最近、もの忘れが激しく、そのうちに記事にしようと温めていると、なんとなく・・・
そのうちに、まとめて、OPINION のページに入れますが・・・
というわけで、そのうちに、そのうちにと言って、毎日が・・・
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2024.11.29. 数独の解き方
①ある新聞社が毎日?掲載している「数独」の解き方を解説するセミナーを開いたという。個人的には大きな違和感を感じる。
②そもそもパズルというものは「解き方」を考えるところに醍醐味があるのであって、解き方が判って、その通りにすれば解ける、のでは味わいが無い。サプリメントを飲み込んでいるような(文字通りの)味気無さしかない。サプリメントには料理する楽しみが無い。
③同じようなことをルービックキューブの時に感じた。数学セミナーという雑誌がルービックキューブを分析し、数学的に解法を説明した。その通りやってみたら、出来た。私はそれ以来ルービックキューブを手に取っていない。
④「智慧の輪」をお父さんから教わって、自慢げに友達の前でやって見せるようなもので、それで「できた」と思っている子供は、かえって心配である。タネを知ってしまえば、マジックほどつまらないものは無い。エンターテイメントとしては別だが。
⑤敷衍していうと、センター試験などは出題範囲が決まっているので、問題は予測可能であるし、その解法は誰もが知っているのだから、より多くの問題の解法を身につけ、訓練すれば高得点は間違いなし。だれが有利かは「火を見るより明らか」。ルービックキューブをを0.3秒で解く機械を作ったように、そのような教育をしていれば、人は機械に勝てない。
⑥以前にも書いたが、数独の問題の「作り方」を知りたい。難易度のランク付けの方法を知りたい。そこには、いろいろな問題を解くときのヒントがたくさん詰まっていると思われる。本当は自分で解明したいのだが、認知症準備軍としてはおそらく「理解する」だけで精いっぱい。それもアヤシイ。それよりも時間が無い。
2024.11.24. 相生市長
①相生市長がたびたびマスコミに登場する。私には、義憤に駆られたお年寄りが、大声で騒いでいるようにしか見えない。年配の方にしては興奮しすぎで、血圧が心配なぐらいで「みっともないこと」くらいは寛大な気持ちで見ても良いのではないか、と思う。
②パワハラではないか?というSNSの投稿が添えられているが、「?」付の表現が気になる。そもそもパワハラは、権力を持つ者が、部下に(もしくは弱い立場の者に)従うよう圧力をかけることを言う。市長の立場は権力者の範疇に入るのだろうが、呼びかけた相手は兵庫県民。パワハラを感じたのだろうか。ついでに言えば、謝罪した相手は圧力を感じた人にではなく、「不快を感じた人」「不快を感じる人がいたと思う人」だったようだ。
③問題なのは、「?」付の意見がリツイートされるうちに「?」が取れて、パワハラかどうかの二者択一になり旗幟鮮明を求められ、分断を誘ったことである。
④今回の騒動で顕著なのは、知事としての行為が妥当であったか、法的責任・道義的責任はあったのかということであったはずだ。そのことの真偽をさておいて「誤報道」「(意識的な)デマ」が横行して、なにが真実かの検証がなされないまま、ことが進行して支持・不支持の二者択一を迫られたこと。
⑤特にマスコミの信頼が揺らいだことが、国民にとって最大の損失であった。しかし、マスコミも引き下がってばかりでだらしない。謝るべきは謝って、今後の対策に信頼を取り戻すべきだろう。しかし、最大の問題は真実も誤報も、はては「意識的な」デマも混然とSNS上にばらまかれ、真偽の判断がつかぬまま県民の判断が下されたこと。
兵庫県民のこれからの意識改革が必要になるだろう。悪しき前例として。
追記 : 知事会での市長の知事に対する態度を見ていると、「ふつうの、気のいい、おじいちゃん」という気がしてきた。市長に選ばれている理由がわかったような気がするが、これでいいの?とも思った。無責任な感想。
2024.11.19. 二択・分析?
