そのうちに 2024.1.

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

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・・・2024年1月分    はこちら

 

目次(日付順) 目次(テーマ別・順次作成中)

 

2024.1.24. 芦田愛菜さんが

①私が冬場に泊めていただくペンション「しるふれい」のオーナーのブログを読んでいたら、芦田愛菜さんの事を紹介していました。長野県の地元紙の記事を引用したものですが、その記事をこの項に転載しようとしたが、どうもうまくいきません。コンピュータはつまらないところで通せんぼをします。
(解決しました。新聞社は不明・すみません。1/26:追記)

②記事は、今年の漢字という番組で愛菜さんが「」と書いたことの記事と感想。とりあえずお知らせまで。

③藤井颯太さんがデビューしたころ、難しい言葉を使って話題となったことがあった。大谷翔平選手の人生計画など、みなさん明るい話題を提供して戴いている。私の持論だが「語彙」の数が人生を豊かにしているように思う。スポーツマンでも芸術家でも表現しようとすることを何とか表現しようと格闘している人が、新しい視野を広げているように思う。

④SNS と対極の方向性のように思われる。「慮る」を広辞苑がどう説明しているか、知りたい。

2024.1.24. 学生レポート

①昨日、「学生レポート」という言葉を使ったが、説明が足りないと思われるので再掲。

②学生にとってレポートは単位を得るために必須なのだが、試験ではないし論文でもない。テーマに沿った文献を調べ、その関係を調べる。論文ではないから自身の主張を述べるものでもない。むしろ平均的で公平な取り扱いが求められ、「漏れがない」ことが大切。内容について責任をとることもない。「合格点」をとることが大切。

③政治家の答弁を聞いていると、「当たり障りがない」言葉が目立つ。これで政治ができるのかと常々心配している。「風見鶏」とか「八方美人」という言葉があるくらいだから今に始まったことではないのだが、・・・。学生レポートは資料を分析し問題点を指摘できれば合格点をもらえるだろうが、政治家はそうではない。問題点の指摘とともに対策を考え実行していくことが求められる。レポートを作るのは官僚であるが、行動するのは政治家である。

④折しも政局は派閥の解体云々で花盛りである。派閥の在り方を変えることが喫緊の政治問題であることは誰しも思うことであるが、対策についての発言が余りにも少ない、というより触れたがらない。汚職が起こらないような制度・法律を作ることは政治家にとって自身の首を絞めるようなものだが、立法府を預かるという自覚があれば踏み込まざるを得ない。それが仕事であり、最も現実を知る人たちなのだから。

⑤自民党の党是に「憲法改正」があるが、憲法は為政者の「行き過ぎ」を防ぐためにあるもので、為政者が都合の良いものを作るものではない。「憲法改正」の理由にGHQ の関与が挙げられるが、現在の憲法は世界でも稀有な「第三者機関」が関与した憲法である。その内容の良し悪しを論議するのではなく、使いづらいから平和条項や天皇制を変更し、使いやすいものにしようとしている。(別稿で憲法の自民党草案を比較検討している)

⑥有益な「憲法改正」を論議できる状況にありたいが、現状はレポート作成がやっとで、実施は「危険」である。国民投票までに考えておかねばならない。

2024.1.23. 安倍派

①派閥解消で世の中が騒がしくなっているが、「それが本筋ではない」という意見があるものの、では本質は何かという分析をしている報道がない。野党もマスコミも「現象」については分析も批判もするが、そういう現象を招いた「根源的な原因」まで追究しようという姿勢が見受けられない。私自身の学生時代の反省からだが、「大学生のレポート」的な分析にとどまっている。つまり、「単位が取れればよい」程度の扱いであることに難しい問題がある。

②話はそれるが、安倍さんが凶弾に倒れたとき、安倍派は解散して、「再編成」すべきであった。そもそも派閥は信望ある政治家に議員が集まり、その政策を実現するために協力するものであろう。残された5人衆がそれぞれの政策や力量にあわせて仲間を集め「***派」を結成すれば良いし、安倍さんの遺志を継ぎたいなら代表を定めればよい。そうしなかった、そうできなかったところに根本的な「派閥が派閥でなくなった」原因がある。ひとつには、5人衆にはそれだけの「力量」がなかっただけの話だが。

③派閥が、政策のためではなく、ヒトとカネのための組織に成り下がっていたと思う。大きな派閥は大金を動かすことことが出来、人事面で多数を占めることが出来る。このことを考えれば「派閥の長」に逆らうことはできない。地方議員も、派閥の議員に頭があがらない。巨大な組織が出来上がっている。安倍さんの業績???はそのような組織を作り上げたことだろう。自民党の中に、与党と野党の関係を作ったから、本来の野党の影が薄れ、消滅の危機に瀕している。

