに能力・才能」に恵まれてもいないし、自身の能力を生かせた(生かせる)人は少ないと思う。人類は、もっと豊かに生きていけるのではないか。そんな思いの今日この頃である。年のせいかとも思うが。
追記 : 海外の様子を見ていると、得意とする能力を伸ばせる環境があり、その力を評価する仕組みがあるようだ。短期間大学に戻って知識をつけることもできる。そういう「社会的環境」があってこその「同一労働・同一賃金」と思う。私も IT の知識を補強したいのだが・・・。
追追記 : 賃金が上昇した分、雇う方は「即戦力」を望むだろうし、働く方は「より高賃金」を求めて転職するだろう。初心者をじっくり時間をかけて「育てる」仕組みが必要ではないか。コロナで転職・解雇が相次いで、定着志向が労使ともに弱まった影響が出ているのではないか。
2023.11.11. 「人道」
①戦争が起こると「人道」という言葉が溢れる。平時の時「人道」を口にすることは、ほとんどない。
②まず、宗教もしくは信教の自由。この項でもたびたび触れてきたが、当事者は「お互い、相容れない」ことであるため、逆に「自由権」として認められている。最高位の「寛容の義務化」である。そのためのルールはどんなものになるのか。そのうちに・・・考えてみたい。
③次に、生存権。究極の権利として認めるのはよいが、どのように保証することが出来るか。「死刑」はもちろん「無期懲役」でも検討の余地がある。「命」と向き合う「安楽死」「自殺する権利?」などを考えだしたら、途方もないことになる。これも、そのうちに・・・。
④「戦争」。交戦権を認めるか否か。戦争とは所詮「殺し合い」であり、強い者が「我欲」を押し通すことだから、正義の戦いというものは認められない。必要悪という言葉の下に「殺し合い」が行われる。人類の文明はこの問題を解決していない。
⑤「何をのんきな、現実は、」としたり顔でいう人もいるが、のんきなことを平和なうちに解決しておかなければ、いざというときに間に合わない。戦争が起こったときの事ばかり考えていて、根本的な問題を、そのうちに・・・ではいけない。
⑥戦争は、起こってしまえば「人道」を蹴散らして進行する。とりあえず「殺し合い」を停止して、「人道」を考える時間を作らなければならない。戦争が停止したからと言って、「人道」が回復したわけではない。
2023.11.10. 野球とサッカー
①テレビ朝日で玉川さんが、「サッカーボール1個あれば、空き地で親子が遊べる環境」を指摘していた。
②数十年前、J リーグが出来た当時、どの家にも野球のグラブとボールがあった。「サッカーボールで親子のコミュニケーションができる」ときがいつか来るのだろうかと、当時思ったが、そういう時代になったのかとしみじみ思った。一方、玉川さんの指摘どおり、近所の公園では「キャッチボール禁止」が目立つ。
③野球のバットが高価で変えないという話も聞いた。グラブも牛革を使っているのだろうか。親のうんちくも野球とサッカーと「良い勝負」のような時代になった気がする。高校のクラブでは良い勝負、あとは社会チームの受けいれ体制か?様々なことを考えてしまう。
④Jリーグの功労をたたえたいが、大谷さんのグローブを生かせるかどうか、日本の社会の動向が楽しみ。
2023.11.9. ガソリン価格調査
①ガソリン価格調査に62億円かかっているという。博報堂が請け負って、孫請けまで総動員とか。ガソリン価格は別の省でも同様の調査をしているという。
②IT 化が進んで、省力化になっているように感じるが、ITは基礎データがあってこその省力化で、その情報を集めることにエネルギーを使っては元も子もない。完全自動運転が近未来の理想のように喧伝されているが、例えば「右折禁止」が一つ増えただけで、データの更新が必要だろうし、道路工事も届けられたデータを反映できなければ大事故繋がる。
③私の心配は、データ収集は「生産性」が弱い。ガソリン価格の正確な情報が得られたとしても、岸田総理の「GO]の判断に使われるだけで、統計資料として将来に記録として活用されるとも思えない。
④ファミコンなどゲームの映像が目を見張るほどきれいになっているが、膨大な「人的エネルギー」が消費(浪費)されているような気がしてならない。情報に価値を見出すのはわかるが情報は「腹の足し」にならない。
2023.11.2. 目を合わせる
①野生動物に遭遇した時、「目を合わせないで」というが、そうなのか?
②ヒトがコミュニケーションの能力を得たのは、「白目」の存在だと聞いたことがある。白目が見えることにより相手がどこを向いているかがわかる。目線の方向で意思の表現ができるようになるという。野生動物は視線の方向を悟られないようにできている。目を逸らしたことが「隙あり」となって、襲われる。
③逆に、以前この欄にも書いたが、カメラ目線で写した写真はどの方向から見ても「自分を見ている」ようにみえる。アイドルの写真を部屋に飾ると、「いつも見つめられている」効果がある。
④しかし、目線を合わせると「恐怖感」や「攻撃性」などの感情を伝えることになる。犬好き・猫好きなど動物の好きな人は、初めてでも親和性のある表情(目つき・動作)が出来るのではないか。ムツゴロウがライオンと戯れている映像があるが、友達のような表情だと感じた。
⑤クマに出会ってそのような態度をとれる人は少ないだろうが、恐怖から、こちらから「喧嘩を売っている」ような現象となっているのではないか。せめて人間同士はにこやかな表情ですごしたい。余計なことだが、戦禍にある中東の人たちよりも、ホワイトハウスに集まる反戦デモの人たちの方が「険しい表情」をしているように見える。これでは仲良くなれない。
2023.11.1. 10.23.通達20周年④
①「予防訴訟」について。正確には「国歌斉唱義務不存在確認等請求事件」といいます。
②裁判に訴えるのは事件が起こった後からというのが通例です。東京「君が代」裁判でも多くは、事後に処分の撤回を求めて行われてきました。しかし、10.23通達は懲戒処分を振りかざし、職務命令によって強制を押し通そうとするものであり、これが実行された後では、思想・良心の自由、表現の自由への侵害という「回復し難い重大な損害が生じる」こと、また、憲法・教育基本法が定める「教育の自由に対する重大な侵害」となることは明らかです。こうした不法な行政行為に対しては、事前に、予防的に「通達」無効の確認を求める抗告訴訟を起こすことができます。「予防」訴訟と呼ぶのはこの意味です。(東京「君が代」裁判・解説より)
③この裁判の特徴は、まだ、国歌斉唱義務違反が生じていない状態での裁判・提訴です。通常、法律に違反する行為が発生し、処分が行われ、それを不服として裁判所に処分の無効を訴えるのが流れです。しかし、異常な法律(10.23.通達)が発出され、自分の信念を貫けば遅かれ早かれ「違法」を指摘されることが明らかな場合、問題が起こる前に法律そのものの「無効」を求める裁判です。
④当時、この様な「訴え」が出来る制度が認められるようになった、最初の?裁判であったような記憶があります。ですから、弁護団も「新しい試み」として取り組みました。原告は10.23.通達に反した行動をとった教員ではなく、このままでは「違法行為」として「処分」されるという危機感を抱いた教職員たちでした。裁判そのものが手探りで理解の困難な訴えでしたが、それぞれの学校から数名の賛同者が名乗り出ました。当然、お互い見ず知らずの集団で、提訴までは暗中模索の状態でした。
⑤地裁では、難波孝一裁判長が「憲法違反」認め、完全勝訴でした。「難波判決」として、画期的な判決でした。その後高裁の逆転判決。最高裁の上告棄却となり、予防訴訟は敗訴という結果となりました。