そのうちに 2024.9.~

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

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目次(日付順) 目次(テーマ別・順次作成中)

 

2024.9.19. 同じ土俵

①野口健氏が、中国での幼児殺傷事件について「毅然とした態度で」と発言したあと、「仕返し論」について問われて「それはダメ。同じレベルに落ちる。」と発言している。「毅然とした態度」は今の政治家の面々を見ていると、「無理かな?」と思えてしまう。しっかりした政治家を選ぶ努力をしなければならない。それができない人に限って「仕返し」を画策するものだと思う。

②日本には「同じ土俵で」という表現があるが、その違いをしっかり確認しておく必要がある。相撲の世界では、武器を持たない裸の状態で、自分よりも大きな相手に対しても、同じルールの下に正々堂々と戦うことを言う。

③同時に思うのは、国連の存在である。どの国も「同じ土俵で」議論を戦わせることが、「理念」のはずだと思う。常任理事国の持っている「拒否権」は論外だが、経済的な大国が、「そうでない」国々に影響力を発揮して自国の「わがまま」を押し通そうとしている状況をみていると、「国連もまだまだ」発展途上である。

④思案中

2024.9.15. 勝負事

①私が子供の頃、ジャイアンツが9連覇した。ともかく強かった。ジャイアンツが何点差で負けていても、観客は帰らなかった。TVは巨人戦を中継していれば十分であった。そんな中でパリーグに西武ライオンズが登場し、破竹の勢いがあった。大鵬は「負けたことがニュース」になった。

②そんな中、ドラフト制度で「より面白い戦い」が期待できるように、戦力の均等を目指した。TVも「公平」に様々な試合を放送した。すそ野は広まったが、いまひとつ面白くない。

③最近の様子を見ていると、むかしに近づいているように思える。大谷翔平の活躍もあるが、藤井聡太、阿部兄妹、大の里などの「スター」が育っている。サッカーやバスケットなどのチームプレーも日本に止まっていないで海外でスターになる傾向にある。

④今年のオリンピックを見ていて、若年層の活躍が目覚ましいものがあったが、同時に「競技の新しさ」も感じた。新しい競技はルールも採点方法も成長段階にあり、まだまだこれから・・・という面がある。未熟という意味ではなく、競技が洗練されていった時の「美しさ」が楽しみになる。(野球は当初「フォアボールは4ではなく10くらいだったと聞く。1964年のオリンピックでは「ウルトラC」が流行語になったが、現在はG・H・Iまであるそうだ)

⑤パラリンピックの「ボッチャ」など、原点に戻った感があって、発展が楽しみである。

⑥ひところ、競争することを嫌う傾向があって、運動会でも順位を強調しない取り組みがあったが、少し考え直す時代になっているのではないか。「成果を称賛する」ような、人類の新しい進化の形が問われる。力ずくで勝負を決める、戦争のような姿勢から脱却することが重要。

2024.9.12. 自民総裁選

①日本の政治を預かっている自由民主党が、次期総裁を選ぶことが出来ない。これほどの大きな組織になれば、立候補する候補者は自然と限られてくる。覇権争いをするにしてもせいぜい2候補、冷やかし候補を入れても3候補。今回の9候補を見ると、失礼ながら「雨後の竹の子」状態。分裂する力もない政党が政権を握っているのが、今の日本。

②竹の子たちは、「竹」に成長するのだろうか。竹は節の数は生涯変わらないというが、みんなそうなのか、数個の節で地面に頭を出した「竹の子もどき」がほとんど?、そうでないことを祈るしかない。

③さて、選挙というものは立候補者の資質や経過はともかく投票が終われば1人が確定する。ところが、今回の選挙は9者9様で好き勝手な「本音」もしくは「人気取り」を公約にしている。どう考えても党としての統一見解がまとまりそうにない。最大公約数は「憲法改正」くらい。党としてのまとまりを示すためには・・・。