④昨日、私が提案したような「党議拘束」を廃止すれば、与党内の意見対立が表面化して、有益な国会論議が復活?するような気がする。
以上、我田引水、でした。

追記:「本来の政策集団」というなら、党議拘束は意味をなさない。

2024.1.22. 党議拘束

①派閥問題で世間では「喧々囂々」の議論になっているが、派閥が生まれ成長した原因を追究する姿勢が見受けられない。この項では「小選挙区」が大きな要因として扱ってきたが、視点を変えてみたいと思う。

②「党議拘束」というのは、内閣が国会に議題を提案するとき、政党としての「賛否」の通りに議員も「賛否」の意思決定をすることと理解している。政党が同じ意見を持つ人たちの集まりである以上「党議拘束」を問題とする理屈はなりたたない。しかし、政権政党である自民党の内部がいくつかの派閥に分かれている時、その中で政権闘争が起こりミニ国会の様相を呈している。

③与党と野党の政策論争は広く国民が知るところであるが、派閥間闘争は見えない。見えないところで政治資金が動き、選挙区の縄張り争い、譲り合いが起こる。議員数の多い派閥、資金力の豊かな派閥が力を持ち、そこには政治資金規正法は無力である。

④そもそも「党議拘束」なぞという制度を持っている国があるのだろうか。トランプさんの所属する共和党ですら「造反」が起こる。イギリス国会もずいぶん荒れているようだ。日本は比例代表という制度もあり、それまで政治の話をしたこともない人が「票集め」に動員されるが、党議拘束があるから「個人の賛否」を表明する機会はないと言っても良い。

⑤派閥が「新人教育の場」という発言を聞くが、教育しなければならない議員が当選すること自体おかしい。選挙資金を考えると「洗脳」に近い新議員をがんじがらめにする集団とも思える。権力者の2世3世とタレント議員ばかりになるのも、仕方ないのだろうか。

⑨私も「新米教師」だったころは職員会議で発言できるようになるまで数年かかった。初年度から学級担任を任されたので、否応なく生徒の立場を代言したり、自身の意見を述べたりせざるを得ない時期が教師としての学習の場であった。現在は職員会議は「会議の場」ではなく、校長からの連絡機関となり意見を戦わせることはなくなったという。私が在職中も、「採決禁止」の通達があり、「伺っておきます」という返事しか返ってこなかった。なにか、似ていないか?

2024.1.19. 杉並区

①杉並区で女性区長が誕生し、区議会議員が男女同数?となったことで、その変化をNHKが報道した。内容については多くの意見があると思うので触れないが、気になる言葉があったので触れておきたい。

②区内を通る幹線道路計画と区民の想いの調整の場面。国政を預かる政党が支持する議員と区民の想いを主張する議員の相克。双方が何を考えて討議しなければならないかという「核心」にさしかかったところで、番組が終わった。さすがNHKと思うのは私の穿ち過ぎかと反省。

③折しも某区長選挙で、国会議員の贈賄という選挙違反と区長の公職選挙法違反が問題視されている最中の番組でもあった。地方議会では有力政党の後押しがあれば格段に優位なことは明らかである。一方、草の根的な立候補はマイナスからの出発と表現しても過言ではない。しかし、当選した場合は同じ区議会議員であり、立候補した地方自治体のために議論しなければならないし、そうする「責務」を負っていると考えられる。

④しかし、「次の選挙」を思えば・・・それぞれがどのような意見の下に発言するかは・・・。「猿は木から落ちても猿だが、***は・・・」という言葉が象徴するように「保身」を考えるのも自然?である。このような状況の中に「小選挙区制」の悪弊がうかがわれるのは私の性格?最近の政治情勢を分析していくと、どうしてもこの「小選挙区制」に行き当たってしまう。

⑤自治体には自治体の事に専念できる議会を、国会には「国の事」に専念する議員を選べるような選挙制度を、根本から考える有権者を広めていきたい。それが「国を救う唯一の道」と思う今日このごろ。おさきが短いようで・・・。(お後がよろしいようで・・・)

2024.1.17. 「老後」はいつから?②

①1月10日に「老後」を書き始めて、幸せな老後の成功例を想像したが、日本の状況を考えると「これで良いのか」という思いで筆がとまった。働き方改革という言葉を耳にする今日この頃だが、ブラックな労働環境からの脱却で理想の働き方とは程遠い。老後のタネを育てるような働き方ができる社会とは?

