そのうちに 2024.12.~

最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・

そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・

というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・

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目次(日付順) 目次(テーマ別・順次作成中)

 

2024.12.5. 地球温暖化

①TVなどで地球温暖化について取り上げる機会が増えている。世界各地で起こっている異常気象からの惨事を生々しく伝えている。

②地球に生命体が生れた大きな原因の一つに「水」がある。もちろん、生命に維持には水が不可欠だが論理はその逆で、水があったからこそ生命が生まれた。その理由は「比熱の高さ」にある。

③地球が水に覆われていることにより、気温は一定に保たれる。生物にとっては気温が安定することが生命を維持するために無くてはならない条件である。しかし、その大部分を占める海水の温度が上昇している。

④この欄でたびたび触れてはいるが、人類は気温を上昇させることは出来るが、下げる手立てを持たない。熱エネルギーが宇宙に向かって放出されるのを待つしかない。

⑤20世紀以降、温暖化が緩やかに進行している理由は極地の氷である。氷が解ける時、莫大な熱量を消費して地球を冷やしていた。冬季に雪を貯めることにより温暖化を抑制していた。もし、極地の氷がなくなり地面が露出すれば地表の比熱は水に比べて極端に小さいから、熱量を吸収する方向に働く。

⑥極地の氷の融解は海水面の上昇を招くが、地表が露出した時の気温の上昇は計り知れない。北極の氷は海水上に浮かんでいるので、海水温の上昇はより進行する。

⑦何度でも書くが、人類には地球を冷やす力は無い。そのことを直視すべきである。

2024.12.2. 直系男子

①天皇制の存続のために審議会?が出した案が、(その1)傍系男子を養子として迎える、(その2)女性皇族を結婚後も皇族として残す。

②(その1)今は一般人となっている、旧皇族の男性の子孫(男性)を養子を迎える案。以前、候補の方がインタビューに答えて「難しいでしょうね」と言っていた。ご自身は老齢?で候補者ではない?ので本音なのだろう。「進んで皇室に入るのは・・・」。配偶者がいて子供がいたら???

③(その2)「結婚すれば・・・」と思っている女性皇族は多いと思う。皇族として残ったとき、配偶者の選択が難しい。相手の男性を皇族として認める民意はあるのだろうか。

④根底にある問題は、「基本的人権」であろう。いままで、あまりにも無視してきた。世界中で人権が問題とされていない人がいる国は、先進国では日本だけだろう。「天皇家は特別」とか「日本国の象徴」と言って、思想信条の自由、職業選択の自由など、日本国民なら無条件で保護される自由権がまったくない。一般人がその世界へ入っていったのは・・・だけである。

⑤そのことにこだわっている、少人数?の人たち、その支持を頼みにしている政党。そろそろ、考え直しませんか?

2024.12.2. 同窓会

①先日、教師となって初めての担任クラスの同窓会があった。当時、私は25歳、彼らは16歳。現在、73歳と64歳。5年くらい前に同窓会があったので50年ぶりではないが、それにしても「久しぶり」であった。46人クラスの中、20人が集まった。

②私の高校時代を振り返ると、10人くらいの仲の良い友人が毎年集まるのが精いっぱいで、旧クラスで消息が分かっている人数は数名だろう。なぜか?を考えていると、SNSの役割が顕著であった。LINEで結ばれていて、オーストラリアやアメリカの仲間とも密接な情報交換をしているようだ。

③この会の始まりに「ひとこと」を求められた中、「年賀状終い」に触れた。人と人との触れ合いの大切さと、今でも年賀状の数が増えている自身の「自慢?」のつもりだったが、彼らには別の「武器」があった。スマフォを持たない私が、私のHPをQRコードで宣伝することの不釣り合いと相まって、時代の急激な変化を表していた。

④それにしても、46人のうち40人がLINEを組んで世界を舞台に活動している。女性を含めて多くが現役で働いているのも、「時代」と言えばそれまでだが、頭が下がる思いだった。年齢差9歳の差でこれほど変化したのかと認識を新たにした。

⑤老齢化社会への対策や、青年層の誹謗中傷の問題、SNSを活用した選挙など多くの問題を含みながら時代は急速に変化している。年寄りが昔を懐かしんでいるヒマは無い。頑張ろう。

2024.11.29. 数独の解き方

①ある新聞社が毎日?掲載している「数独」の解き方を解説するセミナーを開いたという。個人的には大きな違和感を感じる。

②そもそもパズルというものは「解き方」を考えるところに醍醐味があるのであって、解き方が判って、その通りにすれば解ける、のでは味わいが無い。サプリメントを飲み込んでいるような(文字通りの)味気無さしかない。サプリメントには料理する楽しみが無い。