④日本の政治が戦後最大の危機に陥っていると思うのは、私だけだろうか。暴走を食い止めるにはどうしたら良いのだろうか。

追記 : どの候補者も独自性を示したくて、他者との相違点・対立点を強調している。だれが選ばれても、「党内をまとめる」ことが求められているのに、賛否は真っ二つわれるばかり。これでいいのであろうか。おおきな「将来の構想」を示して「協調」を求める候補者がいない。普段の「選挙」と異なる面に誰も気づいていない。立憲民主はそれ以前の問題。

2024.9.11. 党議拘束

①自民党の総裁選挙を見ていて思うのだが、「党議拘束」を考え直す時期ではないかと思う。

②例えば健康保険証の廃止に関しても方向性の合意が成り立っていないことがあからさまになった。憲法改正に至っては根拠がてんでんばらばらで、合意された改憲草案がまとめられている気配がない。

③閣議決定で多くの政策が実行されているが、総理の意向が前面に出て「忖度」以上の「遠慮」で推し進められている傾向がある。法案として国会に出すときも、必ずしも自民党の「総意」ではないにもかかわらず自民党票が決定権を持つ。

④そもそも国会議員は国民の投票によって選ばれているのだから、個人の判断で採決に加わるべきで党派に同調するのは投票した国民を裏切る行為だとおもう。表現は悪いが「タレント議員」や「泡沫候補」が比例代表で当選し、党の判断で国会議員票を投じている。

⑤アメリカなど、2大政党制を敷いていながら逆の立場に賛成票を投じる例が多い。国会議員一人ひとりの判断が求められているし、個人判断する「義務」を果たしているように思う。

⑥まだまだ検討する必要があると思うので、今日はここまで。

2024.9.10. 富士山

①富士山が閉山したニュースを聞いていたら、「どんな山」という素朴な質問があった。「登って楽しい山ではないけれど、山好きなら一度は・・・」と答えておいた。

②本州の山を登っていると、遠くに富士山が見える。「日本一高い山」に見える。貫禄が違う。一方、富士山の頂上に立つと、周辺の山々が眼下に望まれる。
当たり前のことのようだが、二番手三番手の山に登ってもそのような「圧倒的な感覚」は無い。そういう意味で「登ってみる価値」は争えない。

③しかし、五合目の森林限界から先は火山岩・火山灰の急坂であり、遮るものはなにも無い。雨宿りも岩陰で風をしのぐこともできない。そのような登山路で、例えば東京近郊の高尾山の3~4倍の高さを一日で上り下りしなければならない。弾丸登山をしたいなら高尾山を3回、1日で往復してみるくらいの体力と経験が必要。それだけの時間を(平地でも)歩き続けた経験のある人は少ないはず。

④さらに、遮るものが無い急斜面は真夏の日差しの中、特に南斜面の富士宮口からの登山は後ろからの直射を浴びる。陽射しだけでも5時間近く同じ状況が続く。その中、温度変化は30度から10度まで急激に変化する。強風が吹けば体感温度はさらに10度は下がる。雨が伴えば、低体温症になってもおかしくない。山の雨は下から吹き付ける。普通の雨具はまったく役に立たない。

⑤富士山は「登山」のための施設が十分でなく、自然遺産の認定を得られず、「文化遺産」として世界遺産に登録されているように、登山の対象としては不合格なのである。そのことを自覚して取り組むべき山なのである。

⑥ついでに言うと、サンダル履きはともかく、5合目での半袖半ズボンは「最適な服装」と思う。気温や風の状況で、素早く装備を整えることが出来れば、だが。それでも日焼けはこわい。山で日焼けに苦しんだ経験のある人は少ないと思う。

⑦以上、自分の失敗に基づくアドヴァイスで、失敗を重ねながら成長していくものなのだが、「命あってのものだね」です。

2024.9.9. 解雇規約?