②そのようなことを考えている時、建築物の寿命について触れる番組があった。家族が暮らす家は、大体100年は使えるという。しかし日本では30年くらいで変わる。私も45才で現在の住所に移り、30年近くになる。あと10年ぐらい住んで・・・それこそ「老後」を考える時期になる。

③一方、欧米、特にヨーロッパでは石造りの建造物が多く、「新築」という概念が一般的でないような印象がある。ポーランド・ワルシャワの「スターレ・ミアスト(旧市街)」の一角はナチスに粉々に破壊された建物を、同じ石材を使用して復元したという。戦争に負けない強い意志を感じるとともに文化の在り方を考えてしまう。

④都内の写真を撮っていると、最近は高層ビルがニョキニョキと林立して、その間に二階建ての古い木造建築が残っている。久しぶりに渋谷を訪れたがまさにそのような「地域」になりつつあることを実感した。こんなことを繰り返していたら、「文化を育てる」ことなど出来ない。

⑤話が途方もない方向にそれてしまったが、貴重な日本文化を求めて海外からのインバウンドがある一方、その文化が刻々と失われている。住居をせめて3代続けて利用すれば、相当な暮らしの余裕が得られると思う。

2024.1.16. ひな語

①卓球の早田ひなのインタビュー番組で「ひな語」が話題になった。具体的な内容が今少し理解できていないので、私の個人的な理解から・・・。

②若い頃、ゴルフを舞台にした漫画で、「チャー・シュー・メン」というのがあった。「チャー」でバックスウィング、「シュー」でスウィングを開始し、「メン」でヒットする。この一連の言葉の長さ。強さに合わせてプレイする。(例えば、最初の「チャー」を長めにすれば「慎重」な振り始めになる。)

③プロ選手に限らずスポーツは体の動きをいかにコントロールするかが大切、子供の頃は「真似」をすればよいが、世界レベルではそれではすまない。100分にの1秒くらいの調整が必要になってくる。その時、ここを短くとかここを長くでは「雑」。「チャー・シュー・メン」の語調を変化させて、体の動きを言葉の変化で覚える。

④あるスケート選手が大好きな「アイスクリーム」に例えて、微妙な踏切のタイミングを体で覚えているという話を耳にした。「言葉のイントネーションで動きを制御できる」と思った。

⑤「ひな語」はいっぱいあるそうだが、言葉であれば少しは正確に伝えることが出来るだろうから、今後の日本の活躍が期待される。

2024.1.16. 派閥論議

①教師として、40人から50人のクラスを担当すると、なかよしグループができるのは自然で、それすらできないクラスを担当することが最も難しい。グループが出来て、自分たちの意思が表明でき、互いの利害が「交渉」できるようになれば、それが理想的な民主主義の「芽生え」である。

②クラス担任としては、特定グループに肩入れしたり、独断潜航に目をつぶったりすれば信頼関係は地に落ちる。学級崩壊が起こる。これを立て直すことは至難であって、担任交代などという強硬手段が必要になる。

③ときどき、担任の個性が強く、担任自身も生徒が自分の思い通りに行動することが「教育の成果」と勘違いしている場合もある。自分たちだけでは何もできない子供たちが育っていく。「担任」が突然いなくなると、わがままが横行し責任のなすりあいとなる。

④大人になれば、「人望」のあるリーダーの下に人が集まるのは自然であるが、「人望」が「利権」にすり替わり、「利権」が「組織」となった時点で「再編」できるだけの人材がいないために、「烏合の衆」が・・・。カラスも迷惑だろう。

⑤報道する方も、本質を見極めていないから、「うわっつら」の報道しかしない。このような現象の根源は「教育」にあるのだろうと思い、責任を感じている。

2024.1.12. 茨城県境市?