③同じようなことをルービックキューブの時に感じた。数学セミナーという雑誌がルービックキューブを分析し、数学的に解法を説明した。その通りやってみたら、出来た。私はそれ以来ルービックキューブを手に取っていない。

④「智慧の輪」をお父さんから教わって、自慢げに友達の前でやって見せるようなもので、それで「できた」と思っている子供は、かえって心配である。タネを知ってしまえば、マジックほどつまらないものは無い。エンターテイメントとしては別だが。

⑤敷衍していうと、センター試験などは出題範囲が決まっているので、問題は予測可能であるし、その解法は誰もが知っているのだから、より多くの問題の解法を身につけ、訓練すれば高得点は間違いなし。だれが有利かは「火を見るより明らか」。ルービックキューブをを0.3秒で解く機械を作ったように、そのような教育をしていれば、人は機械に勝てない。

⑥以前にも書いたが、数独の問題の「作り方」を知りたい。難易度のランク付けの方法を知りたい。そこには、いろいろな問題を解くときのヒントがたくさん詰まっていると思われる。本当は自分で解明したいのだが、認知症準備軍としてはおそらく「理解する」だけで精いっぱい。それもアヤシイ。それよりも時間が無い。

2024.11.19. 二択・分析?

①兵庫県知事の選挙でいろいろな思いがあるのだが、「善悪」という言葉で表現している報道があった。善い悪いの価値観ではなく二者択一の傾向を表現しているので、善悪という言葉は適切ではない。趣旨はAかBかの中間の排除を訴えているのだろうか。

②マスコミとSNSを並べて、「どちらか」という視点で評価している場合が多い。それぞれに良いところも悪いところもあるにもかかわらず、「だから〇〇は・・・」という結論にまとめようとしている。

③全員一致で不信任を決議した県議の数人が「手のひら返し」する状況で、なにを議論して決議したのか聞きたくなる。極め付けは吉村府知事の「リスペクト」発言だろう。対立候補を出した時点で否定しながら、当選したらリスペクト。維新の会の代表に立候補するというが府民は何に耳を傾ければ良いのだろうか。

④SNSの問題点の一つは、短いフレーズで主張を訴えること。長い文章は読んでもらえない状況に適合して白黒をはっきりするような短い表現が目立つ。まあ、マスコミも検討を重ねて番組を構成しているから「確信犯」のきらいはあるが、どちらを選ぶかが利用者を「分断」する。

⑤私のこのコーナーも、一つの画面で話題をまとめるように表現しているが、短くまとめることに四苦八苦している。しかし、SNSの投稿を見ると、わずか十数文字の投稿に誤字(変換ミス)がある。自身の投稿を読み直してもいないようだ。

⑥先日、上高地でフランスから来た老婦人二人組がミシュランガイドの「JAPON]を頼りに歩いていた。細かい文字でびっしり書かれている分厚い本だ。アルピコ交通の「大庭」駅(無人駅)から「北斎」(浮世絵美術館)を見に行くという。彼我の国民性の違いを考えてしまった。ここにも「分断」があった。

2024.11.18. 正しい情報

①兵庫県知事の選挙で、「SNSでいろいろ調べた」という有権者の声があった。

②私自身は、SNSに関与していないが、「不特定多数の人が」「個人的な意見を」「匿名で」述べている場所であるという認識。その中から「多数意見?」で「正しそうな意見」を引き出して、「投票先」をきめたという。

③テレビのワイドショーなど、普段何も考えていないような芸能人が「芸」の一環として「演技」しているのを想うと・・・仕方ないのかなとも思うが。どちらが信頼できるのか。

④ワイドショーなど見ていると、局側が準備した「台本」に沿って進行しているから、番組の責任は局側にある。台本作りには多くの人が関与し、検討されているのだろう。その分、少しは、信用しても良いのだろうか。その程度の信頼しかない。「局を選ぶ」ことも重要になる。

⑤知られていないが、新聞には新聞社の意見を表明する権利・義務がある。テレビ局にはそれが無い。「公平な報道」が義務付けられている。
アメリカのテレビ報道には、「公平」の義務が無いそうだ。トランプ支持の局もある。

⑥我々が信頼できる情報を得るには、食物と一緒で「いろいろな報道・意見」を好き嫌いなく摂取することだろう。その意味で、新聞の衰退が惜しまれる。「社説」が読みたい。

2024.11.11. 教員の給与

⓪現場の声 : 「給料が上がっても、仕事は減らない」

①さすがに「滅私奉公」を称賛するような報道は見られなくなったが、ひところは自宅に合宿所を作って家族同然に面倒をみる監督が称賛されるような状況であった。自己犠牲の教育が教師の鏡のようにもてはやされる風潮は少なくなったが、反対に「サラリーマン先生」という評価は、まだ生きている。定刻に帰れる教師は・・・。