①「解雇規約」という言葉が正しいか不明ですが、初めて聞いたので・・・。要するに企業が社員を解雇しやすくしては、という。言った本人が「さもありなん」というお二人だったので、この人が総理になったらと思うと、ぞっとする。

②解雇しやすくすれば、雇用者は人材を得やすくなるし、転職希望者はよりよい職場を選びやすくなる。もっともだと思う人はどれくらいいるだろうか。私などは「才能にあふれた人達」はいいな!!とやっかみ半分の気持ちになる。だれもが幸せになるのが政治家の役割・仕事。だったら、今の仕事が合わず苦労している人や給料が低くて生活に困っている「弱い立場の人たち」の事を考えて欲しい。子供が小さいのに親が解雇されたら、大学進学にお金がかかるのに・・・。

③私は「強者の論理」という言葉を使う。私のような「才能の無い庶民」は解雇されると、路頭に迷いかねない。結婚して子供がいたら、「職にしがみつく」ことになる。転職などもってのほか。私が反対している「10.23通達」の殺し文句は「処分」。生活を考えれば反対など出来ない。

④数十年前、小泉さんが「自分に合った職業を選ぶことができる」ようなことを言って、転職しやすい環境(終身雇用から非正規雇用へ)を作った。実際にいろいろな職業を転々とした人たちが現在40・50代になっている。非正規雇用のため身分が安定しないし、若者と職を争えば負けて安い給料に甘んじなければならない。結婚や子育てどころではない。少子化を言うなら「安心して生活できる」環境こそ必要。

⑤親の七光りで、安定した身分・職業が保障されている人に「職業選択の自由」を言われたくない。就職するだけでも大変、選んでいる場合ではない。

2024.9.9. コメ騒動

①昨今のコメ不足、さまざまな問題を含んでいながら、マスコミの「悪く言えば助長する」報道が顕著なので整理しておきたい。

②まず、流通の問題。店頭や倉庫での在庫が最小限になるような「合理化」が進んでいる。コンビニなどでは24時間ごとに在庫を残さないように配送している。だからこそ「おにぎり」の販売ができる。生鮮食品に限らず、回転の悪い商品は「排除」される傾向にある。「ちょっと余分に買っておこう」ではなく「足りなかったらまた買いに来よう」の生活が通常になっている。それなのに・・・。

③コメに関してのニュースを聞いていると、「年間契約」をしている店のコメは供給されている。問屋?から余剰米を安く・その都度購入している商店の品不足が見られる。少しでも安く販売しようと努力すれば・・・なのだが、当然高値になるリスクが伴う。「年間契約」で安定した価格を求めれば、余剰米を高く購入する時もある。どちらを選ぶかは消費者の責任。

④新米の価格が30~40%値上がりしているという。理由を聞くと、「そうだろうな」と思われる理由が返ってくる。それはそれで仕方ないとも思うが、出荷時点で値上げを発表するのは、あまりにも身勝手。このコメ不足のタイミングにどんぴしゃり当たっている。そもそも新米の「出荷価格??」はJAが決めるという。JAといえば全国組織のように思うが、この値上げに至る経過は把握していたはずだし、把握している「義務」があると思う。生産調整や価格調整の責任があるはず。それは生産者のためにも消費者のためにも「責務」ではないのか。

⑤最後に農水省。備蓄を放出すれば流通価格に影響して、混乱が起こるのは確か。そうならないように調整する必要がある。「備蓄」の考えかたも整理しておく必要がある。言われてから取り掛かり、放出までに2週間もかかるのは、何もしていないに等しい。まったく、役人というものは・・・。

⑥ついでに消費者。状況をとらえる努力をして、強く・賢くなることが求められているようです。振り回されないように。

2024.9.2. 憲法改正

①自民党の総裁選挙で憲法改正が話題に上っている。さすが自民党、転んでもただでは起きぬ、なのでしょうか。

②8月21・23日にも書いたが、選挙の話題に何を取り上げても自民党の「内輪」ではマイナス要素。裏金・派閥・献金・・・何を言っても反発が出る。議員票は下がる一方。石破さんも河野さんも最初は威勢の良いことを言っていたが、徐々にトーンが落ちてきた。