①茨城県境市と記憶したので間違っていたらすみません。

②同市が以前に被った洪水とその支援への感謝から、立ち上げたシステム。

③熊本地震で「実動」。

④ふるさと納税を利用して、返礼品なしの寄付を出来るようにした。その場合、問題なのは受け取り側の「作業量」。現地ではそれどころではないはず。この点が、このシステムを企画した境市の素晴らしいところ。中継業者?を通じて、直接振り込む。現地では「受け取るだけ」。

⑤「寄付」という行為が、ふるさと納税という形でそのハードルを大きく下げたことは注目に値する。そして、受け取る側の負担を極力抑える「配慮」は被災の経験を持つ自治体の被災者でなければわからない「チエ」。

⑥惜しむらくは国がこのようなシステムを開発したのではないこと。民間は銀行や赤十字を通じて寄付を呼び掛けているが、寄付金の行き先も(大丈夫だとは思うが)不安は残る。その点、直接、自治体から自治体への納付先の変更にすぎないことに大きな安心感がある。ただ、民間のふるさと納税の中継サイトの協力を得たというのが・・・国が作ってシステム化していたら・・・・と思う。

⑦もっと広く宣伝すべき、最近のヒット。それにしても、自民党・安倍派ほかは、自分たちの権力構造の存続に必死で「何もしていない」。このことはしっかりと記憶に残しておきたい。

2024.1.10. 「老後」はいつから?

①歌手の八代亜紀さんが亡くなった。彼女が老後について問われたとき、「老後って、いつから?」と問い返したエピソードが紹介されていた。私とほぼ同じ年の人だけに思うことが多い。

②まず思ったのは、「定年退職後」かな?と思った。60才を過ぎても、専門の仕事を続けられる人は「幸せな人」と思う。退職して前線から退いても新しい仕事に携われる人、趣味の世界に没頭できる人、そのための体力・財力・環境がある人も「幸せな人」と思う。

③以前、ドイツがベルギーだったかと思うが駅前のロータリーの内側を借りて、「花壇」を作っている高齢?労働者が紹介されていた。自身はアパート暮らしで庭はない。日本では「無断で***植えた」などと言って記事にはなるが、その後の報道がない。行政の硬直化なのだろうか、***収入の扱いの柔軟性は***なのだが。

④欧米の事を例に出すのも、あまり好きではないが、興味・関心のあることを退職後に専念している話を聞くと、日本もそうなってほしいと思う。政府はインバウンドの拡張を経済効果として期待しているが、老後に夫婦で世界一周できる国民を育てることが本当に必要なことではないか。
ちなみに、私の「切手収集」も欧米では趣味の王様と言われ、老後に研究成果を出版することを目標とされることがあり、私のような収集家には重要な資料となっている。

以下、しばらく考えてから書き足します。

2024.1.10. 震災対応

①当面の対応で大変な時にと思うが、今でないとすぐ忘れてしまうのが人間の性。あえて指摘しておく。

②様々な医療チーム・救援隊が現地で活動している。自衛隊も機動力を生かして強力な支援をしている。しかし、「傍から」見ていると「統率性」がない。内閣官房がその任に当たるのだがその効果は「推して知るべし」の感想はぬぐえない。

③地震や洪水の多い日本でその対策を出来ていないことが問題。災害が起こったとき、どのような「段取りで」支援に当たるか。現在は総理以下関係の省庁があつまり、対策本部を設置して、自衛隊を動かし・・・となっているが、ここまでに半日以上かかっている。第一報が入ると同時に早急な始動が求められる。その調整も最大限無駄の無いようにしたい。

④常設の災害対策本部を作り指揮を任せるべきで、「権限内」ではあるが自衛隊への要請や周辺自治体への救援要請を出来るようにする。そのためには「平時から」救援体制の段取りを研究しておくべきであり、必要な資材・機器の開発も任務としておく。日本中で使われているヘリコプターの動員体制も確保すべきである。

⑤このように書いていると、私がいつも主張しているように「自衛隊」を「国際救助隊」に改編して、災害時の発動計画を立てておくことになる。その中に非常時の防衛対応を並行して準備する。

⑥利点は、「国際」と銘打つことによって海外の災害に対応できるし、若者も応募しやすくなる。機器の開発も民間や軍需産業に頼らず行えるし、海外輸出もできる。

⑦今後、状況を注視しながら機構の構成を考えてみたい。

補記 : イスラムとハマスの戦争も、平時の話し合いが不足していたことの「結果」と思う。「人道」は平時にこそ検討すべき課題である。

2024.1.8. 教員の処遇改善

①政府は、勤務時間・給与の面で処遇化善を検討しているが、見当違い。もちろん、それらは大きな要素を占めるが大きな要因は「教育の自由」にある。

②官僚・警官・消防・医療などと並び教育職は「志望意志」の強い職業である。そのため多少?の勤務条件の悪さは見過ごされてきた。私も都立高校の教員として学校行事に参加して、年間25泊以上の出張があり、最も忙しい時期には朝8時から夜8時までの勤務が10年間以上続いたこともあった。その背景には生徒たちの存在があり、職業としての自負があったように思う。