①兵庫県知事の選挙でいろいろな思いがあるのだが、「善悪」という言葉で表現している報道があった。善い悪いの価値観ではなく二者択一の傾向を表現しているので、善悪という言葉は適切ではない。趣旨はAかBかの中間の排除を訴えているのだろうか。
②マスコミとSNSを並べて、「どちらか」という視点で評価している場合が多い。それぞれに良いところも悪いところもあるにもかかわらず、「だから〇〇は・・・」という結論にまとめようとしている。
③全員一致で不信任を決議した県議の数人が「手のひら返し」する状況で、なにを議論して決議したのか聞きたくなる。極め付けは吉村府知事の「リスペクト」発言だろう。対立候補を出した時点で否定しながら、当選したらリスペクト。維新の会の代表に立候補するというが府民は何に耳を傾ければ良いのだろうか。
④SNSの問題点の一つは、短いフレーズで主張を訴えること。長い文章は読んでもらえない状況に適合して白黒をはっきりするような短い表現が目立つ。まあ、マスコミも検討を重ねて番組を構成しているから「確信犯」のきらいはあるが、どちらを選ぶかが利用者を「分断」する。
⑤私のこのコーナーも、一つの画面で話題をまとめるように表現しているが、短くまとめることに四苦八苦している。しかし、SNSの投稿を見ると、わずか十数文字の投稿に誤字(変換ミス)がある。自身の投稿を読み直してもいないようだ。
⑥先日、上高地でフランスから来た老婦人二人組がミシュランガイドの「JAPON]を頼りに歩いていた。細かい文字でびっしり書かれている分厚い本だ。アルピコ交通の「大庭」駅(無人駅)から「北斎」(浮世絵美術館)を見に行くという。彼我の国民性の違いを考えてしまった。ここにも「分断」があった。
2024.11.18. 正しい情報
①兵庫県知事の選挙で、「SNSでいろいろ調べた」という有権者の声があった。
②私自身は、SNSに関与していないが、「不特定多数の人が」「個人的な意見を」「匿名で」述べている場所であるという認識。その中から「多数意見?」で「正しそうな意見」を引き出して、「投票先」をきめたという。
③テレビのワイドショーなど、普段何も考えていないような芸能人が「芸」の一環として「演技」しているのを想うと・・・仕方ないのかなとも思うが。どちらが信頼できるのか。
④ワイドショーなど見ていると、局側が準備した「台本」に沿って進行しているから、番組の責任は局側にある。台本作りには多くの人が関与し、検討されているのだろう。その分、少しは、信用しても良いのだろうか。その程度の信頼しかない。「局を選ぶ」ことも重要になる。
⑤知られていないが、新聞には新聞社の意見を表明する権利・義務がある。テレビ局にはそれが無い。「公平な報道」が義務付けられている。
アメリカのテレビ報道には、「公平」の義務が無いそうだ。トランプ支持の局もある。
⑥我々が信頼できる情報を得るには、食物と一緒で「いろいろな報道・意見」を好き嫌いなく摂取することだろう。その意味で、新聞の衰退が惜しまれる。「社説」が読みたい。
2024.11.18. 103万円の壁
①整理してみました。
②この制度を作った時(資料が無いので空想)、時給600円、1日4時間勤務、年間200日勤務で年収50万円くらい。この時は壁は80万円ぐらいだったようだ。物価の上昇に連動して引き上げていたようだが、デフレに入って、そのまま。この時103万円。
現在、時給1000円・4時間で年収80万円。6時間で1200万円ということ。
③ここ数年最低賃金が上がっても、年収の壁を引き上げていなかった。実際は、引き上げようとしたとき106万円の壁があって、法律変更など「面倒な問題が起こる」こともあり、政治家が「気づかぬふり」をしていたのではないか。
④制度があったのに、政治家が(自民党)怠けていたというのが真相。
⑤是正するだけで良いのだが、社会保険の壁があって根本的な改革が必要になった。大なぎなたを振るわなければならない。そこに自民党のお家事情と国民民主の「鬼の首を取ったような」はしゃぎよう。玉木さんの問題も・・・話をややこしくしている。
⑥大改革を行うには時間がかかる。その場しのぎでは「しのげない」。本質を分析して、根っこから作り直す必要があるが、両政党とも、「小手先」の改訂で済ませようとしている。
⑦私の意見は、「家父長制」に基づく自民党の古すぎる発想を変えるべきだと思うが・・・。石破さんも大変な時に総理になったものだ。「だからなれた」という人もいるが。
2024.11.11. 教員の給与
⓪現場の声 : 「給料が上がっても、仕事は減らない」
①さすがに「滅私奉公」を称賛するような報道は見られなくなったが、ひところは自宅に合宿所を作って家族同然に面倒をみる監督が称賛されるような状況であった。自己犠牲の教育が教師の鏡のようにもてはやされる風潮は少なくなったが、反対に「サラリーマン先生」という評価は、まだ生きている。定刻に帰れる教師は・・・。
②この欄でもいろいろ書いてきたが、「労働評価」をしてみたらどうだろうか。民間では「あたりまえ」のことなのだが・・・。
授業を週何時間担当するか。授業準備に必要な時間は。小テストの作成・採点。清掃指導は?クラブ指導は週何回で何時間?