③その点「憲法改正」などは誰がやっても同じ結果になるので、表明している人は多いが「通り一遍」の事しか言っていない。たとえ当選しても、憲法審査会に丸投げするのだろうし、総理が口出しする内容ではない。いや、口出ししてはいけない。

④それなのに、やるぞやるぞと雰囲気だけを盛り上げて、「9条をそのままに自衛隊を明記」とか「非常事態条項」だとかを隠れ蓑に、「天皇を元首とする」「軍隊の保持」など考えている。そもそも原案もしくは草案を提示しないで、発表したらごり押しで通過させる、いつものやり方を考えているのだろう。

⑤私の「そのうちに」でも自民党草案のいい加減さを指摘しているが、先が思いやられる。論点の無い総裁選挙のカモフラージュに使われてはしかたない。

⑥そもそも、こんなことをしていては3分の2どころか、過半数も割るだろう。無責任な野党と連立を組んで3分の2をとるようだと、日本もオシマイ。

2024.8.27. 「色」ってなに

①白内障の手術をしました。現代医学はここまで来たか、というのが率直な感想。これからの人生の考え方を自己修正。

②それはともかく、左右の目で色彩感覚がすこし違うような感じ。安定するまでに1か月ほどかかるというが、すこし、心配。もっとも私の目は「右」がすこし赤みが勝って見える現象があった。撮影に使うフィルターの一番薄い程度の違いで「よく気づいたね」と言われる程度。さらに映像がすこし傾いて見える。したがって右目でファインダーをのぞくと、画面が「傾いて写る」。

③白内障の手術中に気づいたのだが、左右の目で見た映像のうち鮮明な方を脳が選別している。以前、「黒い雲・白い花」(2021.8.11.)で書いたことと関連するが、私たちは「なにを見てなにを感じているのだろう」という想いがしてならない。画家は心で見た景色をカンバスに描いていると思っていたが、もしかしたら「あのように見えている」のではないかと思う。

④振り返って、写真を撮っているわが身に照らせば、今まで撮ってきた映像は「自己満足?」、もしかしたらほかの人はまったく異なる色彩を感じていたのではないか。去年から始めたデジカメは、「機械の目(プログラム)」で情報を処理して、私は「ソフト」を使って自分の感覚に近いものを製作するが、鑑賞する人が同じ「写真」を同じように見えているか、はなはだ、疑問。

⑤自民党の総裁選を見ていると、「なんでこんな人を」と思ってしまう。人間の「見る眼」の多様さにしみじみ驚く。多様性が減少してシンプルになるのには反対だが、こんなにもイロイロだと、話し合いはとても疲れそう。「自己満足」に陥らず、多様性を受け入れたいが、譲れないものもある・・・。

2024.8.23. 勘ぐり

①「下衆の勘ぐり」という言葉がある。自分でもそうだと思うが、書かずにいられない。どうでも良いことが気になって頭から離れない。数学なら大発見に向かうのだが。

②自民党の総裁選挙で候補予定者が10人を越えるという。定員1名。どんな社会でも代表を選ぶとき、候補者は数名に落ち着くものなので、不思議でならない。岸田さんが早々に不出馬宣言をしたのは、閣僚から立候補させたかったからだろうと思い、誰なんだろう?と思ってみているが、10人という人数が不思議だった。

③「ハタッ!」と膝を叩いたのが、下衆の勘ぐり。「石破さん対策?」。石破さんは党員票に強い。党員票が散らばれば、決選投票に生き残れないかもしれない。決選投票になれば、議員票で勝負することができる。

④誰が画策したのか。10人もの候補者に20人ずつ推薦者をまくばらなければならない。その10人が地元の党員票をまとめれば大きな数になる。それが可能なのは、旧派閥〇〇の××さんということになるのでは。