③しかし、東京の場合、2003年の10.23通達に始まる教育への介入があり、教員の職場での自由度は激減している。信じられないかもしれないが、東京都では10年以上前から「職員会議の採決」は認められていない。賛否を問うこと自体を認めていない。職員会議は校長の業務伝達機関と化している。違憲を言っても、発言は「伺いました」として討議されることはない。

④私自身「処分された」立場の教師であり。最高裁もこの件に関わる判決を変えようとしない。現在第5次裁判が東京地裁で審理中である。

⑤半世紀前には競争率数百倍にも達していた教員採用試験が、現在は2~3倍と聞く。その間に私立高校への授業料補助が進み、教職の不人気とともに公私の差は開く一方である。そのような中で形だけの勤務時間の「改善」や給与の引き上げをしても教員志望が増える訳がない。

⑥教育問題はあまりにも多くの課題を含んでいて、一朝一夕には改善できないが、日本の将来を左右する大きな課題である。

2024.1.3. 90秒ルール

①航空機の避難時間に関する取り決め。整理して、感想ともども。

②新型航空機を開発するとき、乗客全員が90秒以内に脱出できるという条件。エキストラと思いますが各年齢層の乗客を満席にして、「よーいどん」で脱出シューターから全員が外部に出られなければ、設計変更。報道によれば、乗務員は「年1回以上」の訓練に参加していなければ乗務できない!!とのこと。学校などでやる避難訓練とは真剣度が違います。全員の避難を発表するまでの時間もギネスもの。学校で出席簿で確認するまでの時間より速い。学校では教職員の安全確認は・・・。

③今回の事故では、18分かかったという報告です。それでも世界中の関係者が「奇跡」と報道したとか。乗客の落ち着いた行動も称賛したい。電源が落ちることを想定して小型のメガホンが常備されていたことも、さすが。
追記:最後にパイロットが全員避難を確認して自身も避難。

④原因については調査中とのことで、なんとも、ですが、いまのところ・・・らしい。こういう時「調査中なので・・・差し控える」というフレーズが生きてきます。政府の発言がなんとなく保安庁をかばうように聞こえるのは私の耳が・・・。岸田さんが「哀悼の誠を・・・」との発言の直前に言った「お悔みを・・・」との比較が気になって(私の悪いくせ)仕方がない。とにかく乗客の命が守られたことを称えたい。

2024.1.3. 箱根駅伝

①なぜ箱根駅伝は人気があるのだろうか。まず、歴史ある長距離走の競技大会ということ。区間賞という個人タイトルの面もあるが、大学対抗という面が強い。それぞれの選手には出身高校というバックグラウンドがあり、全国民が故郷出身の学生を応援する。シード校の仕組みはあるが、出場校は毎年入れ替わる。天候や個々の選手の体調がドラマを呼ぶ、まだまだあるだろう。

②ヒトは競争することが好きだ。足が速い人が二人いると、どちらが早いか競争してみたくなる。オリンピックの100mなど100分の1秒差を争っている。氷上のスポーツなど1000分の1秒。私など、「みんな速いね」で済ませてしまうのだが・・・。

③オリンピックなど、国と国との競争になる。こうなると人口の多いほうが可能性があり、経済力の強い国が有利になる。自国で代表に選ばれないので他国の国籍を取得して出場したり、自国の選手を強国の指導者に預けたり、特定種目に絞ったり様々な工夫を凝らしている国もある。分野は違うが、北欧のある国で、幼稚園年齢から数学の英才教育を「国を挙げて」することによりフィールズ賞(数学でのノーベル賞にあたる)を獲得した例があるそうだ。ヒトはなにを目指しているのだろう。

④日大がアメフト問題で揺れているが、私立大学が学生集めにスポーツを利用していることも気になる。廃部で人生真っ暗という言葉を聞いて、大学生の「本分」は何だったのだろうかと思う。成果が就職につながるのなら社会はどのような人材を求めているのだろうか。「生産性」の悪さはこんなところが原因しているのではないか。公立大学にはそのような傾向が少ないが、政治が、その面で特性化を推し進めようとしていることが国の弱体化につながらないかと心配している。

⑤正月早々、性格悪いねと反省しているが、70年余も生きていれば変えるのは至難。大騒ぎで始まった2024年、少しでも良い方向に進むことを祈っているのは誰しもである。フェイクニュースを作るなら、夢のあるフェイクを作って欲しい。その夢が正夢になれば、そんな素晴らしいことはない

⑥箱根駅伝は素晴らしい競技会だと思う、健康な若者には取り組む価値があることは言うまでもない。

 

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