(昔、「授業時間と同じ準備時間を」と言った校長がいた。それだけで32時間。40時間から引くと残り8時間。)
このあたりまで積算すると40時間は軽く超えるはず。会議も、職員会議・学年打合せ・分掌業務(学年・教務・生活指導・行事企画・・・)。意外と時間がかかるのは教育委員会からの調査・アンケート。最近は、雨あられと降りかかってくる。
③以前、IT関係の人と話した時、企業では電話を各自1台にするかグループで1台にするかの問題が起こったとき、電話口までの行きかえりの時間を計って、時間給と比較したという。都立高校では、外線は事務室まで行かなければならなかった時代だ。
④サラリーマンもそうだが、必要経費が無い。山岳部の顧問をしていると、仕事の延長ではなくて、趣味の延長で仕事をしている状況。コースの下見など望むべくもない。
そうそう、予算がついても書類を書くだけで何時間もかかる。
⑤必要経費を細かく計算して、予算と人の配置を考えるところから始めなければならない。給与の4%上乗せのような対応で済むはずもない。
新しい仕事(IT)が生れたら、人の増員は必須。そうした学校を知らない。「工夫で」
2024.11.10. 登山道・標識
①富士山の登山道にペンキで「矢印→」や「〇」が「落書き」されているというニュースを見かけました。このことについて少し整理しておきたいと思います。
②日本アルプスなどに行かれた方はよく見かけた光景と思います。登山道の「要所」に白または黄色で「○」が書かれていて、それをたどれば安全に目的地に着ける。登山者にとっては無くてはならない指導票なのです。
③しかしこれの維持管理はとても大変なのです。小さな岩は転がりやすく、大きい岩も向きを変える場合があります。登山道を管理している山小屋の人たちは常に監視し、修正をしています。景観を守るためにも指導票は必要最小限にしておきたいものです。
④むかし、山小屋の人と話していた時、「必要最小限の指導票はあります。道に不安を感じたら周囲を見回してください。必ずありますから」という言葉を聞いて、その責任感と自信と「誇らしさ」を感じたものです。ほとんど人の訪れない山だったのですが、確かに、細心の配慮が感じられる山域でした。
⑤富士山は多くの人が登る山で、登山経験はそれぞれ異なりますから、十分な指導票が必要です。しかし、落石の多い山でもあります。ひと冬越せば様相が変化します。誤った指導票が遭難を誘発することは必定です。もしかすると「落書き」ではなく「親切心」かもしれませんが、現地の方々に任せてあげて下さい。故意だとすると命に係わる犯罪です。
2024.11.7. 103万の壁②
①政治の事ばかり書いていると、精神衛生上良くないし、読んでくださっている方々に申し訳ないので、慎もうと思っていますが、我慢できないので。
②103万円の壁が出来た時の状況を想像してみた。
例えば時給800円で1日4時間・週5日、パートで働いたとして、年収は768.000円。その1.5倍、1日6時間働くと115万で103万を超える。正規雇用に近づくから、妥当性もある。
③現在ではどうかというと、時給1000円なら年収は960.000円。103万円に近づく。そこに「壁」が生じた。本来、時給を上げることに合わせて「年収の壁」を引き上げなかったところに問題がある。
追記 : 最初に限度額を決めた時、物価の上昇に合わせて限度額を引き上げていたという。デフレが続いてその必要が亡くなったのだが、近年の「デフレ脱却」に合わせて限度額を引き上げることを忘れていたようだ。
単純に、時給を800円から1000円に上げるなら、年収の壁103万円は103×(1000/800)≒129万円かとも思う。(制定時の壁が妥当だったとして)