⑤立候補するだけで1億円以上の資金が必要だという。立候補に手を挙げるのは簡単だが、有力者ににらまれることになり、それだけの資金を融通することは難しい。、不思議な話。

2024.8.16. 年甲斐もなく

①兄弟げんかをすると「お兄ちゃんだから」と言って我慢させられる場面がある。「男の子なんだから」「女の子らしく」という場合もある。教師も「教育者のくせに」、年をとると「年甲斐もなく」と言われる。

②社会人になると、なにやかや周囲の「声にならない声」がある。それが文化だと言ってしまえばそうなのだが・・・。
性差による圧力は徐々に薄められてきているが、地位による「上から目線」はなかなか減らない。注意(指摘)することが難しい場合が多いのもそうだが、個人の資質によるものが多い。最近の政治家の不祥事を見ていると、「自省する感覚」の欠如が顕著である。どんな無理難題でも、部下は「従うものだ」「それが当然だ」という発言・行動が目に余る。

③親の七光りで育った「わがまま息子」は当然だが、そうでなくとも、最近そのような人が増えた気がしてならない。原因を考えてみると「社会性のなさ」ではないかと思うようになった。携帯電話の普及とSNSの発達で、「なにも言わない人どうし」の中で育ったのではないか?という気がしてきた。

④教師などは「何かを言う」ことが仕事なのだが、言われることも少なくなった。以前は何か言うと反発された。なんの反発もないと、かえって心配するくらいだったが、最近は何も言わず目を背けるケースが増えているように思う。叱る方も、「言い方、しかり方」が下手になってきているようだ(これは自己反省)。

⑤子供のうちに「言いたい放題言って、喧嘩して、親がとりなす。でも、不服感は残る。」という体験を重ねて「大人」になる。逆に、私もこの歳になると、「誰も何も言ってくれない」ことを感じる。自分で気づくしかないことが多い。

⑥念頭にあるのは、岸田さん、河野さん・・・。詩さんやAMIさんも似たような「人たち」の被害者。
総裁選やその先の総選挙、そのような人を選ばないようにしよう。同時に、私たちも「指示待ち人間」にならないように気をつけよう。
反戦(非戦)などは誰も「言い出さない」から話題にならないし、「反対意見」も言いづらい。勇気をもって話題にしよう。それが大人の責任。

2024.8.7. 原爆忌②

①昨日の「体験から経験へ」が言葉足らずに思えるので、続編。

②この欄で何度も触れたが、戦争は、見ず知らずの一般市民同士が武器を持って「殺し合う」こと。それが為政者の命令で、逆らうことが出来ない状態で行われることだと思う。その時は「国を守る、国民を守る」と思って。

③人間には激しい感情があり、他国から攻撃されれば戦うし、ましてや家族が殺されれば憎しみをもって戦うだろう。それでも時がたって、感情が鎮まれば、他者の命を奪ったことに苦しむだろう。決して褒めてもらいたいとか勲章を自慢するものではないはずだ。戦争体験を語る人はいない。

④平和なうちに、戦争にならないための努力が必要なのである。戦争の準備をする時間ではない。どこの国も「国民を守る」ために「仕方なく」戦争をする。相手の国のせいにする。国民がどんなに悲惨な体験をするかを考えない。

⑤私の関わっている、東京「君が代」裁判は国民を団結させるための雰囲気づくりに反対している。前の戦争で「歌と旗」の果たした役割は大きい。オリンピックのような場では国民の象徴として大きな役割を果たしているが、ウクライナやイスラエルの旗を見ていると複雑な気持ちになる。大陸を侵略した時、この歌と旗の下に殺された人は「多い」。その記憶は原爆よりも大きいかもしれない。

⑥我々にできることは、「新しい戦前」にしないことしかない。

⑦オリンピッゥのメダルと戦争の勲章は似ているが、全くの両極端に位置する。原爆忌とあわせてオリンピックの意義を考えても良いのではないか。

 

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