②この欄でもいろいろ書いてきたが、「労働評価」をしてみたらどうだろうか。民間では「あたりまえ」のことなのだが・・・。
授業を週何時間担当するか。授業準備に必要な時間は。小テストの作成・採点。清掃指導は?クラブ指導は週何回で何時間?
(昔、「授業時間と同じ準備時間を」と言った校長がいた。それだけで32時間。40時間から引くと残り8時間。)
このあたりまで積算すると40時間は軽く超えるはず。会議も、職員会議・学年打合せ・分掌業務(学年・教務・生活指導・行事企画・・・)。意外と時間がかかるのは教育委員会からの調査・アンケート。最近は、雨あられと降りかかってくる。

③以前、IT関係の人と話した時、企業では電話を各自1台にするかグループで1台にするかの問題が起こったとき、電話口までの行きかえりの時間を計って、時間給と比較したという。都立高校では、外線は事務室まで行かなければならなかった時代だ。

④サラリーマンもそうだが、必要経費が無い。山岳部の顧問をしていると、仕事の延長ではなくて、趣味の延長で仕事をしている状況。コースの下見など望むべくもない。
そうそう、予算がついても書類を書くだけで何時間もかかる。

⑤必要経費を細かく計算して、予算と人の配置を考えるところから始めなければならない。給与の4%上乗せのような対応で済むはずもない。
新しい仕事(IT)が生れたら、人の増員は必須。そうした学校を知らない。「工夫で」

2024.11.10. 登山道・標識

①富士山の登山道にペンキで「矢印→」や「〇」が「落書き」されているというニュースを見かけました。このことについて少し整理しておきたいと思います。

②日本アルプスなどに行かれた方はよく見かけた光景と思います。登山道の「要所」に白または黄色で「○」が書かれていて、それをたどれば安全に目的地に着ける。登山者にとっては無くてはならない指導票なのです。

③しかしこれの維持管理はとても大変なのです。小さな岩は転がりやすく、大きい岩も向きを変える場合があります。登山道を管理している山小屋の人たちは常に監視し、修正をしています。景観を守るためにも指導票は必要最小限にしておきたいものです。

④むかし、山小屋の人と話していた時、「必要最小限の指導票はあります。道に不安を感じたら周囲を見回してください。必ずありますから」という言葉を聞いて、その責任感と自信と「誇らしさ」を感じたものです。ほとんど人の訪れない山だったのですが、確かに、細心の配慮が感じられる山域でした。

⑤富士山は多くの人が登る山で、登山経験はそれぞれ異なりますから、十分な指導票が必要です。しかし、落石の多い山でもあります。ひと冬越せば様相が変化します。誤った指導票が遭難を誘発することは必定です。もしかすると「落書き」ではなく「親切心」かもしれませんが、現地の方々に任せてあげて下さい。故意だとすると命に係わる犯罪です。

2024.11.4. キャスティングボート②

①結論から言うと、自民と立憲が話し合って国民や他の野党が納得する政治をすること。意地や面子で張り合っていると、必要な政策が先送りされることになりかねない。国民も、与党だ野党だという勢力争いではなく、与野党が「国民全体」のために譲歩しあって必要な政策を満たすという「民主主義」の原則を「大人の行動」で認めあうべきと思う。

②なぜこのようなことを書くかというと、45%の自民と30%の立憲が協力すれば国民の75%の意思が反映される。5%の国民がキャスティングボートを握って、ともすると「わがまま」が通りかねない。その危険性がある。

③玉木さんが103万の壁と言っていて、私自身賛成なのだが、取引材料に使っているようで、手放しでは応援できる状態ではない。

④103万円の壁を突破しても、社会保険料やそれに伴う企業の出費も少なくない。財源の問題も検討されていないようだし、保育園などの問題も拡大してくる。増加分が習い事や教育費に当てられることが予想されるが、授業料無償化にも影響してきそうだ。それよりも、与野党がみんなで協力して新しい制度を検討すべき絶好のチャンスではないか。
追記 : 限度を103から178に拡大することは、労働時間を6割増しすることで、1日4時間半のパートを7時間に拡大することになる。無理!!

⑤自民が国民を取り込んで、立憲の発信力が弱まれば「もとのもくあみ」となるだろう。

⑥まして自民党に根付く「家父長制」などの考えは、改善されない。政治家も最低賃金や税制を根本的に洗い直すことを考えて欲しい。勢力争いをしている場合ではない、と思う。

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