追記 : 103万を決めた時と比べて、時給が1.73倍になっているので103×1.73が178万の根拠だという。
④一方、改善案として出された178万円だが、逆算すると時給1000円で1日7.5時間働くことになる。正規雇用に近い労働時間で、ほとんど妥当性が感じられない。
⑤制定時の割合が妥当であったかどうかも含めて、見直しが必要である。国民民主は選挙に際して「耳障りの良い」数値を掲げ、自民は「過半数割れ」の衝撃から、税収の損失などを「根拠のない数値」に対応して算定している。パートの全員が8時間も働くことを期待しているわけではない。
2024.11.5. 103万の壁
①昨日の「追記」を整理してみた。
②時給1,000円で、1日4時間・週5日・月20日働くとして計算してみました。これで年96万。103万まであと7万。労働時間を1時間増やすと、24万アップで120万となり103万円の壁を越える。そこに問題があった。
もし時給が上がれば、年収が増え、働ける時間が減少する!!政府は時給を上げることには熱心だが、結果として働ける時間を削っていた。労働力不足を助長していたことになる。
③話題となっている「壁」は178万。どこから来たのかよくわからなかったが、103万の7割増し。数値としてはインパクトがあるが、実際は1日の労働時間が6~7時間になってしまう。
子育てをしながらパートで働いている人には、少々つらい時間ではないか。子供を2時間多く預けるとしたら、家事の時間が2時間減るとしたら、むしろ正規雇用を目指したくなるのではないか。
④問題を整理すると、パートの希望時間は4時間くらいと思われる。時給が上がったり、1日の勤務時間制限が「働きにくさ」「雇いにくさ」となっていたようだ。それらはすぐにも改善できる要素だと思う。
⑤178万を取り上げて、税金の減収とかその財源とかが話題となり、自民が国民を抱き込む工作をする事態となって、政治が不安定になっている。「家族観」という本質から検討すべきだと思う。
2024.11.4. キャスティングボート②
①結論から言うと、自民と立憲が話し合って国民や他の野党が納得する政治をすること。意地や面子で張り合っていると、必要な政策が先送りされることになりかねない。国民も、与党だ野党だという勢力争いではなく、与野党が「国民全体」のために譲歩しあって必要な政策を満たすという「民主主義」の原則を「大人の行動」で認めあうべきと思う。
②なぜこのようなことを書くかというと、45%の自民と30%の立憲が協力すれば国民の75%の意思が反映される。5%の国民がキャスティングボートを握って、ともすると「わがまま」が通りかねない。その危険性がある。
③玉木さんが103万の壁と言っていて、私自身賛成なのだが、取引材料に使っているようで、手放しでは応援できる状態ではない。
④103万円の壁を突破しても、社会保険料やそれに伴う企業の出費も少なくない。財源の問題も検討されていないようだし、保育園などの問題も拡大してくる。増加分が習い事や教育費に当てられることが予想されるが、授業料無償化にも影響してきそうだ。それよりも、与野党がみんなで協力して新しい制度を検討すべき絶好のチャンスではないか。
追記 : 限度を103から178に拡大することは、労働時間を6割増しすることで、1日4時間半のパートを7時間に拡大することになる。無理!!
⑤自民が国民を取り込んで、立憲の発信力が弱まれば「もとのもくあみ」となるだろう。
⑥まして自民党に根付く「家父長制」などの考えは、改善されない。政治家も最低賃金や税制を根本的に洗い直すことを考えて欲しい。勢力争いをしている場合ではない、と思う。